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細菌性胃腸炎(食中毒)の際におすすめの飲み物とやめておくべき飲み物!~食中毒の症状や治療など~

細菌性胃腸炎になると、なかなか食事や水分がとれなくなりますよね。医療機関でも細菌性胃腸炎の際は、食事に関しては食べられるなら食べたほうがいいといったスタンスですが、水分について必ず摂取しなければならないとされています。

 

下痢や嘔吐で大量の水分が失われるため、普段よりも水分を補給しなければいけないのです。今回は細菌性胃腸になった時に、おすすめの飲み物とやめておくべき飲み物について紹介します。

 

おすすめの飲み物

おすすめの飲み物はスポーツドリンクです。水は浸透圧の関係で吸収しにくい場合がありますが、スポーツドリンクには適度に塩分と糖分が入っており腸において吸収されやすい飲み物です。胃腸炎を発症すると下痢や嘔吐によって多くの電解質が失われ、エネルギーを摂取できません。

 

そんなとき、塩分と糖分が入っているスポーツドリンクは少量ではありますが電解質・エネルギーを摂取できます。飲み方としては、冷蔵庫からだしておいて20~30分以上室内において常温に戻し、少量ずつこまめに飲むようにしてください。

 

止めておく飲み物

なかなか下痢や嘔吐時に飲める人はいないと思いますが、胃を刺激する・腸内で発酵を起こす牛乳などの乳製品飲料は控えてください。また、回復してきても完全に体調がよくなるまでは、あまり乳製品は食べないようにしてください。

 

また、飲み物ではありませんが、基本的に下痢め止や吐き気止めは飲まないようにしてください。体は細菌を排出するために下痢や嘔吐を起こしています。

 

それを止めるということは、細菌を中にとどめたままにすることとなり、症状を慢性化させたり、悪化させたりします。

医療機関を受診し、指示があった場合のみ服用してください。

 

細菌性胃腸を発症した際は医療機関を受診する以外は家で安静にし、スポーツドリンクなどで水分をこまめにとるようにしてください。

 

サルモネラ菌食中毒は対処治療

サルモネラ菌食中毒に感染した場合、風邪と思ってそのまま病院に行かずに治ってしまう人もいます。しかし、それは免疫機能が十分に働いている人の場合であり、免疫機能が低くなっている人は必ず病院に行って医師の診断を受け、治療を受けなければなりません。

 

何科?

初心に適しているのは内科や胃腸科、消化器科などです。子どもの場合は小児科でよいでしょう。ただし、病院によって診療科目の内容が異なりますので事前に確認した方がよいかもしれません。

 

対処療法

サルモネラ菌のような食中毒は細菌性胃腸炎からくる腹痛、発熱、下痢などに対する対処療法が基本です。発熱と下痢をしているときは、体から水分が必要以上に体外に出て行ってしまいますので、脱水症状を引き起こしやすくなっています。そのため、きちんと水分を取ることが大切です。

 

腹痛に対しては胃腸炎症状の緩和を中心に行うのが原則です。下痢症状があると薬剤の効果が出にくいので、薬を使用しないこともありますし、時には整腸薬を服用することもあります。

 

下痢症状に対して、強力な止瀉薬(下痢止め薬)の使用は危険です。下痢止め薬を使用すると体外に菌が出ていかず、回復を遅らせたり、麻痺性イレウスを引き起こす可能性があります。

 

ニューキノロン系の抗菌薬

症状が軽い場合には抗菌薬は使用しませんが、中度や重度の中毒症状の場合、抗菌薬を用いて治療することがあります。ニューキノロン薬を使用する際は、解熱剤と併用が禁忌のものがあり、その上、脱水症状を悪化させる可能性があるのでできるだけ、解熱剤の使用を避けます。

 

薬によって症状が改善しても、サルモネラ菌は体内にしばらく残ります。そのため症状が見られなくなった後でも、除菌などの作業を怠らないことが重要です。

 

下痢・嘔吐・発熱・・・様々な症状が出るサルモネラ菌

サルモネラ菌食中毒は夏場に多い食中毒です。免疫機能が正常に働いている人は、病院で処置を受けずとも回復する場合がほとんどですが、子どもや高齢者など基礎免疫が低い人はその限りではなく、重症化する危険性があるのがサルモネラ菌食中毒です。また、サルモネラ菌には2000以上の種類があり、その中には重症の食中毒を起こすものもあります。

 

サルモネラ菌の主な症状

サルモネラ菌食中毒になったときに引き起こされる症状は多岐にわたります。しかし最も一般的に見られるのが急性胃腸炎とそれからくる腹痛です。以下、時系列で症状を追っていきます。

サルモネラ菌が体内に侵入してからの潜伏期間は通常8時間から48時間ほどです。これを経て症状が見られるようになっていきますが、中には3日から4日後の発病と言うケースも少なくありません。

症状はまず嘔吐や気持ちの悪さ、時にはへそ周辺の腹痛ではじまります。その後数時間で下痢を起こすこともあれば、この時点で腹痛の症状があらわれることもありますし、38度前後まで発熱することもあります。下痢の症状は水のようなやわらかい便の状態になり、1日の内に数回から十数回の頻度で起こります。これが普通は3日から4日持続しますが、ときには1週間以上続くこともあります。これらの症状は時に風邪と似た症状であることがあるので、注意が必要です。

 

免疫機能が低い人の場合

子どもや高齢者、HIV感染などで免疫が弱まっている人などがサルモネラ菌食中毒になった場合、より重篤な症状が現れる可能性があります。子どもの場合、意識障害やけいれん、菌血症などの症状が引き起こされることがあり、高齢者の場合は急性脱水症や菌血症を引き起こすことがあります。これらのように免疫が低い場合、重症化しやすい上に回復が遅れる傾向もあります。

また、一般的に1g中に10000個以上の菌に汚染された食品を食べたときに食中毒になるとされていますが、免疫が低い人の場合はわずかな菌の量でも食中毒になることがあります。

 

免疫機能が低いと重症化するだけでなく、死亡する可能性もあります。子どもの場合特に1歳未満の乳児にその危険が高くありますので、保護者は十分な配慮をしてあげることが必要です。また、場合によっては下痢などの主な症状が落ち着いても消化管の消化吸収の働きが正常化するのに時間がかかったり、慢性の関節炎になることもあります。

 

知らずに菌をばらまいているかも?!サルモネラ菌の保菌とは

サルモネラ菌の食中毒は下痢や嘔吐などの症状が激しいというイメージがありませんか?

 

実は、サルモネラ菌が体内に入ったからといって、必ずしも発症するとは限らないのだそうです。多くの人で発症しますが、中には目立った症状が出ないまま、長期間体内に菌が生息する場合があるのです。

 

また、症状が出て、治まった後にも、長い間体の中で菌が残ってしまうこともあるそうです。こういった状態を「長期保菌」といいます。

 

■「健康保菌者」ってなに?

サルモネラ菌に汚染された卵や肉などの食品を食べるなどして、体内に菌が入ったけれど、発病せず感染した状態のまま普段の生活を送っている人が「健康保菌者」または「無症候性キャリア」と呼ばれます。

 

感染した菌によって、または感染した患者の状態によって、発病しない理由は様々なようです(患者の抵抗力が高かったり、感染はしたが特定の条件下でないと発病しない等)。

 

一般的に、保菌期間が長いほど、体内の菌の病原性は低くなると言われています。

 

■周りの人の病気の原因になってしまうかも

健康保菌者は、上で説明したように、菌に感染はしていますが症状が出ていないので、自分が保菌者であることを知らない場合がほとんどです。ですが、菌自体が病原性がないのではなく、たまたま健康保菌者となった人物では発病しなかった、という状態な為、保菌者から排便などにより菌が外に出ると、そこから感染が広がる場合があるのです。

 

有名な例では、1900年代アメリカで、一人の健康保菌者であった女性から、腸チフスの感染が拡大したということがあります(腸チフスはサルモネラ菌感染の一種)。同じトイレを使用していたことから感染が広がったそうで、現在でも同じことが起こる可能性は十分にあります。

 

■気をつけるべきことは?

健康保菌者は、自分に目立った症状が出ません。でも、家族や友人、同僚など、自分の周りでサルモネラ菌の感染・発病患者が出たけれど、感染源がはっきりしない場合などには注意が必要となります。知らないうちに感染していることもあるからです。そして、その場合は、知らないうちに病気を運ぶ「キャリア」になっているということでもあります。

 

もし、身近なところでサルモネラ菌の感染者がいた場合(特に、感染源がわからない場合)には、病院で検査を受けて感染の有無を確認したほうがよいでしょう。

 

また、普段から

・肉・魚・卵の生食を極力避け、十分に加熱調理をする

・調理器具は清潔に保ち、頻繁に漂白剤での殺菌や熱消毒をする

・トイレ・風呂等を毎日しっかり掃除する

・こまめに石けんを使って手を洗う

など、感染自体を未然に防ぐよう心がけましょう。

 

自分自身はもちろんのこと、大切な家族や友人など周りの人間の健康を損なわないためにも、日頃から健康管理や衛生管理に気をつけて生活することが大切です。

 

そしてもし身近に感染者・発病者が出た場合には、「私は症状がないから大丈夫」と思い込まず、早めに検査を受けるようにしましょう。

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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