カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. 不安・恐怖 >
  4. 恐怖は治まる!高所恐怖症の治療の考え方の基本。克服方法 「怖い」と思うことが治療になる!

メンタル

恐怖は治まる!高所恐怖症の治療の考え方の基本。克服方法 「怖い」と思うことが治療になる!

 

高所恐怖症に悩んでいる方を見たことがある、身近な知り合いが高所恐怖症という方は少なくはないでしょう。

恐怖症の中でも、高所恐怖症はどちらかといえばメジャーな存在です。

高所恐怖症の治療を行う際の考え方の基本をここでは見ていきます。

 

●恐怖感を薄れさせる治療法

絶えず命の危機にさらされるわけでなければ、恐怖感というものはピークを迎えたら落ちていきます。

山形のグラフを描くと考えるとわかりやすく、恐怖感はどこまでも上がっていくわけではないことを覚えておいてください。

高所恐怖症の治療では恐怖感を薄れさせるために、ピークを超えても恐怖の対象と向き合う治療法が一般的です。

考え方としては、恐怖をあえて感じることで恐怖が薄れることも感じられるようにする治療法といえます。

 

●恐怖の度合いを記録する

実際に高所恐怖症の治療で行われるのが、恐怖の度合いを記録していく作業です。

自分が苦手とする高所に行って、恐怖の度合いを数値にします。例えば、全然怖くない状態を0、絶対に無理と思えるくらいを10とします。

そして、そのまま高所に居続けて恐怖の度合いの変化を記録していきます。最初は8や9だった恐怖の度合いが、時間とともに5や6に下がっていきます。

こうして、実際に恐怖の度合いは減ってきているということを確認するのです。

これを何度も繰り返すことで脳内の高所に対する恐怖感のとらえ方が変わり、高所恐怖症が治ってきます。

 

高所恐怖症を始めとした恐怖症の治療では、自分の恐怖を客観視する治療法が一般的です。恐怖が治まってくることを知って、自分の恐怖と向き合うのです。

ただ、どうしてもつらい場合やすぐに何とかしなければいけない事案がある場合は、一時的に薬に頼ることもあります。

 

 

あなたは高所恐怖症?具体的に恐怖が生じる状況ってどんなもの?

自分は高所恐怖症だと思っている人は意外に多いようです。恐怖症の中でも有名な恐怖症で、軽度のものを含めれば比較的多く見られます。

 

高所恐怖症の症状とは

高所恐怖症では高所で恐怖感を感じて、以下のような症状が見られます。

・足がすくむ

・震える

・腰が抜けてしまう

・動けなくなる

・めまいがする

・動悸

・強い不安感

・息苦しさを感じる

・逃げ出したくなる

・パニックになる

重症になると「自分はこのまま死んでしまうのではないだろうか」といった気持ちを抱くこともあります。こうなると症状としてはパニック障害の発作に近くなってきます。しかし、こうした強い不安感と共に身体症状があらわれても命にかかわるようなことにはなりません。

 

具体的にどんな状況で症状が出るの?

では具体的にはどのような状況下で上記の症状が出るのでしょうか。

人が安全が保障されていない不安定な高所で危険や恐怖を感じるのは自然なことですが、高所恐怖症の場合以下のような場合にまで恐怖を感じます。

・ジェットコースターに乗れない

・観覧車に乗れない

・橋や歩道橋を渡れない

・高架式道路で不安を感じる

・外が見えるエレベーターに乗れない

・吹き抜けで下を見られない

・ビルの窓に近づけない

・椅子の上に立てない

・飛行機に乗れない

重度になってくると椅子くらいの低さでも恐怖を感じることがありますし、もっと言えば飛行機自体が好きではなくなったり、展望台のような高い建物を下から見上げるだけでも恐怖を感じてしまうことがあります。

また場合によっては乗物恐怖症と併発している場合もあります。日常生活に支障をきたすようになってくると問題です。

 

高いところが苦手というだけで高所恐怖症とはなりません。高いところでは人は恐怖を感じるのが正常だからです。恐怖感が強いと感じるなら上記の症状や状況と照らし合わせて判断するのがよいでしょう。

 

 

自己流は危険!高所恐怖症の克服方法 「怖い」と思うことが治療になる!

恐怖は体を危険から守るプログラムとして欠かせないものです。しかしそれは正確に危険を判断できていればの話であって、危険でないものまで危険と判断してしまうのは問題です。

 

安全でも高い場所は恐怖に感じてしまう?

高いビルの中や、高架式の道路などは高い場所でも安全性が確保されています。そのため、高いところが苦手という人でもこうした場所なら高い場所への恐怖を感じないという人が多いですが、安全性が確保された場所でも高いというだけで恐怖を感じてしまうのが高所恐怖症という恐怖症です。

 

「怖くない」と思うのが逆効果になる

高所恐怖症を克服しようと考えたとき、自己流で自分から高い場所に行き「怖くない怖くない」と念じるように自分に思い込ませるというのは逆効果になります。

 

怖くないと自分に暗示をかけようとすることで、むしろ高所に対する恐怖が自分の中で際立ってしまい、結果的に高所に対する意識が増大してしまうことになるのです。

 

自分で恐怖心をあおってしまうと、それによって発汗や手足の震えと言った症状が大きくなることもありますし、中にはパニック発作を引き起こすようになってしまうこともあります。

 

「怖い」と思うことが治療になるんです!

高所恐怖症の治療には薬物療法と精神療法の二つがありますが、根本的な治療は精神療法です。

 

その治療では正面から「高所での恐怖」に向き合うことが必要になります。恐怖を自覚しながらその場で耐えていると、次第に恐怖心のピークが過ぎて少しずつ状態が落ち着いてきて慣れてきます。

 

それを繰り返していくことで、高所に対して心の耐性ができてきて、脳が「高所=危険」という強い結び付けを緩めていけるのです。

 

自己流で高所恐怖症を克服しようとするのはとても危険です。本当に高所恐怖症で、それを克服しようとしているならば、しっかりと治療する方がよいでしょう。

 

 

急な出張や旅行でも大丈夫!高所恐怖症の人ならではの飛行機対策

高所恐怖症の方が避けて通れない状況のひとつに『飛行機に乗らなくてはならない』というものがあります。

人によっては出張などでどうしても飛行機に乗らなければならないこともありますし、実家に帰るためには飛行機に乗らざるを得ない方もいます。

高所恐怖症をかかえていても飛行機に乗れるようになるために、ちょっとした工夫を紹介します。

 

●窓側は絶対に選ばない

飛行機を予約する時点で気をつけたいことは、窓側を絶対に選ばないことです。

窓の外さえ見なければ飛行機の高さというのは案外現実感がなく、高いところにいるんだか何だかわからないうちに、フライトが終わるケースが多いです。

 

●離陸までの準備

離陸・着陸の瞬間は、高所恐怖症の方にとっては最も恐ろしい瞬間と言われています。

特に離陸では『浮いた』という認識があるので、『高い=怖い』という図式がすぐに作られて恐怖感を味わうことも多いのです。

離陸の雰囲気から恐怖を感じないために出来ることには、以下のようなものがあります。

・アイマスクで寝たふりをして感じなかったことにする

・操縦士気分で離陸を無理やり楽しむ

・怖いものは怖い、と離陸の瞬間だけ我慢

 

●機内での過ごし方

高所恐怖症の方にとっては着陸して無事に大地を踏むまではいつ恐怖が来るか、と思うような体験続きです。

そこで機内での過ごし方では、出来るだけリラックスできる環境を作ることが大切です。

お気に入りのおやつを持っていく、本を読む、音楽を聴く、周囲の人が安心して乗っている様子を観察して自分も落ち着くなどの方法も有効と言えるでしょう。

また、現在どこを飛んでいるかの航路図などは『飛んでいる=高い』という恐怖心をあおるので、見ない方がよいです。

 

高所恐怖症で飛行機に乗らなければいけないときは、乗る前は緊張してもいざ乗ってみれば大丈夫と思い込むことが大事です。

怖いのはどうしようもありませんが、何度か乗るうちに慣れてくる方も多いです。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2014/02/27/19/23/hanging-bridge-276142_640.jpg])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

不安・恐怖に関する記事

良い子だった我が子が突然不登校に!?不登校の子どもが再登校するようになった効果的な対応とは?

  「すごく良い子」が不登校になってしまうというケースがあります。周りから...

アダルトチルドレンの改善には自己肯定感アップが不可欠!

子どものころストレスやトラウマが、大人の自分の行動や感情に関わっている状態が...


病気でないのに病気を疑う…疾病恐怖症って何?治療が困難?疑いが止まらない…生活するうえでどんな問題が?

  閉所や暗所、先端や対人など、恐怖症と言われるものの対象は実に様々あります。...

カラダノートひろば

不安・恐怖の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る