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メンタル

情緒不安定性人格障害で不安定になる『アイデンティティ』って何だろう?

 

情緒不安定性人格障害は、感情のコントロールが出来ないことで対人関係が著しく悪くなる特徴を持つ病気です。

常に自分というものの不安定さ、空虚感などに悩まされるので境界性人格障害と同義とする場合もあります。

 

●アイデンティティの欠如

情緒不安定性人格障害、そして境界性人格障害の問題点とされるのはアイデンティティの欠如です。

アイデンティティ(自分とは何か)が欠如しているので、他者に振り回されやすく、同時に他者の反応や判断に勝手に感情的になってしまいます。

自分でも信じられないほどの感情の暴走の背景には、『アイデンティティ』の確立が出来ていないことも関係しているのです。

 

●アイデンティティとは

アイデンティティとは、自分を自分として存在させてくれるものです。

例えば山田太郎の娘、株式会社○○の社員、佐藤花子の友達といったように他者が関係するアイデンティティもあります。

そして、お金を1000万円持っている、身長が160cm、女、日本人などさまざまなアイデンティティがあります。

情緒不安定性人格障害の方の場合は、このアイデンティティのうち『対象恒常性』が一部欠如した状態とも言われています。

 

●人の内面の変化が怖い

人間は相手に対して『大体同じ』という感覚を持っています。

例えば、何の予告もなしに弟が髪の毛を切って服装を変えて家に帰ってきても、これは自分の弟だなと多くの方がわかります。これが『対象恒常性』の感覚です。

情緒不安定性人格障害の場合は、見た目に関しては『大体同じ』を理解できるのですが、中身はそうではありません。

見ていない間に感情が変わったのではないか、と不安になって他者に何度も愛情や感情を確認します。

実際に何度も愛情を確認されると、中には『しつこいなあ』と思う方もいるでしょう。

すると情緒不安定性人格障害の方は悲しみや怒り、嫌われてつらいといった感情を暴発させて自傷行為や自殺未遂に走ることもあります。

 

情緒不安定性人格障害や境界性人格障害ではアイデンティティの欠如が見られると言われますが、主に注目したいのは対象恒常性です。

情緒不安定性人格障害の方が抱える問題は、他人の感情の動きにおける『大体同じ』を信じられないという基礎の上に、さまざまな不安定さがくっついているような状態です。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/12/31-374665.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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