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体験者が語る!確認障害の持ち主が仕事をうまくこなす方法

確認障害は、あらゆる物事に対する確認をしないではいられない症状を指します。

ここでは、筆者である私が実際に確認障害を患いながら、外に出かけて仕事をこなしたコツを紹介します。

 

なお、確認障害は強迫性障害と呼ばれることもありますが、強迫性障害には確認を何度も繰り返すだけではなく、不潔強迫などもあるので範囲がもっと広いです。

 

仕事のコツ 1. 他人のチェック体制を信じる!

私の場合は管理職ではなかったので、最終的にはあらゆる書類において他人のチェック体制がありました。

 

自分が何度もチェックしなくても、他人のチェックがある、他人のチェックがなくそのまま書類を出しても不備があれば連絡が来る、といったようにセーフティネットは何重にも張られていることを何度も自分に言い聞かせました。

 

仕事のコツ 2. 一度目の確認はしっかり!

確認障害で確認を繰り返すときは、繰り返していくうちにどんどん不安になってきます。何度も繰り返すということは、さっきまでの確認は手抜きだったかもしれないと思いますし、確認を繰り返すうちに確認行為の記憶が薄れるとも言われています。

 

ですので1回で確認を終わらせ、あとは他人のチェック体制を信じる方式がベストと考えられます。1回目の確認は隅から隅まで、人よりちょっと時間がかかってもいいので行っておくと、確認したぞ、と自信を持てます。

 

確認障害で仕事をする上では、他人よりも仕事のペースが遅れがちになるのはよくある傾向と考えられます。仕事のペースが遅い分をカバーするには、職場の人間関係や雰囲気をしっかりつかむことが重要です。

 

仕事が丁寧な人、少し遅いけれど出来は悪くない人といったような印象を持ってもらえれば、職場内で浮いてしまうことも少なくなるでしょう。

 

確認作業が止められない!確認障害の治療法とは?~薬物治療と認知行動療法~

「あれ、家の鍵かけたっけ?」と思っても、もう家から遠く離れてしまっていたり、戻れない状況だったりすれば、不安ながらも「大丈夫かな」と思って過ごしてしまうことは多いと思います。

 

しかし、それができないのが確認障害という症状で、これは強迫性障害の中のひとつの症状です。

 

確認障害とは?

玄関の鍵の例に代表されるように、何度も何度も不安に駆られて繰り返し確認をしてしまうのが確認障害です。この確認行為はしばしばそれに膨大な時間がつぎ込まれ、外出が困難になったり、生活に支障が出たりします。

 

原因は脳の中に

こうした確認障害と言った症状が出る原因は脳内の特定部位の障害や脳内神経伝達物質のセロトニンの機能異常によっておこるものとされています。

 

セロトニンは脳内情報を伝達する役割がありますが、確認障害を生じている場合、神経細胞から放出されるセロトニンの働きに何らかのトラブルが生じていて、安全の確認などといった情報伝達が十分に行われなくなっているものと考えられます。

 

薬物治療で治療!

脳内物質が原因となれば、まず出てくるのは薬物治療による症状改善です。

使用される薬剤はセロトニンの調整をする働きを持つもので、抗うつ薬のSSRIに代表されます。

 

症状によって選択される薬剤は若干異なりますが、基本は抗うつ薬で、それに併せて抗不安薬や抗精神病薬を服用することもあります。

 

認知行動療法で治療!

薬物療法に併せて認知行動療法を行うことが一般的です。

こちらの方が治療の効果が高いとされています。確認障害に対する認知行動療法は暴露反応防御法が一般的で、患者さんにあえて問題となっている場面に直面させて刺激を与え、それに耐えられるようになっていくという治療です。

 

荒療治のようですが、そうした場面と、不合理な行動との結びつきを弱くさせていくことで、本人の根本的な不安が徐々に薄れていくため根本的に治療ができます。

 

治療にはある程度の期間が必要ですので、本人もその家族も気長に治療を続けていくことが重要です。

 

確認と不潔恐怖だけじゃない!数多くある強迫性障害の症状を知っていますか?

強迫性障害は不安障害の一種で、一般的には不潔恐怖がクローズアップされることが多いです。

1日に何十回も手を洗うといった異様な行動に本人も気づいているのですが、どうしてもやめられないことに悩まされます。

 

サッカー選手のベッカムは強迫性障害をカミングアウトしていますが、彼は左右対称にものを置かないと落ち着かない不完全恐怖の持ち主です。

 

強迫性障害の基本的な症状

 

強迫性障害は強迫観念と強迫行為の2種類から成り立っています。

・強迫観念 :意志とは無関係に浮かぶ不安・不快な感じ

・強迫行為 :強迫観念を打ち消すために行う不合理な行動

 

数字が気になる 数唱強迫

数唱強迫とは『数』に関して異様なほどのこだわりを持つ症状で、例えば『13』という数字は欧米諸国ではあまり縁起がよくありません。

今日は13日だから出かけないでおこう、という程度であれば縁起をかつぐ人ですむのですが、強迫性障害となるとそうはいかないのが特徴です。

 

街中で13という数字を見た、頭に13という数字が浮かんだ、13個並んでいるものを見た、13歩歩いたといったことにこだわるのです。

 

そして『13』が作り出す不安や不吉な感じを消すために別の数字を数えたり、自分にとって心地よい数字(適当に決めたものなどもあり)の回数だけもう一度同じことをしたりします。

 

ジンクスを超える 縁起強迫

縁起強迫も数唱強迫とよく似ているのですが、対象は数字ではなく宗教や信仰、個人のジンクスに当たります。

例えば、家を出るときは左足を先に出すというジンクスがあるとします。

 

寝坊して電車に間に合うかどうかわからない、そんなときは右足から出てもOKというなら一般的なジンクスの範囲です。

 

そうではなく、寝坊しようとも電車に間に合わなくなろうとも、そして仕事や学校に遅れたとしても左足から出ることを重視し、そうしないと不安でしょうがないなら強迫性障害です。

 

ごみ屋敷を作る 保存強迫

テレビなどでも一時話題になった『ごみ屋敷』を作る背景に強迫性障害がかかわっているとの見方もあります。

自分が大切なものを捨ててしまわないように、捨ててしまったのではないかという不安からものを捨てること自体が出来なくなってしまうのです。

 

強迫性障害の症状は確認強迫、不潔恐怖だけではなく保存や縁起、そして不完全強迫などさまざまです。

 

疾病恐怖は強迫性障害?それとも不安障害?疾病恐怖はどのような分類をされるの?

心の不安が原因となっている病気には不安障害、恐怖症、強迫性障害などがあります。

不安障害は以前は不安神経症と呼ばれていましたし、強迫性障害も強迫神経症でした。

 

これらの障害は非常に近い位置にいると言っても過言ではありません。

 

疾病恐怖は不安障害分類

疾病恐怖など恐怖症は不安障害の亜種と言われています。

不安障害では『なんだかよくわからないけど不安』『とにかくすべてが不安』といった形で漠然と現れるのが特徴ですが、恐怖症では不安の対象がわかっています。

 

高所恐怖症なら高所に行かなければ大丈夫ですし、不潔恐怖なら自分が清潔にしていれば大丈夫です。

いずれにしても不安が主な症状ということで基本的には不安障害の分類に入っています。

 

強迫性障害的な一面

疾病恐怖は不安障害ですが、それが強迫性障害に変わってしまうこともあります。

強迫性障害は、ある特定の行動をしたくないのに不安で止められないという病気です。

 

代表的なところでは手洗いが止められないといった症状があります。

疾病恐怖の不安感を打ち消すために自分なりのルールを作って、その行動が無意味だと知りながら止められないなら、強迫性障害の疑いが強いです。

 

例えば以下のような例があります。

 

自分が咳をしたときに肺ガンなのではないかと思い、何度も病院を受診した(この時点では疾病恐怖)。

 

そのうちに、咳をしたらそれをなかったことにするため水を1杯飲むクセをつけた(医学的根拠はない行動)。

 

咳をするたびに水を飲むが、すぐに不安になって1度咳をしたら5回水を飲むことにした(無意味な繰り返し、強迫性障害の疑い)。

 

5回水を飲んでも肺ガンの恐怖があるので、5回を3セット行うことにした(無意味な行動の繰り返しのセット、強迫性障害の疑いが強い)。

 

疾病恐怖によって強迫性障害的な一面が出ると、恐怖症を治すよりも治療に時間がかかりがちになります。

特定の行動で不安を消そうとする前に、専門的な治療を受けてください。

 

何度もカギの施錠を確認してしまう…確認障害って?

精神疾患のひとつに強迫性障害という疾患があります。

 

アメリカ精神医学会の分類では不安障害の仲間に分類されますが、他の不安障害と異なり、必ず不安による動悸や発汗と言った身体症状が起きるわけではないというのが一つの特徴です。

 

強迫観念を和らげる強迫行為

強迫観念というのは「考えないでおこうといくら思っても頭から離れない思考で、自分の意思に反して絶えず自分にまとわりついてくる不安感を伴うイメージや思考内容」を指します。

 

これは長時間にわたって繰り返される思考で、内容は患者さんによって大きく異なりますが、何かをしなければいけないという内容の強迫観念が多く見られます。

 

これに対して、この強迫観念によって引き起こされる不安感を和らげるために、これもまた意味のない行為を行うことによって一時的に安心感や安定感を得ようとするのが強迫行為です。

 

何度も確認する確認障害

強迫行為は反復行動と確認行動のふたつにわけられます。

このうち確認行動というのは確認障害とも言い、完全な行為の遂行のために繰り返し何度も確認をします。

 

代表的な確認障害「鍵の確認」

家の鍵をかけたか分からなくなり確認することは誰にでもあることですが、確認障害になると、何度確認しても「カギをかけ忘れたのではないか」という思いが頭から離れません。

 

そのため外出できないといった、生活への支障が生じることもあります。

 

他の例は?

鍵の確認の他にも以下のような確認障害の症状があります。

 

・電気器具のスイッチを切ったかどうかの確認

・ポストに投函する手紙の住所やあて名の確認

・送信したメールが正しく送られたかどうかの確認

・英単語が正しくつづられているかどうかの確認

 

最後の英単語ではごくごく簡単な単語でも正しいかどうかが気になってしまい、いちいち辞書を引き、何度も確認してしまうということがあります。

 

こうした確認障害は行動の繰り返しによって生活が前に進まなくなってしまいますので、生活への支障が大きいと言えます。

 

家族と協力して強迫性障害の『巻きこみ』を減らそう!家族への巻き込みは症状を悪化させる!

こだわりがどうしても止められない、止めたいのに止められない病気が強迫性障害です。

強迫性障害の症状である強迫行為(手を洗う、特定の数を数えるなど)には家族への巻き込みもあります。

 

家族への強迫行為巻き込み例

強迫性障害で家族にどんなことを巻き込むのか、いくつかの例を見ていきましょう。

 

・自分が何回も手を洗っても不潔な感じがして、家族にも何十回と手を洗うことを強要する

・鍵を閉めたかどうかを数十回家族に確認させる

・家族にも自分と同じようなジンクスを守ることを強要する

 

なお、家族やパートナーなどが巻き込みを受け取ってしまうと、一時的に安心感を得られるため、患者のためにと思って巻き込まれる家族・パートナーもいます。

 

巻き込みは余計に症状を悪くする

家族が巻き込まれないようにするために、まずは『家族への巻き込みは症状を悪化させる』ことを患者も家族も認識しましょう。

 

家族を巻き込むことによって最初は安心感を得られても、次にもっとストレスがかかったときにもっとたくさんの人を巻きこんだり、家族の巻き込み回数が増えてしまうのです。

 

不安階層表を作って実践する

巻き込みを防止するのに役立つのが不安階層表です。

どの行為に対して特に不安が大きいのかを患者が考えてみます。一番大きいものを10とすると9には何が来て、8には何が来るといった感じです。

 

不安階層表で下に来たもの(1や2)から家族を巻き込まないように我慢するくせをつけていきましょう。

 

強迫性障害の家族への巻き込みを防ぐためには、患者本人の意思はもちろん家族の協力も欠かせません。

干渉のし過ぎもまったく構わないのもアウトですので、適度に流す、患者の強迫行為中は止めさせないことを意識してみてください。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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