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老人性難聴、障害者手帳を持つメリット・デメリット!補聴器の選び方

年を取って耳が遠くなることは誰にでも起こり得る現象です。年齢を重ねれば細胞の動きがそれだけ悪くなるので、難聴にもなりやすいのです。

 

加齢が原因となる難聴を老人性難聴と呼んでいますが、老人性難聴は障害者手帳の交付対象です。

 

●障害者手帳の交付対象基準

老人性難聴も含む難聴での障害者手帳の交付対象基準は、両耳で70デシベル以上です。70デシベルは大声、90デシベルは怒鳴り声レベルと言われています。

 

つまり70デシベルの音が聞き取れない状態では日常的な会話も難しく、生活に不便を感じることも多いため、障害者手帳の交付とされます。片耳が90デシベル以上、もう片方が50デシベル以上も対象です。

 

上記で紹介した障害者手帳の基準は6級で、さらに聞こえが悪いと4級、3級と級数が上がっていきます。なお、日本は難聴での障害者手帳交付基準がやや高く、海外では40デシベル以上で障害者手帳交付基準となる国もあります。

 

●各種割引や補聴器支給

障害者手帳を持つことでのメリットは税金控除、交通費割引などの生活的な面の支援から補聴器支給まで多岐にわたっています。

 

障害を持っていることが原因で暮らしにくい点を改善するために、このような割引制度などが設けられています。等級程度、そして各自治体の制度によって多少の違いはありますが、何らかの金銭的な割引は受けられると考えてください。

 

●車の運転などにデメリットがあります

逆に、障害者手帳を持つことのデメリットには、車の運転などが難しくなることが挙げられます。

 

聴覚障害者は完全に車の運転が制限されることはありませんが、警音器の音が聞こえるかどうかのチェックの他車種の限定、特定後写鏡の設置など条件があります。

 

ローンや就職に関しても不利となりがちですが、老人性難聴の場合はすでに退職している方も多いと思いますので、その点でのデメリットは少なめです。

 

聴覚障害で障害者手帳を交付してもらう時には、福祉課などに問い合わせて申請の旨を伝え、その後医師に診断書を書いてもらいます。印鑑や証明写真など必要書類を診断書と一緒に申請して、審査の結果を1か月半程度待ちます。

 

 

高齢者だから老人性難聴という決め付けはよくない

老人になると、大多数の人が耳が遠くなります。老人性難聴といって一種の老化現象であり、聴力を回復する治療は効果がみこめないことから補聴器での聴力補助が治療の方法です。

 

しかし、老人の耳の聞こえが悪いからといって、必ずしも老人性難聴とは限らない場合があります。

 

耳垢栓塞 

耳垢は本来ほうっておいても、外に耳垢を排出する機能があるのですが、老人の場合排泄力が衰えていたり、過度の耳掃除などで耳垢がたまって耳の穴に栓を形成してしまうことがあります。

この場合、軽度から中程度の難聴を発症する場合があります。片側だけに出来る場合もあれば両側にできる場合もあります。

栓塞ができた場合は自分で無理に取り除こうとせず、耳鼻科で取り除いてもらったほうがいいです。

 

中耳炎または外耳道炎 

なんらかの要因(たとえば耳かきのしすぎなど)によって、外耳に細かい傷がついて、そこから細菌が入り込んで炎症を起こすことがあります。その場合、中耳炎や外耳炎などにかかってしまい難聴や耳鳴りなどを引き起こすことがあります。

 

以上例にあげた症状は、伝音性難聴といって音を伝える部分に損傷があるために難聴になったものなので、治療法があり、回復が可能です。

 

そのほかにも難聴や耳鳴りを引き起こす耳の病気は多くありますので、一概に老化と決めつけずに、聴力などに異常を感じた場合は耳鼻科を受診して診断してもらうことが大事です。

 

 

聞こえにくくなってきたら考えてみよう!老人性難聴での補聴器の選び方

軽度難聴の中でも最も多いのが老人性難聴で、年を取って耳の細胞が弱ってくることや各器官が衰えてくることで発症する難聴です。

老人性難聴では、補聴器を使うことを考える方も多いと思いますが、補聴器の選び方を紹介します。

 

●補聴器を手に入れる目的を考える

補聴器を導入するときに見落とされがち、ですがもっとも重要なポイントは『どうして補聴器を手に入れたいのか』を考えることです。

具体的に言うと以下のような質問に答える形で、自分が補聴器を求める理由・必要な場面がわかります。

 

・補聴器を使いたいと思ったきっかけは何ですか?

・補聴器をつけたらどんなことをしたいですか?

・普段の生活で、補聴器をつけるだろうと思う場面はどんなものですか?

・補聴器をつけていることを周囲に知られてもOKですか?

例えば家族との会話のために補聴器が必要な方と、もっと大きな音のために補聴器が必要な方では選ぶ商品が異なります。

どんなことのために補聴器が欲しいかを告げると、補聴器の販売業者もあなたにぴったりの補聴器を選んでくれます。

 

●試聴は必須

補聴器が数多く出てくるにつれて、ある程度統一された質の良さも手に入るようになりました。

ただ、やはり1つ1つの補聴器と自分の耳との相性はあるので、補聴器をためしにつけて聞こえを確認するのは必須と言えるでしょう。

その場で確認するだけではなく、無料貸し出しで生活に馴染むかどうかを確かめられる販売店もあります。

 

補聴器を選ぶときのポイントは補聴器を手に入れたい目的をはっきりさせ、試聴を絶対にすることです。

特に年をとってくると新しく物事を覚えるのが億劫な方もいますので、そういった方の場合はより操作が簡単な補聴器の方が良いです。

見た目にも耳穴式、耳かけ式、眼鏡一体型など数多くの補聴器があります。

 

 

老人性難聴には骨伝導の補聴器がいい?

老人性難聴の治療は、基本的に回復は困難とされているため、補聴器で聴力を補う方法がとられます。

しかし、老人性難聴は感音性難聴も合わせて発症している場合が多いために補聴器の効果がそれほど得られないこともあります。

 

骨伝導の補聴器は聞こえやすいのか? 

骨伝導の補聴器というものがあります。

普通の補聴器は音を増幅させる方法で音を聞き取りやすくするものなのですが、骨伝導の補聴器は骨に振動を与え、その振動が内耳に伝わることで音が聞こえるようになるという仕組みです。

 

メリット・デメリット

 

骨伝導補聴器のメリットとして、雑音などが増幅されない、音量が大きくなりすぎないなどがあり、音質もわりにクリアであることが多いため、音を増幅させるものより聞き取りやすさが上とうことがあります。

デメリットとしては、サイズが大きいということです。

 

老人性難聴に効果がるのか?

 

老人性難聴は感音性難聴と伝音性難聴が合わさっていることが多く、その割合は個人によっていろいろです。

したがって伝音部分に損傷が大きい人は骨伝導補聴器を使う意味はあるかもしれませんが、感音部分に損傷が大きい人はあまり意味がないかもしれません。

 

 

このように老人性難聴と一言にいっても、どこに損傷があるか、どの程度の難聴なのかなど、個人によって症状はさまざまなので、自分に合う補聴器は耳鼻科に受診して難聴の程度を確認してもらい診断してもらう必要があります。

 

補聴器も、補聴器を販売している会社などで個々人のくせや聞こえる音域などに合わせて数回にわたって調整を行ったりもしています。

 

自分にどのような補聴器が合うのかというのは、専門家の力を借りながら探していく必要があります。

(Photo by: [http://pixabay.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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