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メンタル

あえて恐怖を感じる!閉所恐怖症治療の逆説志向療法とは?

 

閉所恐怖症の有名人と言えば歌手のGACKTさん、女優の水野美紀さん、そしてスヌーピーも犬ではありますが閉所恐怖症です。

 

狭いところが怖い閉所恐怖症を改善するための方法のひとつが、逆説志向療法です。

 

収容所を生き延びた精神科医が提唱

逆説志向療法を提唱したのは、『夜と霧』でもよく知られるヴィクトール・フランクルです。

彼は第二次世界大戦中にナチスによって強制収容所に収容され、その体験を元に『夜と霧』を書き上げました。

 

もともと精神病院で精神科医として働いていただけではなく、脳外科医としても評価が高い人物です。

 

不安を当たり前と感じる

フランクルが提唱した逆説志向療法では、『狭いところで不安なのは当然、しょうがない』という考えを持つことが重要です。

 

フランクルが実際に行った実験は不眠症患者に対するもので、眠れないことに対して悩んでいる患者にあえて起こしておく(=逆説的な方法)を採用したところ、眠れるようになったとの結果があります。

 

あがり症にしても閉所恐怖症にしても『恐怖なままでいよう、恐怖で当然』と思っていると、自然と恐怖感が治まってくることがあるというのが、逆説志向療法で結果を出せる秘密です。

 

閉所恐怖症以外にも高所恐怖症や先端恐怖症など、恐怖症全般の治療に逆説志向療法は用いることが可能です。

あえて恐怖の中に入り込んだ状態、恐怖を認知するという意味で、逆説志向療法は曝露療法的な側面もあります。

 

軽度の閉所恐怖症であれば、逆説志向療法や曝露療法を積極的に試していくことで感知する可能性も高いです。

生活に大きな影響がある場合は、これらの治療法についても専門家の指導を受けながら行った方がよいでしょう。

 

パニック障害を併発しているときには、精神療法にプラスする形で治療薬の服薬という選択肢もあります。

 

狭い場所での検査は無理…?閉所恐怖症でも受けられるMRI検査があるんです!

閉所恐怖症の人が恐れるものには押入れの中、エレベーターなどのほかに、MRIもあります。

 

MRIは命に係わる病気の発見に使うことも出来るので有用な機械と言えますが、閉所恐怖症だとMRIに入れなくて、病気を見逃す可能性も否定できません。

 

閉所恐怖症でMRI検査が怖い

MRIの機器は一般的にはドーム状になっており、診察台のようなものに仰向けに寝て、そのまま診察台が動いてドームの中に入ります。

このときに閉所恐怖症の方は圧迫感を感じて恐怖心にさいなまれ、パニック障害的な閉所恐怖症では、パニック発作を引き起こします。

 

一度MRIを受けてひどい恐怖を感じたので、次から体の調子が悪くても病院に行きたがらず、命に係わる病気の兆候を見逃すことが一番の危険です。

 

オープンMRI

MRIといえばトンネルのようなタイプが一般的ですが、実はオープンMRIというものも存在します。

トンネルタイプと同じように診察台に寝るのですが、オープンタイプではトンネル状の機械に入っていくわけではありません。

 

MRIを撮る場合に頭を出せることもあり(検査内容による)、開放感があることから閉所恐怖症の方には向いています。

病気が心配だけど、閉所恐怖症でMRIが怖いから病院に行けないと思う方はオープンMRIのある施設を選びましょう。事前に問い合わせてみてください。

 

また、オープンMRIは付き添いがOKというメリットもあり、小さなお子さんの検査の際に使われることが多いです。

 

閉所恐怖症でMRI検査が怖いとき、出来ればオープンMRIのある施設で検査を受けるのが良いです。

通院の手間や地域柄それが難しい場合は、自分なりに効くと思えるお守りを持っていったり歌を小声で歌ったりして恐怖を緩和する方法も存在します。

 

閉所が怖い閉所恐怖症…認知行動療法が最も大事!閉所恐怖症の治療

人の機能として恐怖というのはとても大切です。恐怖を感じなければ人は危険を回避できませんし、自分の命の危機に直面することになります。

 

しかし、恐怖を抱かなくても良いものに過剰に恐怖を抱くようになると、程度によっては生活に支障が出ることがあります。

 

閉所が怖い閉所恐怖症

狭いところは多少危険を感じる要素があるかもしれませんが、エレベーターや車の中に過度に恐怖を感じる必要はありません。

閉所恐怖症はこうした閉じられた空間に恐怖を感じ、症状が出るものです。

 

閉所恐怖症の治療

認知行動療法

閉所恐怖症の治療のひとつに認知行動療法があります。認知行動療法では、自分が恐怖を感じていることに対してはっきりと認識し、怖いということをピンポイントに感じる必要があります。

 

これを暴露療法と言いますが、暴露と言う乱暴な名前よりもずっと繊細に恐怖に向き合うことになります。

 

薬物療法

閉所恐怖症の治療のもう一つが薬物療法です。ただし薬物療法による治療は一時的に症状を抑えると言う点で非常に有効な治療法ですが、これだけで閉所恐怖症が根本的に治癒できるわけではありません。

 

もし認知行動療法を怠って薬物療法だけで治そうとしてしまった場合は、継続的に薬物治療を続けることになります。

そうすると薬剤ですので、副作用の可能性があり、あまり体に良いとは言えません。

 

根本的な治療には何が良いの?

根本的に閉所恐怖症を治すには認知行動療法を重要視することが大切です。

これは医師のやり方や、医師と患者の関係によって効果が大きく変わりますので、治療を受ける場所など慎重に選択する必要があります。

 

治療の前には閉所恐怖症と正しく診断をもらうことが大切です。

もしかしたら閉所恐怖症と思っているものが、他の恐怖症かもしれませんし、パニック障害かもしれませんから、自分で思い込まず正しく診断をしてもらいましょう。 

 

閉所恐怖症ってどんな症状が起こるの?症状から治療法までご紹介

誰にでも怖いものはありますが、特定のものに対して異常な恐怖を感じることがあります。恐怖症閉所恐怖症もそのひとつです。この閉所恐怖症は具体的にどんな時に恐怖を感じるのでしょう?また症状や原因などについてもご紹介します。

 

閉所恐怖症って?

狭い場所に閉じ込められれば、恐怖を感じるのは誰でもあることで、それ自体は自然なことです。しかし閉所恐怖症の場合、閉じ込められていると感じる状況に対して、異常に恐怖を感じてしまいます。その結果、生活する中で支障が出るような症状がある場合に、閉所恐怖症と判断されます。

 

恐怖を感じる場所

閉所恐怖症の場合、恐怖の対象になるのはどんな場所があるのでしょうか?次に具体的に恐怖を感じる場所をご紹介します。

 

・エレベーター

・電車、バス

・飛行機

・映画館

・狭い部屋

 

これらのように実際に閉じ込められる空間に対して恐怖心を抱くのはもちろんです。そしてそれだけでなく、次のような完全に閉鎖されていない空間に対しても、恐怖心を抱くことがあります。

 

・MRI検査

・カプセルホテル

・狭い店の奥の席

・歯医者さんの処置台

・人混み

・海の中

・フルフェイスのヘルメット

 

自分が閉じ込められていたり、逃げ出せないと感じる時に閉所恐怖症が発症することが多いようです。ただし、恐怖を抱く場所はそれぞれ異なり、その程度には個人差があります。恐怖症になると、怖いという思いだけでは終わらず、それらの場所に行けない状態になってしまいます。日常生活のなかで電車やバスに乗れなければ、生活に支障をきたしてしまいます。

 

こんな発作が起こる。気になる症状

具体的に紹介したような場所に行ったとき、どんな症状が体に起こるのでしょうか?恐怖を感じたその時に起こる症状を発作と言いますが、その発作について具体的にご紹介します。

 

・動悸

・過呼吸

・冷や汗

・吐き気

・めまい

 

これらの発作は互いに作用しあいながら起こり、連鎖的に症状が出ることもあります。

 

パニック障害との違い

閉所恐怖症と同じような症状が出るものにパニック障害があります。パニック障害も閉所で起こりやすいという特徴があり、特にすぐに逃げ出すことのできない人が集まる場所などを指すことがあります。 

 

このパニック障害と閉所恐怖症の違いとしては、閉所恐怖症は「閉所」に対してパニック障害は「パニック発作が起こったらどうしよう」という思いに対して恐怖心を抱いていることに違いがあります。

 

治療・克服の方法

日常生活に不便を感じながらも、閉所恐怖症を治療していない人は多くいると言われます。では実際に閉所恐怖症の場合、どのように治療をし、克服していくのでしょうか?

 

閉所の認知を修正する(心理面)

閉所に対する異常な恐怖は、ある意味思い込みによってできているものです。この間違ってできた思い込みを、カウンセリングなどで治していきます。カウンセリングでは次のようなことに重点を置いて行われます。

 

・怖いと思った気持ちを誰かに共感してもらう

・怖いと思ったのはその時だけで、今はもう違うと納得していく

 

このようにして自分の考えを修正していきます。

 

暴露療法

認知の修正と共に、実際の体験を伴って閉所に対する意識を変えていくのが暴露療法です。平たく言えば体に慣れさせていくということで、段階的に恐怖を感じる場所に身を置いて、慣れていく練習をしていきます。これは個人で行うのは非常に危険で、場合によっては恐怖心を大きくしてしまうこともあります。そのため必ず専門の医師の指導の下行うようにしましょう。 

 

薬物療法

パニック障害では治療の際の薬物療法は比較的よく効きます。しかし閉所恐怖症の場合は薬だけでの治療は不十分になることが多く、メインとなるのは先に紹介した治療になります。ただ、暴露療法などを行う際に出る発作に対して服用したりして、治療を補助的に支えることは効果的です。また安心材料として薬をポケットに入れていくという方法もあります。

 

あきらめないで!治療できる閉所恐怖症

閉所恐怖症を克服することは可能です。克服ができればそれまでできなかった乗り物に乗ることもできますし、いけなかった場所に入ることもできます。ちょっとの不便かもしれませんが、それができるようになるだけで、人生の楽しみが増えますよ。もし閉所恐怖症かもしれないと思っているなら、一度治療を検討してみるのもいいかもしれません。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2010/12/17/11/47/gorge-3777_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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