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外科手術が一般的 慢性硬膜下血腫の治療に漢方薬が有用?

 漢方

慢性硬膜下血腫に対する治療は、外科手術が一般的とされています。内科療法でも、長期間入院したり通院したりして点滴をする、また副作用の強いステロイド剤を飲み続けるなどの方法がありますが、煩わしく、欠点もあるのであまり選択される方法ではありません。

しかし、最近慢性硬膜下血腫に有用であるという報告がされた漢方薬があるので紹介します。

 

五苓散(ゴレイサン)

これは、五苓散という一つの薬ではなく、日局タクシャ、ソウジュツ、チョレイ、ブクリョク、ケイヒを合わせた、混合生薬です。

この五苓散には東洋医学でいう「利水作用」があります。利水作用とは、「利尿作用」とは違い、余分な水分は取り去って、足りない部分は補う作用があるということです。慢性硬膜下血腫のような余分に溜まった水分を取り去ってくれる作用があると言われています。

最近の研究で、アクアポリンという水チャンネルが細胞膜の水の透過性を調整しているという報告があり、五苓散はこのアクアポリンに働きかけているのではないかと言われています。

 

柴苓湯(サイレイトウ)

柴苓湯は日局サイコ、タクシャ、ハンゲ、オウゴン、ソウジュツ、タイソウ、チョレイ、ニンジン、ブクリョウ、カンゾウ、ケイヒ、ショウキョウを合わせた混合生薬です。

柴苓湯は五苓散に小柴胡湯(ショウサイコトウ)を合わせたものです。小柴胡湯に入っているサイコには、ステロイドに似た作用があると言われています。性硬膜下血腫の薬物治療では、ステロイドが使用されることがありますが、長期間服用することで副作用が多いことが欠点と言えます。ステロイドには抗炎症作用があり、これが効果を発揮していると考えられます。

五苓散の利水作用サイコで抗炎症作用が加わることで治療に効果的であると考えられています。

 

漢方薬が治療の選択肢の一つであったり、再発予防の手段の一つとなりえる可能性があります。

(Photo by://www.ashinari.com/2012/04/16-360891.php)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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