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嗅覚障害治療にはこれが効く!嗅覚障害におすすめの漢方薬。異嗅症ってどんなもの?

 

嗅覚障害は臭いの分子をうまく受け取れない、受け取れても脳が臭いを判断できない状態などを指します。重症の嗅覚障害で完治が難しいものもありますが、蓄膿症や風邪などが原因の嗅覚障害は正しい治療で改善します。

 

西洋医学の治療の他に、嗅覚障害の治療法として漢方についてを見てみます。

 

漢方でも嗅覚障害の原因はいくつかに分かれる 

西洋医学で嗅覚障害を見ると、嗅細胞・嗅神経・嗅上皮などどの部分がどんな原因で問題を引き起こしているのかで分類が可能です。

 

一方で漢方でも嗅覚障害はいくつかに分類されますが、それは嗅覚障害以外の体質を見なければわかりません。

 

漢方における診察法を通して、自分の体にピッタリの漢方薬を処方してもらうことが出来ます。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 

嗅覚障害を治療するときに処方される漢方のうち、特に多いと言われるのが当帰芍薬散です。

 

当帰芍薬散は、血行を良くすることで貧血症状を改善、ほかにも頭痛やめまいなどによく効く漢方薬と言われています。特に当帰芍薬散が力を発揮するのは、風邪やインフルエンザから回復したときの嗅覚障害です。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう) 

風邪など一時的な原因ではなく、普段から鼻炎などで鼻水が出やすいタイプの方には、荊芥連翹湯が処方されることが多いです。

 

こちらも当帰芍薬散と似ており、血行をよくして鼻付近ののぼせを防いでくれる働きがあります。西洋医学の薬で言うところのステロイド点鼻薬に、雰囲気としては似ているかもしれません。

 

嗅覚障害の治療としては、西洋医学の原因治療とステロイド点鼻薬が一般的ですが、それでも症状が軽快しない場合などは漢方の力を利用することも考えてみてください。

 

お近くの漢方医の元に相談に行くか、西洋医学の医師でも漢方処方をしている医師のいる病院を探してみましょう。 

 

嗅覚障害とは? 嗅覚に関連する症例、異嗅症ってどんなもの? 

耳鼻咽喉科の外来では、嗅覚障害をメインに訴えて受診をする方は、特殊な場合を除き、殆どいません。嗅覚異常は症状を聞いて、初めて明らかになる場合が殆どです。

 

その特殊なケースとしては、交通事故や労働災害などの外傷後の嗅覚異常と、中年の女性に多い風邪をひいた後の嗅覚異常が一般的です。

 

ところで嗅覚障害を来す疾患としては、鼻・副鼻腔炎を代表する呼吸性嗅覚障害ですが、それ以外にも嗅覚に関連する特徴のある症例はいろいろとあります。「異臭症」もそのひとつです。

 

異嗅症とは 

嗅覚の減退や嗅覚の脱失が量的な異常として判断されるのに対して、異臭症は「本来のニオイと違って感じる」とか、「何を嗅いでも同じニオイに感じる」などの嗅覚の質的な以上に対して用いられる症状です。この異臭症には主に2つの症状があります。

 

1. ある特定のニオイに対してそれが本来持っているニオイとは異なって感じる症状 

この場合、ニオイ感覚を引き起こす刺激物質が実際に存在するということが絶対条件です。

実際、患者が感じるニオイの感覚としては複数である場合と単一である場合がありますが、いずれの場合も、その原因は末梢の臭細胞から中枢の嗅覚野までの嗅覚経路のどこかにあることが考えられています。

 

2. ニオイ物質が存在しないにもかかわらずニオイの感覚が起こる症状 

自発性異常嗅覚と言われることもありますが、幻臭、鉤発作など、神経・精神医学的原因が明らかである場合には、異嗅症に含めるべきではないとされています。

この自発性異常臭覚は末梢・中枢いずれの神経障害においても起こりうるものです。

 

3. その他 

その他の特殊な異常嗅覚として、悪臭症と嗅盲というものが存在します。悪臭症は上気道の疾患によって、実際に悪臭を発している状態のことを言います。治療は言うまでもなく、原疾患の治療が第一です。

嗅盲はきわめてまれな症状ですが、ある特定のニオイだけを感じない状態で、先天性のものと考えられています。

 

このように様々な異嗅症がありますが、嗅覚異常にはその他先天性のものや神経変性のものがありますので、異常を感じた場合は問診をしっかり受け、適切な治療を受ける必要があります。 

 

おいしく食べられない…つらい嗅覚障害はステロイドで治療できます!嗅覚障害は薬で改善! 

嗅覚障害になると食べ物のおいしさを感じられなくなったり、料理の時に味を判断しにくくなり困るといった生活への影響も考えられます。

そこで、嗅覚障害をしっかりと治療する方法を見ていきます。

 

ステロイド点鼻薬が一般的 

嗅覚障害の治療法の中でももっとも一般的なのは、ステロイド点鼻薬による治療法です。

嗅覚を司っている嗅神経、そして嗅覚のためには欠かせない嗅細胞の再生を促すための治療法です。

嗅覚障害を持っている人の多くは鼻の粘膜の炎症が見られるのですが、嗅細胞は鼻に炎症があるとなかなか再生してくれません。

そこで鼻の炎症を抑えるために、点鼻薬でステロイドを入れています。

 

ステロイド点鼻薬の注意点 

ステロイド点鼻薬は、入れられるだけ入れればよいというものではありませんので、医師の処方をしっかり守ったうえで使ってください。

1日1-2回の点鼻が一般的な処方です。

また、点鼻薬を鼻の奥までしっかり入れて治療効果を出すためには、懸垂頭位という姿勢が必要です。

これはソファの端などに首を預けて、頭を下の方に垂らす姿勢です。枕を首に当てるのも有効です。

いずれにしても頭の頂点が床を向くように、顎は完全に上がった状態の姿勢で点鼻してください。

 

改善率は7割以上 

嗅覚障害を引き起こしている原因となる病気の治療と、ステロイド点鼻薬による治療を並行すれば、嗅覚障害の改善率は7割以上に上ります。

原因疾患の治療をしているという前提で行けば、嗅覚障害の治療には3-5か月程度かかります。

 

嗅覚障害は薬によってある程度改善します。ただ、治療中に風邪やインフルエンザにかかると再び嗅覚障害になる危険性もあります。

治療中は、特にウィルス性の病気には気をつけてください。

 

ニオイを感じない?副鼻腔炎で起こりうる嗅覚障害 

症状の軽いものも含めると意外に多い「嗅覚障害」の患者さん。原因のなかで最も多いのが副鼻腔炎だといわれています。

 

副鼻腔炎とは 

鼻から喉までの「鼻腔」と自然孔という小さな穴でつながっている骨の中にある「副鼻腔」という空洞で炎症が起きる総称で、蓄膿症という名前でよく耳にするかもしれません。

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があり、どちらも鼻水・鼻づまり・頭が重い感じなどが症状として表れます。

 

嗅覚障害 

嗅覚障害の症状にも種類があります。

 

・ ニオイを全く感じなくなる 

・ ニオイを感じにくくなる 

・ 本来とは違うニオイがする

 

★ 常に変なニオイがする 

★ すべて同じニオイがする

 

などさまざまです。

ちなみに★マークの2つは頭を強く打つなどの外傷を経験したあとに表れることが多く、脳障害によって引き起こされるものがほとんどなので、より詳しい検査が必要となります。 

 

通常、副鼻腔炎が原因とされる嗅覚障害の場合は、鼻水や鼻づまりによって、ニオイを感じる器官までニオイが届かない事で起きるので、副鼻腔や鼻腔内の粘膜や神経の回復に伴って、しばらくすれば自然と治るものが多いようです。

 

しかし炎症が治まった後に発生して、完治までにかなりの時間がかかる嗅覚障害もあります。特に中年女性に多く見られるのですが、鼻の粘膜にあった炎症が回復しにくいからだと推測されています。

 

はっきりしたことはまだ解明されていないのですが、嗅覚は味覚にも通じる感覚の1つです。最も多い原因が副鼻腔炎だというなら軽傷のうちにしっかりと治しておくのが最善策ではないでしょうか。 

 

早期治療が必要~先天性嗅覚障害~   

日常診療では、生まれつきニオイを感じたことがないと訴える患者を時々見かけることがあります。

 

その頻度、遺伝様式、障害部位を含めた病態は未だ不明の点が多く、嗅覚障害が先天的なものであるのか、あるいは物心つく前に受けた外傷によるものなのかの鑑別が困難なのが現実です。

 

その中でも、病態や遺伝形式が明らかになりつつある数少ない症候群として、Kallmann小症候群があります。

 

これは低ゴナドトロピン性生鮮機能低下症と嗅球形成不全による嗅覚障害で、原因遺伝子はX染色体短腕に存在するKAL-1遺伝子だといわれています。

 

遺伝形式は様々ですが、伴性劣性、常染色体劣性、また優性遺伝とまでの報告があります。(要するに遺伝形式はあまり特定されていません。)

 

家庭内発生では遺伝子変異が発見される率が高く、遺伝子解析による確定診断が可能です。

 

本症候群の場合、嗅覚障害も大きな問題ですが、性腺発育不全ならびに、それに伴う不妊症はさらに深刻な問題なようです。

 

嗅覚障害に関しては有効な治療法は見つかっていませんが、不妊症に関しては年齢に応じた計画的な治療が可能なことから、先天性嗅覚障害の存在を理解し、きちんとした検査と治療を受ける必要のある疾患だといえます。

 

生まれつきニオイを感じないということで、それが通常であればさほど不便は感じないかもしれませんが、女性の場合は不妊症を回避するために早期の治療が必要です。心当たりのある方は早めに専門医を受診しましょう。

 

臭いがわからない!嗅覚障害を引き起こす原因って一体何だろう? 

人間の五感の一つが嗅覚で、臭いがなくなる病気が嗅覚障害です。嗅覚障害になると臭いを感じられなくなってしまいます。

 

臭いが届かない鼻の病気 

嗅覚障害の原因のひとつが鼻の病気にかかっているということです。例えばアレルギー性鼻炎や蓄膿症などになっていると、臭いを感知する地点まで、臭いの分子が到達しません。

そのため、普通の食事などの臭いを感じられなくなってしまうのです。

 

頭を打って嗅覚障害に 

一見関係なさそうに見えるものの、実は頭を打ったことによる嗅覚障害も少なくはありません。

鼻で臭いをとらえているのが嗅神経というもので、これはあらゆる脳神経の中でも傷つきやすい部位でもあります。

そのため、頭を打った時に生死にかかわるような神経に異常がないからと放っておいたが、実は嗅神経だけが傷ついていたケースも見られます。

 

加齢も嗅覚障害の原因に 

年を取ってくると体のあらゆる細胞が生まれ変わりにくくなり、臓器も年を取るのでその働きが悪くなります。

視力が落ちる、耳が聞こえにくくなるといったことと同様に、嗅覚も加齢とともに落ちるケースが多いのです。

アメリカの嗅覚味覚療法研究財団のアラン・ハーシュ氏によれば、好きなタイプの香りを3-4種類嗅いで嗅覚障害を予防する方法がおすすめとのことです。

(参考:ウォールストリートジャーナル //jp.wsj.com/news/articles/SB10001424127887323977704578305634029252580)

 

嗅覚障害の原因が副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの病気である場合は、早めに治療して嗅覚を復活させます。

風邪やインフルエンザでも、臭いを感知する部分に影響が出るケースがみられるので、風邪が治っても臭いが戻らなければ病院へ行きましょう。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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