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解離性同一性障害の演技を見分ける方法ってあるの?上手く付き合うためのコツ!解離性同一性障害の要因・治療法 とは

解離性同一性障害の統計はほとんどありませんが、うつ病や神経症ほどメジャーな病気ではありません。ですので、解離性同一性障害の方が身近にいるという方はそれほど多くはないでしょう。そして、中には解離性同一性障害の演技をする方もいます。

 

●詐病によるメリットがあるから演技をする

解離性同一性障害の演技をする理由は、詐病することによって得られるメリットがあるからです。

 

・解離性同一性障害を理由に、他人をコントロールできる(恋人・友人などを振り回せる)

・治療のために会社や学校に行かなくてよい可能性がある

・『多重人格』というものへの憧れを満たせる(映画や漫画などに触発されるケースもあり)

・ほかの人格のせいにして責任から逃れられる

 

単なる利己心や興味で解離性同一性障害を詐病する可能性もありますが、不安や恐怖から来る詐病の可能性も否定はできません。

 

どちらにしても、一度医師の診断を仰ぐことが大切なポイントです。

 

●別の人に見せるのか、完全に別の人なのか

解離性同一性障害の人格は、それぞれ完全に別の人と言えます。多くがほかの人格の記憶は持っていないですし、ところどころに記憶の穴はあっても、それぞれの人格が自分らしさを持っています。

 

この点が詐病との大きな違いで、別人格なら完全に好みや字体、目つき、力が異なりますが詐病だと本人の限界範囲の域を出ません。

 

ですので解離性同一性障害のリアルな演技をしようとすると、1人1人のプロフィールからクセまで、すべてを頭に入れなければならないのです。

 

解離性同一性障害か否かの判断は医師にも難しく、精神医学的な専門教育を受けていない場合には判断しかねます。

 

ただし、普通に見ていて明らかなほころびがあったり(別の人格が出ているはずなのにキャラクターを踏襲できていないなど)する場合は、詐病を疑った方がよいです。

 

 

多重人格の人とはどう付き合うべき?解離性同一性障害患者と上手く付き合うためのコツ

解離性同一性障害とはいわゆる『多重人格』と呼ばれる病気です。

映画やドラマ、小説の中で一度は多重人格のキャラクターを見たことがある方も多いかもしれません。

つらい記憶によってほかの人格を作り出す解離性同一性障害の方が身近にいる場合、どのように対応するのがベストか見ていきます。

 

●人格によって対応をあまり変えない

解離性同一性障害では凶暴な人格、穏やかで大人の人格、子どもっぽい人格など人格ごとに別人と思えるくらいのキャラクターの違いがあります。

ですが元々はすべて患者本人ですので、あまりにも対応を変えてしまうのは間違っていると言えます。

人格の中にはほかの人格の情報をキャッチして、統合するタイプの存在もいます。

そこでそれぞれの人格への対応が違うとなると、信頼できない人と判を押される可能性もあります。

人格に合わせて自分を変えるのではなく、あくまでも自分は自分、というスタンスで相手を理解するように努めましょう。

 

●トラウマがわかっている場合はトラウマを避ける

性的虐待、暴力などもしも解離性同一性障害のトラウマがわかっている場合には、トラウマに似たような状況を避けます。

例えば、暴力を受けて育った方の場合は、頭の上に手があるだけでも殴られると怯えて別人格が出て来たりもします。

また、性的虐待を受けていた方は、触られることや部屋のドアが閉まっている状態(密室を思わせる状態)に弱いです。

暴力シーンや性的虐待、激しい性行為の描写がある映画鑑賞などは、トラウマがわからない状態でも避けておいた方がよいです。

 

解離性同一性障害の方と付き合うには、人格がいつ交代するかわからないという覚悟を持ったうえでの付き合いが必要です。

フラッシュバックやパニックのときには、患者と自分の身の安全を守ることを第一に考えてください。

 

 

解離性同一性障害の要因とは…幼少期の心のキズが原因

本来一つの肉体の中には一つの人格しかありません。しかしこの人格のようなものが一つの肉体の中に複数生じるのが多重人格と言う疾患です。

多重人格と言うのは昔の呼び方で、今は解離性同一性障害と呼びます。

 

解離性同一性障害は2つ以上の同一性が一人の人物の中に交替して現れる疾患です。

 

原因となるもの

解離性同一性障害はひとつの要因によって生じるのではなく、いくつかの要因の相互作用によって引き起こされるものとされています。

その要因には以下のようなものが考えられます。

・極度のストレス

・精神の発達異常

・小児期の保護や養育不足

・小児期の虐待やいじめ

 

特に小児期の性的虐待

解離性同一性障害は小児期の虐待やいじめとの因果関係がとても強く、統計的な研究からも児童虐待と有意に関係しています。特に原因として最も大きいとされているのが幼少期の両親や、兄弟姉妹、近親者からの性的虐待です。

この性的虐待というのは性行為だけでなく性器接触、口腔敵性行為、肛門的性行為、浣腸などがあります。

 

こんな虐待も…

性的虐待は心に影響する部分が確かに多いですが、それに限らず殴ったり蹴ったり、刃物で傷つけたり熱湯をかけたりするような身体的な虐待も発症の要因になります。

特に身体的虐待の中でも暗い部屋に閉じ込めて監禁したり、しばりつけて身動きがとれなくして放置すると言った虐待が多いと指摘されています。ほかにも存在を否定するような精神的な虐待も発症の要因になることがあります。

 

こうした継続的なストレスから自分の心を安定させ、守るために複数の人格を創造し、それが異なる役割を担い、役割を分担することで心の安定をはかるのだとされています。そのため解離性同一性障害は自分を守るための防御反応の結果と考えられています。

 

 

解離性障害の治療法 時間をかけて症状を見守ることが大切です

解離性障害は精神疾患の一つですが、端的に言えば、自分が自分であるという感覚が消失していく状態をいいます。

この解離性障害は具体的にはどのような症状が出るのか、また、治療方法にはどのようなものがあるのか基本的な点をここで踏まえていきましょう。

 

解離性障害の一般的な症状

世界保健機構では解離性障害の症状として以下のような点があります。

解離性健忘  :心的なストレスが原因で出来事の記憶をなくしてしまう

カタレプシー :体が硬直し動かすことができなくなること

解離性昏迷  :体を動かすことや言葉を交わすことが難しくなること

解離性てんかん:昏睡状態になったり、感覚が失われたりする

 

他に解離性障害の症状で注目されるのが、多重人格障害です。これは、患者が複数の人格を有して、それぞれの人格が代わる代わる現れます。

別の人格が出ているときの記憶がない場合も多く、そのため生活上の支障をきたしてしまいます。

 

解離性障害の治療法とは

解離性障害の治療をするうえで基本となるのは、環境の整備であるといえます。

どういうことかといえば、まず患者が安心して治療を受けることができる環境を整えることと、患者が信頼して治療をお願いできるお医者さんとの信頼関係、そして、家族や周囲の人の患者に対する温かい理解です。

 

解離性障害の症状のほとんどは上記の環境にあれば時間が経過することで自然と解消する場合が多いので、ある程度時間をかけて患者の症状を見守っていくこととなります。

 

解離性障害は様々な形で症状が現れ、治療法も即効性のあるものはなく、薬物療法は適していないとされています。

そのため、患者のために良好な環境を整備し、長い目で回復を目指していくことが重要です。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-26掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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