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耳のがん「聴器がん」・「中耳がん」の症状と治療~女性に多い胆嚢癌と男性に多い胆管癌~

がんは全身のあらゆる部位にできる可能性があるものですが、「耳のがん」というのは発症例が少ないようです。耳のがんは「聴器がん」と呼ばれ、できる場所は耳介、外耳、中耳にわけて考えられます。

 

首や口など首から上にできるがんを総称して「頭頚部がん」といいますが、頭頚部がんの約1%が聴器がんであるようです。あまり多くないがんですので、治療方法は確立されていないようですが、切除したり放射線治療などが行われるのが一般的です。

 

がん特有の症状もなく、初期のうちはあまり目立った症状も見られないようです。しかし中耳がんでは、中耳炎に似た症状が出るとされています。

 

中耳炎に似た症状がおきる中耳がん

中耳とは、耳の穴の奥にある鼓膜を通過したところにある空間のことです。中耳がんの初期では、耳の痛み、耳だれが出る、耳の聞こえが悪くなる、耳が詰まった感じがするなど、中耳炎に似た症状が現れます。耳鳴りがすることもあります。中耳炎と異なるのは出血がしやすいという点です。進行すると口の開閉が困難になったり、顔面神経麻痺がおきることもあります。

 

どんな治療をするのか

中耳は骨に囲まれているという条件から、放射線治療だけで完治するというのは難しいようです。抗がん剤による化学療法や、外科手術をするなどの治療法をあわせて行います。外耳や耳介のがんに比べ予後は良くないケースが多いようです。

 

中耳炎と勘違いし、そのうち治ると放置してしまうとがんが進行して治療が難しくなります。例えがんではなく中耳炎であったとしても、慢性化したりきちんと治りきらなかったりするとがんへと進展してしまう可能性があります。耳にこのような症状があらわれたら病院へ行き、治るまでしっかり治療を受けましょう。

 

 

異常を放置しないで!「聴器がん」は主に3種類~耳のがんの部位別症状とは?

事例の少ない耳のがんですが、できる場所によっては治療が困難なものもあり、注意したい病気です。初期のうちは症状があまりなかったり中耳炎や外耳炎と勘違いされることもあるようです。

 

聴器がんは3種類 

耳にできるがんは「聴器がん」といいますが、できる場所によって主に3種類にわかれます。

 

1)耳介がん

耳介にできるがんです。耳介とは、外耳の一部で耳の外に出ている部分のこと指します。ここにがんの腫瘍ができることがありますが、見た目でも異変に気付きやすいため発見も早くなり、治療も比較的行いやすいものです。

 

2)外耳がん

外耳とは、耳介と外耳道をあわせた部分を指します。外耳道とは、鼓膜までの通り道、いわゆる「耳の穴」のことです。初期症状として耳の痛みが出ることが多く、かゆみや耳だれがみられることもあります。また、腫瘍が大きくなってくると、耳が塞がった感じがする、音が聞こえにくい、出血があるなどの症状を伴うこともあります。ひどくなると顔面神経麻痺や顎の関節が障害されるようになります。

 

3)中耳がん

中耳とは、鼓膜の奥にある小さな部屋のような場所です。耳だれや耳の痛みなど、中耳炎に似た症状が起きます。出血しやすいというのが特徴です。進展すると顔面神経麻痺や顎の関節が障害されるようになります。内耳へ進展するとめまいや耳鳴り、脳の障害を引き起こすことがあります。耳のがんの中で最も治療が難しいものになります。

 

耳のがんは、特に誘引がなく発症することもありますが、耳の疾患による炎症が慢性化することによりおきやすくなるとされており、耳にできる皮膚がんのようなものが多いようです。中耳炎を放置したり過度な耳掃除などで耳に刺激を与えてしまわないよう注意が必要です。

 

 

女性に多い胆嚢癌と男性に多い胆管癌!胆道癌の症状と治療法

世界的に見て日本は胆道癌による死亡が多い

肝臓で作られた胆汁が十二指腸まで流れていく経路が胆道です。 

胆汁の通り道である胆管と、胆汁を一時蓄える胆嚢に大別されます。 

胆管はさらに肝臓に近い方から上部、中部、下部胆管と呼ばれます。 

胆管の十二指腸への出口の部分をファーター乳頭部といいます。 

胆道にできる胆道癌も、胆嚢癌と胆管癌に分類されます。 

胆管癌のうち最も多いのは上部胆管癌で、次いで下部、中部の順です。

 

日本人の胆道癌による死亡率は世界的に高く、年間1万7000人以上が死亡しています。 

癌による全死亡者数の約5%を占めて六位に位置し、年々増える傾向にあります。 

胆嚢癌は女性が男性の約二倍多く発症しており、死亡率も男性の約1.2倍になっています。

 

一方、胆管癌は男性に多く、死亡率は女性の約1.7倍といわれています。 

胆嚢癌、胆管癌ともに、50歳代以降から増加します。

 

原因

胆石のある高齢者に多く発症します。 

肝臓内の胆管に結石がある場合は約10%、胆嚢に結石がある場合は5~7%に、癌が発生するといわれます。 

これは胆石のない人に比べ、10倍以上の高い頻度です。 

とくに、高齢でコレステロール結石のある人は要注意です。

 

胆道癌はまた、腺腫(良性ポリープ)が癌化して発生することもあります。 

最近、先天的に膵管と胆管の接続部分に合流異常がある人は、胆道癌が発生しやすいことがわかってきました。

 

合流異常の原因は不明ですが、合流異常があると膵液が胆管に入り、胆管の粘膜が侵され、癌になりやすいと考えられています。

 

症状

胆嚢癌

胆嚢癌はある程度進行するまで、ほとんど症状がありません。 

胆嚢癌の50~70%が胆石を合併しているため、胆石や胆嚢炎の症状があらわれることもあります。

 

腹痛、とくにみぞおちから右の肋骨にかけての痛みや、しこり、発熱、体重減少などです。

 

胆管癌

胆管癌は、癌が胆管をふさいで胆汁の流れをさえぎるために、ほとんどの場合、黄疸(閉塞性黄疸)で病気が見つかります。 

白目、手のひら、皮膚、口の中の粘膜も黄色になります。 

また、尿はしょうゆのような濃褐色になり、便は胆汁が十二指腸に排出されなくなるので灰白色となります。

 

閉塞性黄疸は、しばしば発熱や寒気を伴います。 

これは、うっ滞した胆汁に細菌が感染するために起こります。 

腹痛、食欲不振、発熱などが先にみられることもあります。

 

閉塞性黄疸が長引くと、細菌が血液中に入って敗血病となり、ときにはショック状態になることもあります。

 

治療法

完全に治すためには手術が唯一の治療法です。 

必要な手術の大きさは癌の進行度、とくに癌の深さやリンパ節転移の有無によります。 

腹膜播種があるとき、肝動脈や門脈に癌が高度に浸潤している場合は、切除できません。

 

 

原発性中枢神経性リンパ腫ってどんな病気?

この疾患は全身所見がない状態で脳や脊髄、眼球などに発生する悪性リンパ腫です。 

ここ20年の間に免疫が正常な人、免疫力が低下している人のどちらでも発生者数が増大しています。

 

どんな病気?

B細胞やリンパ芽球などから派生した単一のリンパ球が異常な増殖をすることによって引き起こされると考えられていますが、脳にはもともとリンパ系の組織がないにも関わらず、なぜ悪性リンパ腫が発生するのかは分かっていません。

 

発生した腫瘍は浸潤性で通常は原発巣から血液脳関門の構造を保ったまま脳内に進展していきます。

 

脳軟膜に病変があった場合は脳実質付近に限局することもありますが、多くの患者さんでは脳実質内にまで拡散しています。 

まれにですが眼球病変が最初に発生することもあります。

 

症状は?

患者さんの症状は発生する部位によって非常に多様になります。

 

最も一般的な症状は失語症や片側麻痺などの神経障害症状で患者さんの約50%以上にみられます。

 

また、記憶喪失や記憶の混乱などの精神症状や、頭痛や吐き気といった頭蓋内圧亢進症状がみられることもありますが、けいれん発作はほとんど表れることはありません。

 

眼球に病変がある場合は霧視や飛蚊症などの症状が高確率で表れ、脊髄に病変がある場合は首や背中の痛み、ミオパチーなどが表れます。

 

 

爪が黒色になるのは悪性の癌

爪に起こる異常の中で最も危険なのが、爪の下の皮膚が黒くなる症状かもしれません。まるで爪自体が黒くなったかのような異常ですが、実際には爪の下の皮膚が黒くなっており、一見すれば単に爪の下にほくろができたかのように感じられるかもしれません。

 

しかし、爪の下の黒いできものは、進行の早い悪性の癌細胞である可能性があるのです。

 

爪の癌、悪性黒色腫

●爪の下の皮膚にできる悪性腫瘍

厳密に言うと爪にできる癌などではなく、爪の下にある皮膚にできる悪性黒色腫ですが、爪が真っ黒に見えることから、良く爪の癌として扱われます。

 

●進行の早い癌

悪性黒色種は非常に進行の早い癌で、見つかった場合は速やかに患部を拡大切除する必要があります。このとき、もちろん爪も切除することになるでしょう。

 

●見た目ではなく命の問題

爪が真っ黒に染まる悪性黒色腫は、良く見た目の問題だと受け止められ、人によっては治療をしようとしない場合もあります。ですがれっきとした癌であり、しかも進行が早く転移もしやすい危険な悪性腫瘍なのです。

 

悪性黒色腫を早急に治療するためにも、爪の黒い斑点は危険だという知識を記憶しておきましょう。

 

見た目にも目立つ黒い爪は、美容にも深刻な影響を与えるため、最初は美容皮膚科など見た目だけの対処を求めて診断を受ける人も多いでしょう。しかし、悪性黒色腫であった場合は命の危険がある状態であり、即治療が必要です。

 

できることなら、爪が少しでも黒く変色したように感じられたその段階から、悪性黒色腫を疑った方が良いかもしれません。

 

ただし、爪が黒くなったからといって悪性黒色腫であるというわけではなく、健康に害のない原因による爪の些細な異常という可能性もあることも憶えておきましょう。 

 

 

白血病・悪性リンパ腫のケア

白血病や悪性リンパ腫の患者さんには心身ともにケアが必要です。

 

特に注意する点

①術前・術後の補助療法に比べて大量の薬を使うので副作用が強く出ます。

 

②最も重要なのは骨髄抑制の対策で入院時点からの感染予防対策が必要になり、末梢血・骨髄検査データを把握しながら病室環境や感染状況を細かく観察しなければなりません。

 

③抗がん剤の静注のほかに制吐薬の投与、補液などを行うので抗がん剤投与中はずっと点滴をしている患者さんが多いです。

 

そのため患者さんは拘束感を感じがちになってしまうので精神的にリラックスさせることも大事です。

 

精神的なサポート

造血器腫瘍の患者さんは病名を知らないまま緊急・早期に入院することが多いです。

 

入院してから自分の病気について知らされ、精神的に動揺した状態で治療に入ることもあります。

 

病気に対する不安のほかに長期に仕事を休むことへの不安や家族の心配など様々な患者さんの訴えに対して耳を傾けて、精神的な慰安をはかることが重要になります。

 

経済的な不安がある場合はケースワーカーとの橋渡しを行います。

 

体調の良い時は医師と相談して外泊を許可してもらうと患者さんは気分転換ができます。

 

しかし、その場合には人ごみを避けることや手洗いうがいの励行など感染予防に努めなければなりません。

 

 

鎖骨の上から頭蓋底までの臓器に発生!頭頚部がんの種類と治療法

鎖骨の上から頭蓋底までの臓器に発生するがんを頭頸部がんと総称します。

 

耳鼻咽喉科領域のがんが主になり、発生部位は様々ありますが発生率はそれほど高くありません。

 

主な頭頚部がんの種類と発生部位

鼻・副鼻腔:上顎洞がん、鼻腔がん 

咽頭:上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん 

口腔:舌がん、口腔底がん 

喉頭がん:喉頭がん 

その他:甲状腺がん、中耳がん

 

治療の概要

頭頸部は呼吸や発声、咀嚼、嚥下など日常生活における基本的な行為と密接にかかわる部位なので、治療にあたってはそれらを十分考慮する必要があります。

 

手術によってそれらの機能が阻害されたり外貌が著しく変化しないように、できる限り機能や形態を温存することが望まれるので、化学療法や放射線療法が用いられることが多いです。

 

頭頸部がんのほとんどは扁平上皮がんで放射線の感受性が強いので、早期であれば放射線単独でも治癒が望めます。

 

進行性のものは手術療法と放射線療法の組み合わせが基本で化学療法はそれらの術前・術後補助療法として使用されます。

 

喉頭がんの術前化学療法で病巣を縮小させることにより喉頭温存率が高まるという報告もあります。

 

切除不能の進行がんの場合は放射線療法と化学療法を組み合わせる治療法が用いられます。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/08/11-026056.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-25掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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