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頻繁に足がつる、しびれる、痛む・・・早目に気付こう!糖尿病性神経障害!足の裏にできても気づかない?糖尿病性潰瘍

何だか近頃足がよくつる、正座のあとのように足がしびれることがある、などの症状が気になる人は糖尿病である可能性もあります。それほど生活に支障がないから、何科に行けばいいかもよくわからないし…などと放置してしまうと、最悪の場合足が壊死してしまうこともあります。

 

◼︎足がつるのは糖尿病性神経障害のはじまりかも

糖尿病の患者さんで足がよくつるという経験がある人は、3〜4割くらい存在するとも言われています。足がつるというのはいくつか原因があるのですが、糖尿病の場合は末梢血管の障害に起因する末梢神経の障害が原因であるようです

 

糖尿病の人の血液には糖が余分にあり、それがたんぱく質と結びついて血管にダメージを与えることがあります。大きな血管だけでなく小さな血管にまで影響が及び、抹消の血管の血流が阻害されます。これにより末梢の神経に必要な栄養を届けることができなくなり、神経の働きに支障が出るようになります。

 

このような状態が糖尿病の合併症の一つである「糖尿病性神経障害」です。足がつるというのは筋肉が過度に収縮し痙攣している状態です。これは末梢神経の働きが乱れているために起こる症状なのです。

 

◼︎酷くなると足先が壊死することも

進行すると神経が壊れ始め、感覚が無くなっていき症状や痛みを感じなくなります。足をぶつけたりして傷ができても痛みがないので気づかず、血流が悪いため傷が治りにくく、傷が拡大したり感染症を起こして酷くなってしまうことがあります。

 

また、足に血流が行かなくなり栄養が届けられなくなってしまうと、足先から細胞が壊死していくこともあります。

 

ここまで酷くなる頃には「足が頻繁につる」以外の糖尿病の症状も出ていると思われますので、きちんと病院へ行き治療を受けていれば最悪の事態も防げることと思います。

 

何でもかんでも病気を疑って病院へ行くのははばかられますが、小さなサインを見逃さないようにすることも大切です。たかが足のつりと思わず、1週間に何度も足がつるようであれば受診することをお勧めします。

 

 

糖尿病性神経障害の症状を知り、合併症に早目に気付こう!

糖尿病の3大合併症の1つとして、糖尿病性神経障害があります。糖尿病性神経障害においてもいくつか種類があるため、種類ごとに書いていきます。

 

 

多発性神経障害

症状はしびれ感、ジンジン感、冷感、感覚の鈍くなる、こむら返り(異常感覚)などがあります。

多発性神経障害は感覚神経、運動神経の障害であり、代謝異常が原因になります。

  

自律神経障害

症状としてはものを食べる時に辛いもの以外でも汗が出る(味覚性発汗)、無汗、起立性低血圧症、胃の筋力が少なくなり消化機能が悪くなる(胃無力感症、別名:胃アトニー)、便秘、下痢、胆嚢無力症、頻尿(膀胱障害)、尿失禁(膀胱障害)、尿が出にくい(膀胱障害)、膀胱に尿はあるのに、尿が出ない(膀胱障害)、勃起機能障害、身体の汗をかく(無自覚性低血糖症)、手が震える(無自覚性低血糖症)などがあります。

代謝異常が原因になります。膀胱障害は腎臓の異常に繋がる場合が多いため、気づいたら早目に対応してください。

 

脳神経障害

症状として遠近がぼやけたり(動眼)、瞳孔散大(動眼)、ものがダブって見える(動眼、滑車、外転神経麻痺)、顔面神経麻痺、聴神経麻痺などがあります。

血管の閉塞が主な原因となります。

 

躯幹・四肢の神経障害 

症状としては手における麻痺 (尺骨神経麻痺)、足における麻痺 (腓骨神経麻痺)、胴体における麻痺(躯幹)などの単発性神経障害があります。

血管の閉塞が主な原因となります。

 

糖尿病性筋萎縮 

糖尿病性筋萎縮は突破的に痛みが発生します。血管の閉塞が主な原因となります。

 

 

糖尿病性神経障害は3大合併症の中でも最も早く起こります。糖尿病性神経障害に気づき、他の合併症を防いでください。糖尿病性神経障害の症状を知り、早目に対応しましょう。

 

 

早期発見したい糖尿病の合併症"神経障害"…糖尿病性神経障害の簡易検査とは?

糖尿病合併症の神経障害は、早めに発見することが必要です。というのも神経障害は、網膜症、腎症と合併症の連鎖を引き起こすためです。

失明や透析につながる網膜症や腎症の発症阻止のためにも、神経障害の早期発見はとても重要なのです。

ここでは、そんな糖尿病の合併症"神経障害の簡易検査方法についてまとめました。

 

 

糖尿病から起こる神経障害

糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、手や足などの細い神経から障害を受けます。

他にも心臓や胃腸の働きをつかさどる自律神経の障害も起こってきます。

高血糖によって血流が悪くなると、神経への栄養供給が十分にいかなくなるのです。

そのため、部分的に神経が死滅してしまって起こるものと考えられています。

 

糖尿病性神経障害の簡易検査

糖尿病によっておこる神経障害の簡易検査は、以下のようなものがあります。

 

必須項目(2つとも該当する必要がある)

1.糖尿病である

2.糖尿病性神経障害以外の原因を否定できる

 

条件項目(2つ以上に該当する必要がある)

1.糖尿病性神経障害に基づくと思われる自覚症状がある

2.内側うちくるぶしの振動覚検査で、低下が確認できる

3.両側アキレス腱反射の検査で、反射の低下あるいは消失が確認できる

 

→1 の自覚症状

・しびれ(足指先と足裏)

・うずくような痛み

・感覚低下

・感覚異常(冷感以外)

これらのうち、2つ以上の症状がある必要があります。ただし、上肢(太ももから膝まで)飲みに症状がある場合は除きます。

 

→2 内くるぶしの振動覚検査

椅子に座り、前方に足を伸ばして、内側のくるぶしに音叉で振動を与えます。

このとき健康であれば振動を10秒以上感知できます。

一方、神経障害を発症している場合、10秒以下、あるいはまったく振動を感じなくなります。

 

→3 アキレス腱の反射検査

椅子の上に、後ろ向きで膝立ちになります。打鍵器を用いてアキレス腱をたたきます。

このとき健康であれば自然と足先が、上方向に動きます。一方神経障害を発症している場合、うまく足先が動きません。

 

ただし欠点もある簡易検査

神経障害の発見は早い方がよいですが、この検査はある程度神経障害が進行した場合でしか発見できません。もし確実に早期に発見するのならば、末梢神経伝導速度検査(皮膚の上から電気を流し、その反応で診断する)や、モノフィラメント(ナイロン製の糸を用いて触覚や圧覚を判断する)などの検査が必要です。

 

 

足の裏にできても気づかない?糖尿病性潰瘍

糖尿病の三大合併症の一つには糖尿病性神経障害があります。神経障害は体の様々なところで起きるのですが、この神経障害による感覚低下、それと血中に糖が大量にあることによって起こる血行不良によって引き起こされる皮膚障害とが、重大な症状を引き起こすことがあります。

 

 

皮膚症状の代表

糖尿病で見られる皮膚症状の代表的なものが糖尿病性潰瘍です。糖尿病患者は糖尿病による抵抗力の低下によってちょっとしたことから炎症を起こしやすく、菌に侵入されやすいです。こうした菌による皮膚の炎症が皮膚の内部まで進むと起こるのが糖尿病性潰瘍で、炎症を起こした箇所から菌が皮膚や皮膚内部の細胞を破壊していき出血、膿などを伴いながら、やがて壊死していきます。糖尿病性潰瘍は足の裏にできることが多く、これは普段の身体活動によって足の裏に(小さくても)傷ができやすいことから、足の裏の発症が多いようで、最初は靴擦れや水虫だと思って間違った処置をしたり、放っておいたりしてしまうことで本格的に潰瘍の症状が見られるようになったり、症状に気づかないで放っておいてしまうことがあるようです。

 

気付かないなんてことがあるのか?

こうした皮膚症状に対して自覚が乏しく、初期で気づきにくいのが特徴のひとつです。どうして気づきにくいのかというと、最初に述べた神経障害に理由があります。神経障害があると皮膚感覚が通常よりも鈍くなり、それによって明らかな症状が皮膚に生じているのにもかかわらず、自覚しにくいのです。つまりそれは目視で確認しないとなかなか気づけないということになります。糖尿病性潰瘍は足の裏にできやすいものです。足の裏は1日のうちで何回見るでしょうか?もしかしたら一度も見ないかもしれません。

 

 

糖尿病を発症している人はこうした特徴を自覚した上で、自分の体の隅々までチェックする必要があります。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-11掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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