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多系統萎縮症の介護・看護のポイント~申請と給付手続き~

寝室

 

父が、母が、夫が、妻が多系統萎縮症と診断されたら・・・。どのように接していけばいいのか。どんな介護・看護が必要なのか。少し前向きに心の整理をしましょう。

 

疾患の特性を知る

進行する病気で、いずれ介護が必要になる可能性が高いです。しかし、急激な悪化はなく徐々に機能が低下していくので、下記のような考え方もできます。

 

・急激に悪くなることはなく、症状に合わせた対処療法がある

 

・本人にあったリハビリなどを組み合わせることで進行をゆっくりにすることができる

 

・あらかじめ準備したり、その時の症状に合わせて対応の方法をゆっくりと考えていくことができる

 

・本人と話し合う時間を設けることができるので、家族・支援者が本人の自分らしさを尊重した看護・介護ができる

 

家族自身も落ち込んでいるよりも、いままで通りに明るくしていることで、生活の質が改善され、病気にもプラスに働きます。

 

病状に合わせた対応を

運動失調やパーキンソン症状が出現しますが、それは筋力が低下して起こる症状ではありません。できるだけ自分のことは自分でできる環境を整えて上げることで、体の機能が低下することを防ぐことができます。

 

また、体の筋肉が固くなりやすく、それによって関節が固くなったり、筋力が落ちたり、体が動きにくくなってくる傾向にあります。毎日のストレッチを手伝ってあげるなども、生活の中でできる支援の一つです。

 

助けてもらおう

これまでの生活を保つ努力を、本人も家族もしていても、ゆっくりと進行していくため介護が必要になります。家族だけでは負担が大きいことも多いです。

 

「介護は自分がいなきゃダメなんだ」「介護をするのは自分じゃなきゃダメなんだ」「一番そばにいる自分がいちばんわかっているんだ」と考えすぎずに、たくさん助けてもらいましょう。家族が笑ってそばにいることによりとても安心して、本人にもプラスになります。

 

・かかりつけの医師、看護師

 

・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ専門職

 

・訪問看護ステーションのスタッフ

 

・デイサービスのスタッフ

 

・ケアマネージャー

 

・ヘルパー

 

など関わっているスタッフはたくさんいますので、どんどんお話をしてください。

 

 

人工甘味料「アスパルテーム」による健康被害はあるのか?

人口甘味料である「アスパルテーム」は、ショ糖(砂糖)の約200倍の甘みを持ち、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つのアミノ酸が結合して出来ていることから、代謝されてもアミノ酸に分解されほとんどカロリーにならないとして、多くの食品で積極的に使用されています。

 

しかし近年、日常的にダイエットコークを摂取していたアメリカ人俳優がパーキンソン病を発症したことで、その原因がアスパルテームではないかという議論が行われるようになりました。

 

しかし、ヒトへの長期の安全性試験の報告がないため、安全・有害のどちらとの言えないのが現状であるようです。ただ、その足がかりとなるマウスを用いた実験結果によれば「安全性は高い」と述べられています。

 

アスパルテームとは?

アスパルテームはアミノ酸が結合することで合成できる人口甘味料ですが、加水分解されると「メタノール(メチルアルコール)」を生成します。このメタノールは、体内の代謝の過程で(=酸化)、ホルムアルデヒド→蟻酸へと代謝され、有害性を示します。この物質が神経繊維に蓄積して、パーキンソン病を発症させる原因になっているのではないかと述べられています。

 

日常的な摂取量であれば、アスパルテームは安全である

<WHOによるアスパルテームの一日許容摂取量(ADI値)は?>

■40mg未満/体重kg

 

(動物実験の安全基準量に100倍の数値をかけたもの)

 

⇒体重50kg女性で、2,000mg/日までなら安全である。

 

⇒ダイエット飲料(350ml)に含まれるアスパルテーム量:約120mg~180mg程度

 

<体内生成メタノール量は?>

■摂取アスパルテーム量の約10%

 

⇒アスパルテーム2,000mg摂取すれば、メタノール生成量200mgとなる。

 

<体内メタノール毒性出現量は?>

■メタノール500mg/kg体重以上

 

⇒ダイエット飲料約20本摂取で、毒性出現となる。

 

以上のことから、日常的に摂取するペットボトル1~2本分のダイエット飲料では、特に重大な健康被害は現れないだろうと考えられています。

 

ADI値の信頼性は?

ただ、一日許容摂取量(ADI値)に関して考慮すべき点は、「ヒトとマウスの代謝速度の違い」についてです。

 

蟻酸の体内代謝速度に関しては、げっ歯類の方がヒトより速い(ヒトはマウスの50%程度)とされています。ただ、ADI値は動物実験の安全基準値に×100倍の安全領域を加えていることを考えると、やはり非常に安全性は高いという事が出来ます。

 

<知っておきたい、毒性を軽減させる要素>

・体内の蟻酸代謝速度が蟻酸生成速度を上回っていれば、毒性は現れない。

 

・エタノールを同時に摂取しているとメタノールが代謝経路に入る時期が遅くなる。

 

・肝臓に葉酸が多く存在すると蟻酸の解毒作用が高まる。

 

マウスを用いた実験で安全性が立証された

■基準基準量の100倍のアスパルテームをマウスに投与した実験(イタリア・ボローニャ/Cesare Maltoniがん研究センター)

 

【対象】8週齢のラット1800匹

 

【実験内容】最大3年生涯に渡り0~10万ppmのアスパルテームを与える。

 

【結果】多臓器で発がん性(白血病なども含む)が確認された。

 

ただ、この実験には続きがあり、マウスに与えた餌の量が摂取基準量の100倍相当量であり(平均体重400gのマウスへ20gの餌)健康被害が現われるのは明白であったと述べられていますが、それにも拘らず病変発生数が少ないことから逆説的にアスパルテームの安全性が立証されたと、他文献により結論付けられています。

 

<他文献の指摘>

・基準値から逸脱した摂取量であるのに、病変発生の症例数がわずかであった。

 

・アスパルテーム無摂取群よりも、リンパ腫や白血病の発生割合が低かった。

 

 ⇒逆説的にアスパルテームの安全性が立証できた。

 

このような結果となりましたが、それでもやはりメタノールの存在が気になるという場合には、解毒作用を高めるような「葉酸」を同時に摂取するようにすることも有効かもしれません。

 

 

多系統萎縮症と診断されたら…申請と給付手続き

あまり聞き馴染みのない病気。診断されたら、本人も家族も受け入れることにある程度の時間がかかるでしょう。自分自身らしい生活をなるべく長い時間送るためにも、考えながらでも、各種申請と給付手続きは忘れずにしておきましょう。

 

特定疾患医療受給者証

多系統萎縮症は政府に特定疾患、いわゆる難病として認定されています。申請すると、所得に応じて医療費の助成が受けられ、1医療機関の1ヶ月あたりの医療費の自己負担額が一定になります。また、院外処方の薬剤費は自己負担が生じません。

 

申請は居住している保健所で行います。

 

1,保健所で申請書と診断書をもらい、

 

2,もらった診断書の様式で主治医に書いてもらって、

 

3,必要書類と一緒に保健所に提出します。

 

障害者手帳

身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種類の障害者手帳があります。

 

多系統萎縮症では主に身体障害者手帳が交付され、審査・判定によって決定した障害の程度に応じて福祉サービスが受けられます。肢体不自由、平衡機能障害、そしゃく機能障害、音声機能、膀胱または直腸機能障害などそれぞれで認定基準が設けられており、基準が満たされれば交付されることになります。

 

市区町村の障害福祉担当課や福祉事務所、また病院内であれば地域医療相談室などソーシャルワーカーに相談してみましょう。

 

介護保険

多系統萎縮症(脊髄小脳変性症でも)の場合40歳以上であれば利用が可能です。

 

申請は入院中でも可能で、

 

1,市区町村の介護保険担当の課か地域包括支援センターに申請し、

 

2,訪問調査を受け、

 

3,調査結果と主治医の意見書で審査され、

 

4,要介護度申請書と診断書、住民票を保健所に提出し(原則30日以内)、

 

5,要介護の方は居住介護支援業者、要支援の方は地域包括支援センターに担当してもらって、サービス内容を決定します。

 

疾病手当金

職場の健康保険組合や協会けんぽに加入していると、病気療養のため会社を休んで減給、無給となった時に手当金として支給されます。受給要件があるため、会社に問い合わせてください。

 

障害基礎年金・障害厚生年金

国民年金加入者が障害が残った時に受け取れる年金です。加入期間など受給条件があるので、国民年金は市区町村の国民年金窓口に、厚生年金は社会保険事務所に問い合わせてください。また厚生年金から障害基礎年金に上乗せして支払われる障害厚生年金もあります。

 

高額医療費

食事代や希望で個室に入ったなど差額ベット代を除いた医療費の限度額(収入によってかわる)を超えた場合に申請すると払い戻されます。加入している健康保険の事務担当に問い合わせてください。

 

以上、手続きは面倒ではありますが、利用できるものは利用して、少しでも心配なく、少しでも楽に生活を送るための準備をしましょう。

 

 

『水素水』がパーキンソン病の原因・活性酸素を消去!神経保護作用を確認

『水素水』は、活性酸素に起因するあらゆる病気を予防する?

近年、九州大学とパナソニックの共同研究で、水素を含んだ水『水素水』がパーキンソン病の治療に有効である可能性を報告しました。パーキンソン病は、ストレス時などに産生増加される『活性酸素』が発症の原因のひとつと言われており、脳黒質に神経細胞変性を生じさせることが問題となっていました。今回の研究では、マウスをパーキンソン病の状態にする(MPTP投与)前に水素水を飲用したグループでは、神経変性が有意に抑えられ、神経保護作用を示すことが明らかになりました。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

パーキンソン病とは?

<パーキンソン病とは?>

中脳にある黒質(黒い色素を含む細胞の集合体)の神経細胞が変性するために、【手足のふるえ、筋肉のこわばり、動きの低下】などの症状が現れてくる疾患です。不随意運動(無意識に行われる筋肉の動き)をコントロールしているのは大脳基底核で、大脳基底核へ情報を伝達する役割を持つのが、中脳の黒質から放出されるドパミン(神経伝達物質)です。黒質が何らかの影響(活性酸素、遺伝など)で損傷を受け、ドパミンが不足して大脳基底核が正常に機能できなくなるために発症すると考えられています。

 

現在ではドパミン(前駆体)を薬剤で補充したり、取り込みの促進、分解阻害などの対処療法が主であり、iPS細胞移植による根本治療が待たれているものの未だ確立していません。

 

水素が活性酸素を消去する仕組みとは?

<水素水の作り方>

マグネシウムは常温・単体では水にほとんど溶けないですが、直接水道水を流すなどの圧力をかけるとわずかに溶解し、マグネシウムイオンとなります。水は溶液中で水素イオンと水酸化物イオンに電離しており、マグネシウムイオンは価電子2個を放出しているので、水酸化物イオン+マグネシウムイオンと水素イオン+2e-(価電子)が結合し、水素が発生します(Mg(OH)2は水中では、イオンに解離している)。

 

◆Mg2++2e-+H2++2OH-→ Mg(OH)2+H2

 

<活性酸素消去の機序>

水素が活性酸素の中でも最も酸化力(細胞傷害性)の高い『ヒドロキシラジカル』を選択的に減少させる作用があると言われています(『スーパーオキシドアニオン』を減少させるという説もあるようです)。

 

活性酸素が脳神経にどのような変性を及ぼす?

脳内の活性酸素・窒素種による酸化ストレスを検証した実験では、活性酸素障害に伴い黒質・線条体において『脂質の過酸化物』と『アデノシン(DNA塩基グアニンの酸化体)』が、特にミトコンドリアDNAに蓄積することが明らかになっています。

 

(※コーヒーがパーキンソン病を予防するという報告がありますが、この機序は通常疲労物質であるアデノシンが脳に蓄積することで、脳神経細胞が長期的な休息を取り、細胞死に繋がると言われていますが、これに対しコーヒ含有のカフェインが、アデノシン受容体に結合することで、休息作用を弱め細胞死を防ぐという一説もあります。)

 

水素水治療の研究の詳細について

<九州大学の研究>

九州大学では、以下の水素水投与によるマウスのドパミン神経変性治療に関する研究が行われました。

 

(対象)MPTP投与マウス(黒質ドパミン神経細胞が顕著に脱落:パーキンソン病と同じ病理所見)

 

(研究内容)MPTP投与前に、2郡中片方の群のみ水素水を与えて、その後の神経変性の状態を比較。

 

(結果)水素水(水素0.08ppm含んだ水)を1週間飲ませたマウスでは、細胞死の進行が抑えられていたことを確認。活性酸素の減少も確認できた。

 

⇒これらの結果から、水素が神経細胞の保護作用に重要であると考えられる。

 

(※MPTPとは・・・パーキンソン病態モデルの誘発剤として用いられる物質で、過去に、合成麻薬の副産物として薬物性パーキンソン病を引き起こした。)

 

また、上記に加え、水素水生成器の製造会社によるマウスを用いた実験では、水素水を3週間与えた場合の血中活性酸素量と抗酸化力を測定したところ、水素水群は平均17%±7%の減少が認められ、また血中の抗酸化力は24%±10%増加したという報告があります。水素水療法は今後、パーキンソン病の予防法のひとつとして臨床試験の段階に入ると報告されており、今後の動向に注目したいところです。

 

 

抗うつ薬に要注意!パーキンソン病治療薬の飲み合わせ

手足の震えや認知障害を伴うパーキンソン病の治療ではリハビリ・薬物治療・手術療法の3つを組み合わせます。

 

手術療法は必ずしも行うものではありませんが、リハビリと薬物療法は多くの場合行われます。

 

●パーキンソン病の薬物治療

パーキンソン病の薬物治療で用いられる薬は、パーキンソン病の原因であるドーパミンを補うタイプの薬です。

 

パーキンソン病の原因はドーパミンの減少にあるので、薬でドーパミンを補えば症状が緩和出来ます。

 

その他にドーパミンの働きを助ける薬や手の震えを抑える薬もあります。

 

●パーキンソン病の薬と飲み合わせ

パーキンソン病の薬は基本的に抗うつ薬との相性があまり良くないと言われています。

 

手足の震えに効くタイプの薬は抗うつ薬の中でも三環系の薬と、ドーパミンを補う薬を補助する薬は三環系の他にSSRIとの相性が良くありません。

 

うつ病、不安障害などで抗うつ薬を飲んでいる場合は病院への相談が必要です。

 

パーキンソン病の主な薬であるドーパミンを補充するタイプの薬は高血圧を抑える降圧薬との飲み合わせが悪いです。

●パーキンソン病の薬と食べ合わせ

パーキンソン病の薬と食べ合わせが悪い食べ物はそれほどありません。

 

強いて言うならお酒はどんな薬とも合わないので治療中は禁酒してください。

 

ただ、パーキンソン病の薬の副作用で食欲がなくなる方は非常に多いです。

 

一度に大量の食べ物を食べるのではなく少しずつ分けて食べる、噛む力が弱っている場合が多いので柔らかい食べ物にするなどの工夫が望ましいです。

 

パーキンソン病の薬は抗うつ薬との飲み合わせが悪いので注意が必要です。

 

食べ合わせについては飲み合わせほど気を付けることはありませんが、食欲不振から体力不足に陥らないように注意してください。

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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