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何が違う?うつ病の‘サイン派’と‘パルス波’の電気けいれん療法

 脳に電流を流してうつの症状を改善するという電気けいれん療法(ECT)ですが、使用する電気の波形の違いにより、サイン派治療器とパルス波治療器が存在します。両者はどのような違いがあるのでしょうか。

 

より安全なパルス波

古くから用いられている電気けいれん療法ですが、これは脳に電流を流してけいれんを起こさせることで、うつ病の症状を改善していくというものです。けいれんを起こさせるためのエネルギー量には個人差があります。先に登場したのがサイン波を用いた治療器です。あとから出てきたパルス波治療器ですが、2002年に「サイマトロン」という装置が日本で認可されました。

 

サイン派のものより少ないエネルギー量で、けいれんを発生させることができます。エネルギー量は多ければ多いほど効果的というわけではありません。少なすぎてはけいれんを起こすことができませんが、必要以上にエネルギー量が多すぎると記憶障害が強く出るなど副作用が重くなる場合があるため、パルス派のほうがより安全に実施できると言えるでしょう。

 

高齢者にも安心

電気けいれん療法による副作用である記憶障害は、高齢者によくおこりやすいとされています。認知症などとは異なり、自然に回復して行くものですが、高齢になるほど元に戻るまでに時間がかかることが多くなるようです。こういった点から、パルス派での治療は高齢者向けでもあるとされています。

 

効率よくけいれんを発生させることができるため、より安全とされているパルス派治療ですが、場合によってはエネルギー量が足りずけいれんを起こすことができないことがあるようです。その場合はサイン派治療に切り替えて実施すると効果が出るケースが少なくないようです。

 

うつ病になってしまったかもしれない…うつ病において実施される治療方法とは?

うつ病は、現代社会ではだれがなってもおかしくない病気です。うつ病の治療方法にはさまざまなものがあり、各個人にあった治療方法を各専門家から受けることになります。今回は、うつ病の治療方法についてご紹介します。

 

<うつ病の治療方法>

 

・抗うつ薬

うつ病治療にもっともよく使われる薬です。うつ病のときは、脳からでる内分泌物質が乱れている場合が多く、薬によって脳からでる内分泌物質を整えてうつ症状を軽減させ、日常生活を送りやすくする効果があります。脳からでる内分泌物質を整えるだけのため、薬を飲むだけでうつ病が改善され、全ての問題が解決するわけではありません。

 

・心理療法(セラピーとも呼ぶ)

専門家が、うつ病の方の話を通して行う心の治療法です。専門家と呼ばれる方は通常、精神科医や心理学者です。心理療法にはいくつかのタイプがあり、専門家と患者の話し合いによって、治療方針が決定されます。

 

・入院

ほとんどのうつ病の方は、入院せずに治療を行います。入院しなくてはならない場合は、自殺の恐れがあるときや酒や薬物への依存を断ち切ろうとしている時などです。入院は、自力で回避できないストレス状態から避難するための方法であり、退院後も引き続き抗うつ剤や心理療法を続ける必要がある場合がほとんどです。

 

・民間療法 

民間療法は、医学的な根拠があるものとないものがあります。患者の方に合えば、民間療法でもうつ病を治すことができますが、医療機関における診療と並行して受けることをおすすめします。うつ病の民間療法で代表的なものは「鍼」「バイオフィードバック」「ハーブ療法」「サプリメント」などがあります。 

 

以上が、うつ病の治療方法です。うつ病の方自身にあった、治療方法をきちんと選ぶことが大切です。 

 

抗うつ薬SSRI×○○薬…危険な薬の4つの飲み合わせに注意!場合によっては死に至ることも…

体調を崩していると、いくつかの薬を併用することもありますよね。

 

かかりつけの先生がいて、その先生だけに診てもらっているならばいいのですが、見られる症状によって、診てもらう病院が変わったり、市販薬を自分で買って来たりすることもあるでしょう。

その時に抗うつ薬の飲み合わせについて注意したいことがあります。

 

抗うつ薬SSRIと飲み合わせると危険な4つの薬

SSRIという薬は、うつ病の治療薬としてはもちろんのこと、色々な心の具合に効く薬として使用されます。うつ病が増えていると言われている現代、この薬を使用している人も増えているかもしれません。

 

ここではこのSSRIと飲みあわせると、危険な事態になる可能性のある薬について書いていきます。

 

・SSRIとパーキンソン病の治療薬 

SSRIとパーキンソン病の治療薬のふたつの薬の併用は禁止されています。

 

両方を同時期に摂取してしまうと、作用が相乗効果的に高まってしまい、セロトニン症候群という副作用を起こす恐れがあります。

 

※セロトニン症候群…セロトニン症候群とは、セロトニン中毒とも言われます。脳内の分泌されたセロトニンの量が多くなりすぎ、濃度が高くなることによって引き起こされる症状の総称です。

 

頭痛やめまい、嘔吐といった比較的軽いものから、昏睡や最悪の場合には死亡することもあります。

 

・SSRIと筋弛緩薬

筋弛緩薬のチザニジンは、SSRIと併用してはいけません。併用した場合、チザニジンの血中濃度が大きく上昇し、それによって高度の血圧低下が起こるとされています。

 

・SSRIと安定剤

安定剤のピモジドも、SSRIと併用してはいけません。

二つを併用することによって、重い不整脈が起こる可能性があります。 

 

・SSRIと痛み止め 

オピオイドという痛み止めには、モルヒネの関連物質が含まれており、脳内のセロトニンを増やすとされています。

SSRIの効果もセロトニンを増やすというものですから、効果が増強してしまい、非常に危険です。 

 

飲み合わせというのは、効果が消失することもあれば、増強することもあります。いずれの場合でも、極端な場合には命の危険がありますので、使用している薬が複数になる場合には、必ず医師に伝えるようにしましょう。

 

重度のうつ病治療に有効な「けいれん(無けいれん)ECT治療」とは?

うつ病の治療といえば服薬やカウンセリングが一般的ですが、頭に電気を流すという治療も存在します。それが電気けいれん療法(ECT)、及び無けいれん療法です。「電気ショック療法」とも呼ばれています。名前の印象からはとてもショッキングな治療のようなイメージを受けますが、古くからあり欧米では比較的よく用いられるうつ病の治療方法です。

 

電気けいれん、無けいれん療法とは

頭に電極を取り付け電流を流し、てんかん発作のようなけいれん発作を人工的に起こさせるというものです。脳のうつ病に関わる部分に電気を流し刺激を与えることで症状が改善されるという仕組みです。電気けいれん療法は筋肉なども強く収縮しけいれんを起こさせますが、無けいれんでは麻酔などを使用して他の部位にけいれんを起こさせないという方法です。無けいれんのほうが適用できる患者さんも多く安全なものであるとされています。

 

緊急度の高い時や重度の場合に用いられる

各国で古くから行われているECT治療ですが、精神病患者に対して懲罰的な意味合いで使用されていたという過去があり、患者に不安や恐怖を与えたり、安全性や副作用などの問題もあり日本では一時頻繁に行われることはなくなっていきました。しかしある種のうつ病には効果が高く、即効性も比較的高いため、薬では効果がない場合、起き上がることもできない重度の場合や自殺願望が強く緊急度が高い場合に用いられることがあります。

 

怖い、危険だというイメージもある治療方法ですが、現在では技術の進歩によりはるかに安全性の高いものになっているようです。最近では似たものとして、磁気を頭に流して治療するという「経頭蓋磁気刺激治療(TMS)」というものも使用されています。体への負担が少なくて済むようです。薬に頼らない治療法も登場してきているようですので、その効果と普及に期待したいところですね。

 

まずは読んでみて!不安は「抑える」のではなく「鎮める」もの?

不安や恐怖の対象を失くしてしまうことは容易ではありません。

また、治療を開始してもすぐに不安や恐怖に立ち向かえるようになるわけではありません。

 

これらを「うまくやりすごす」手だてを知るのも、社会不安障害の改善の助けになります。

 

・心を落ち着かせる呼吸法 

腹式呼吸で深い呼吸をすることは酸素の供給を増やしたり自律神経のバランスを整えたりと、様々な効果があります。

ポイントはまず息を吐ききってからスタートすること。

ゆっくりと息を吸って一旦息を止め、さらにゆっくりと息を吐き出します。

 

・身の回りを整理する

周囲がごちゃごちゃとしていると心まで煩雑になりがちです。

また整理整頓に没頭することで良い気分転換になります。

片付けることによって勉強や仕事など次の作業に取り組みやすくなり、自信にもつながります。

 

・ガムを噛む

咀嚼することは脳でセロトニンの分泌を促し、不安や恐怖を軽減させてくれます。

気分もリフレッシュできる他、集中が増すので別のことに没頭して不安な感情をおしやることができます。   

 

これらの方法は薬物治療と認知行動療法と並んで大切な「生活の改善」の1つとも考えられます。

どれも簡単なことですから、まずは不安で頭がいっぱいになったらどれかをやってみるようにしましょう。

 

不安に負けないように日頃から実践していくのも効果的です。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/12/24-374463.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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