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症状は鼻だけじゃない!蓄膿症でひどい頭痛がするときのおすすめ対処法~鼻うがいを徹底解説~

 

蓄膿症は鼻の奥に炎症と膿が出来る病気ですので、症状は鼻だけと思われがちですが、蓄膿症によって頭痛が起きるケースも少なくはありません。

 

●三叉神経の炎症につながる

鼻と頭は非常に近い場所にあり、鼻の炎症が広がるとまず行く場所として考えるのは口、目、頭などです。

 

実際に蓄膿症の炎症が三叉神経にまで広がるケースもあり、さらにひどいと脳に影響を及ぼして意識障害になることもあります。

 

三叉神経の炎症によって起きる蓄膿症由来の頭痛は、下を向くとひどくなる、眉間を軽くたたいただけで痛いなどの特徴を持っています。

 

●抗生剤の服用を

蓄膿症の治療をすでに開始しているのであれば、頭痛のことを医師に相談して抗生剤を服用するのが良いでしょう。

 

蓄膿症の原因となった菌が三叉神経で炎症を起こしているので、抗生剤によって菌を退治するのです。

 

鎮痛剤は対症療法になりますので、ものによっては鎮痛剤と併用するのもアリです。

 

●温める・冷やすは状況を見て

頭痛となると温める・冷やすの2択が思い起こされるところですが、三叉神経の炎症だけで痛んでいない場合もあります。

 

ズーンと重いような感じがする、普段から肩こりなどもあり、蓄膿症でさらに頭痛がひどくなったなら温めた方が有効です。

 

一方で下を向くとズキズキするような痛みがある、光などの刺激に弱いタイプであれば冷やした方が有効です。

 

どちらにしても最初は長時間温める・冷やすといったことはせずに、短時間やってみて様子を見るのがベストです。

 

 

蓄膿症の頭痛が起きた時には抗生剤などを処方してもらったうえで、短時間温める・冷やすことをして、体の様子を見てください。

その上で適切だと思う方で対処するのがおすすめです。

 

蓄膿症の治療は膿を取り出す!ヤミック療法と排膿洗浄…どうやって治療が行われるの? 

鼻の奥に膿が溜まって臭いを感じたり、鼻が詰まったような症状に悩まされるのが蓄膿症の特徴です。

蓄膿症の治療、そして不快感改善のために利用できるのが膿を取り出す施術です。

 

●ヤミック療法は鼻に直接アタック

ヤミック療法は、カテーテルを使った治療法です。カテーテルは細い管で、心臓病の治療によく使われます。

ヤミック療法に使われるヤミックカテーテルは、管の端に風船が1つずつついている機械だと考えてください。

この2つの風船で鼻の入り口、鼻の一番奥を塞いで中の膿を吸出し、炎症部に薬を流し込みます。

もともとロシアからやってきた治療法でしたが、2005年の薬事法改正によってヤミックカテーテルの輸入が中止され、現在はこの治療は受けられません。

 

●「排膿洗浄」という治療法もあります!

ヤミック療法がなくなったら、完全に蓄膿症の膿は取り出せないのかというと、そんなことはありません。

日本では排膿洗浄という治療法で、蓄膿症によってできた膿を上手に取出しています。

ヤミックカテーテルとはまた違った針を使って膿を吸出し、鼻に入れても問題のない液体で洗浄します。

ヤミック療法と同じように鼻の膿をしっかり取り出せるので、鼻水が詰まる不快感が少なくなるといったメリットがあります。

 

蓄膿症で膿を取り出す方法のうち、現在日本で出来る方法には排膿洗浄、プレッツ置換法を用いた排膿洗浄などがあります。

プレッツ置換法では、空気圧を利用して粘り気の高い膿を取り出すことが出来ます。

蓄膿症がかなり進行していて膿の量が多い、粘り気がひどいといった場合にはプレッツ置換法が適切です。

最初のうちは薬物療法や排膿洗浄療法で蓄膿症を治療しますが、それでも治らない場合には手術療法で治療を行うのが一般的です。

 

蓄膿症手術と知っておきたい後遺症 

蓄膿症の治療方法のひとつが手術です。

最近では出血リスクの少ない内視鏡手術を行う医師が多いようです。

 

●蓄膿症の手術方法

内視鏡とは体の中に入れるカメラのようなものです。これで蓄膿症が出来ている鼻腔内をチェックして、病変を取り除きます。 

以前はあごを削って病変を取っていたのが内視鏡を利用することで負担が少なくなるというメリットがうまれました。

麻酔の方法は基本的には局所麻酔ですが鼻茸が同時に出来ている場合やそのほかの病歴なども鑑みて全身麻酔ということもあります。

なお、内視鏡手術での入院期間は7-9日程度です。

 

●内視鏡手術・上顎洞根本術の後遺症

蓄膿症の内視鏡手術の後遺症には痛み、顔の腫れなどがあります。以前の手術方法に比べると出血量は少なくなったものの、全く出血しないという方はほとんどいません。顔が腫れたり出血したりといった症状が1-3週間程度続く可能性があります。 

一方上顎洞根本術という上あごを削る手術では顎や顔面に違和感が起きる、風が吹くとしびれるなどの後遺症が考えられます。

 

●蓄膿症手術の注意点

現在メジャーな蓄膿症手術として知られている内視鏡手術ですが、鼻の粘膜自体は取り除きません。そのため、鼻の粘膜が残っていることで鼻炎は続く場合が多いですし蓄膿症の再発も考えられます。 

手術して終わりではなく引き続き保存的療法で治療しながら様子を見なければならないということは覚えておいてください。

 

蓄膿症手術には上あごを削るタイプの手術と内視鏡手術があります。

内視鏡手術では出血量はそれほどありませんが、痛みや顔の腫れなどは後遺症として3週間程度出てくる可能性が高いです。

 

蓄膿症に効く!鼻うがいを徹底解説

風邪予防といえばうがいです。外から帰ったら毎日うがいをする習慣があるという方も多いはずです。 

一方で、蓄膿症に効くうがいがあります。

それは鼻うがいです。

 

●鼻うがいのメリットとは

蓄膿症では鼻の中に細菌、ウイルスなどが付着しています。その細菌やウイルスを追い出せるのが鼻うがいです。 

薬のように内部から効くのではなく直に鼻に働きかける鼻うがいは蓄膿症の症状緩和だけではなく予防にも役立ちます。蓄膿症になりやすい人は普段から鼻うがいをするのも効果的です。 

ただし、鼻うがいだけで蓄膿症が治るわけではないので注意してください。

 

●鼻うがいに必要なもの

鼻うがいは普通の水道水で行うわけにはいきません。塩素が入っていることで蓄膿症の症状が悪化する可能性が高いからです。 

必要なものは鼻うがいの薬、もしくは一度沸騰させたぬるま湯と塩で作る生理食塩水のどちらかです。ぬるま湯250ccに対して塩は2g程度が適量です。

鼻うがいの薬液は800-1000円くらいで販売しています。

 

●鼻うがいのやり方

まずは手を洗って清潔にしたあと前かがみになります。そして片方の手に鼻うがいの薬液もしくは生理食塩水を取って、もう片方の手の指で鼻の穴をふさぎます。空いている方の鼻で鼻うがいの薬液か生理食塩水を吸って、吸った鼻から出します。 

慣れてきたら逆の鼻から出すという方も多いです。

そしてそれぞれの鼻の穴で3回くらいずつうがいをしたら終了です。

ポイントは絶対に前かがみで行うこと、鼻うがい終了直後に鼻をかまないことです。

 

鼻うがいは蓄膿症の予防、治療に役立ちます。

薬液や生理食塩水を使って鼻うがいをしますが、くれぐれも前かがみの状態をくずさないように注意してください。

 

 

食べ物で蓄膿症を改善する

蓄膿症は不快感がありますし、腫れがあると見た目にも影響します。

蓄膿症は年間1000万人が発症する病気で、発症率は10-12人に1人くらいです。

この蓄膿症に関する研究で食べ物との関連性が報告されています。

 

●貧困と蓄膿症

戦前から戦中、戦後のわずかな期間には今よりも蓄膿症の患者は多かったと言われています。その背景にあるのは栄養不足です。特にたんぱく質を摂取できなかったことによって鼻中隔の発達が阻害され、蓄膿症を始めとする鼻の病気にかかっていた子供たちが多かったようです。 

ここから言えることは蓄膿症を予防、治療するためには適切な栄養摂取が必要ということです。

 

●蓄膿症のときにこれはNG!

蓄膿症のときにお勧めしない成分は脂肪分です。

魚の脂肪、動物の肉に含まれる脂肪はある程度は仕方ありませんがお菓子など脂肪分の多い嗜好品は控えておいた方が良いです。蓄膿症だけではなく膿を伴う疾患に脂肪はNGとされています。 

 

●蓄膿症のときに摂りたい成分

蓄膿症と関わりがあるのが鼻粘膜です。

もともと鼻粘膜が弱っている方は蓄膿症になりやすいと言われています。そのため鼻粘膜を強める成分を摂取すると蓄膿症にも効果があります。 

たとえば豆や海藻がお勧めです。普段の食事に一品プラスで豆のサラダ、わかめの和え物などを加えてみるとよいでしょう。 

 

蓄膿症は栄養状態と関わりがあるとわかっています。

栄養状態の整っていなかった戦前と栄養状態のよい現在では現代の方が蓄膿症になりにくい環境が整っていると言えます。

蓄膿症の予防には豆や海藻を積極的に摂取し、蓄膿症治療中なら嗜好品の脂肪分は避けましょう。

(Photo by:  http://www.ashinari.com/2012/07/01-364374.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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