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汗を異常にかく場合どの科を受診すればよいの?多汗症の治療方法

汗を異常にかく病気としては多汗症、更年期障害、甲状腺の異常などさまざまなものがあり、どの医療機関に行けば治療できるかわからない人も多いと思います。

 

今回は多くの汗をかく人がどの科に行けばいいかについてご紹介します。

 

医療機関ではどの科に行けばいいか

多汗症の原因としては、精神的なものだったり、皮膚の汗腺に異常があったり、甲状腺系の病気だったり、更年期障害だったりとさまざまなものがあります。このため、一概にこの科に行けばいいと断定できるものではありません。

 

いくつかの科を回り、自分の多汗症の原因にあった科に行きます。回るべき科としては皮膚科、精神科、心療内科、内科、婦人科があげられます。

 

まずは内科

もし、家系に甲状腺の病気をもっている方がいれば、まず内科に行ってみてください。また、女性で更年期にさしかかる年齢で急に汗が多く出るようになった方は、婦人科に行ってください。

 

家系に甲状腺の病気をもっている方がいない、更年期にさしかかる年齢でなければ内科または精神科、心療内科を受診してみてください。

 

どの原因でも治療方法はあります。日常生活において汗をかきすぎて困っている、という方は医療機関を受診してみてください。

 

さまざまな科を訪れるのは大変かと思いますので、総合病院で診てもらうのもよいと思います。

 

 

多汗症抑制薬のメリット・デメリット~塩化アルミニウム

多汗症抑制薬のメリット・デメリット

(塩化アルミニウムに関して)

 

多汗症で悩まれている方には、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「塩化アルミニウム」を用いた制汗剤というのがあります。

 

・塩化アルミニウムのメリット

これは、塩化アルミニウムによる、たんぱく質の収斂作用を利用したもので、これを皮膚に塗りこむことで、物理的に汗を抑えようというものです。皮膚収斂を起こし一時的に汗を止めているだけですので、必要な方は毎日塗らなければなりませんが、それでも一般的な外科手術の費用と副作用への不安感と比較すると、安心で安価なものであるという考えから多くの人に使用されています。

 

・塩化アルミニウムのデメリット

過去、1980年代から90年代にかけて、米国やイギリスでアルミニウムを一定量摂取した人に、アルツハイマー病と似た症状が出るという事件がありました。日本においても大学連携のプロジェクトチームによって、脳内アルミニウム蓄積による、神経細胞障害の可能性が発表された経緯があります。

 

では、食事から摂取されるアルミニウムに関してはどうでしょうか?

 

量は1kgあたり7mg/週と言われていますので、体重50kgの人の一日摂取可能量は、FAOやWHOなどの機関が定めているものだと、50mgということになります。

 

また、同機関が発表している一日の食品含有アルミニウム量は、おおよそ3mg~14mg程度とのことです。また、食品から摂取されたアルミニウムは通常99%が吸収されずに排出されてしまうということも分かっています。

このことから、食品に関しては過剰に心配する必要はなさそうです。

 

では、問題の制汗剤に関してはどうでしょうか?

 

これに関しては現在まだ確証のあるデータがないようですので、どちらとも言えません。

塩化アルミニウムを配合した制汗剤を製造・販売しているアメリカのメーカーには、ホームページ上でアルミニウムが吸収される可能性はないと公表しているところもあるようです。

  

最後に・・・

 

いずれにしても、確実なことはいえませんが、大事なことは副作用の可能性について知っておくということだと思います。

もしかしたら…という意識があるだけで、毎日使用していたのを週4日に減らしてみたり、専門家に相談をして代替の薬を聞いてみようという気になったりもします。製品情報のみを鵜呑みにせず、全般的な情報を得たうえで、是非納得のいく商品選びをして頂きたいと思います。

 

 

多汗症の手術治療について

「「多汗症の手術治療について

 

多汗症治療において、手術を行うことは最後の手段である、とおっしゃる方もいます。

なぜなら、やはり他の治療法と比較して、副作用の可能性が非常に高いからです。

ここでは、一般的に多汗症に対して行われている、手術をメリット・デメリットと共にご紹介したいと思います。

 

1. ボトックス注射

メスを使わず注射のみで行う手術です。手軽な感覚がありますが、持続効果は3か月~1年程度と短いです。

<手術方法>

汗腺を衰えさせる物質を、多汗が気になる箇所に注射します。

<メリット>

メスを使わないので傷跡が残らない、短時間で手術が完了する、副作用の心配がほぼ無い。

<デメリット>

問題視されるような副作用は有りませんが、持続期間が短いことが欠点です。

 

2. ETS(腔鏡下胸部交感神経遮断術)

手のひらの多汗症に効果のある手術法。多汗症は交感神経が機能しすぎるために起こる病気ですので、その交感神経を切断して発汗を抑制します。

<手術方法>

まず脇の下に数ミリの穴をあけ、内視鏡を入れます。モニターで確認しながら、交感神経の束を見つけて切断します。

<メリット>

手のひらの発刊はほぼ無くなる、傷口が小さく痛みが少ない、手術時間が短く、日帰りで終わる病院もある。

<デメリット>

「代償性発汗」という副作用が報告されています。手のひらの汗が止まる代わりに、顔や頭など他の部分から発汗します。その発症確立は、約96%にものぼるといわれています。

また、発汗できないために体内に熱がこもり、顔のほてったりということも起こります。

(※この手術の副作用を訴えている方は多く、手術方法自体が現在問題視されています)

 

3. 腰部交感神経節ブロック

足の裏の多汗症に効果がある手術法。

<手術方法>

足裏の汗腺を調整する交感神経にブロック針で薬液を注入します。

これにより、汗を出すための神経伝達物質が阻害されます。

<メリット>

足裏からの発汗がほぼ無くなる、メスを使わないので傷跡がほぼ無い、手術時間が短い。

<デメリット>

副作用として、ETSと同じく代償性発汗が起こります。男性の方は、射精障害が起こる可能性があります。

 

4. 剪除法

脇の下にある汗腺を切除します。交感神経に触れないので、ETSのように代償性発汗が生じることはほぼありません。

<手術方法>

わきの下を数センチ切開し、汗腺の一つであるアポクリン腺を完全に除去します。

アポクリン腺は臭いのもととなる汗腺なので、同時にわきがも解消することができます。

<メリット>

再発の可能性がほぼない、わきがも同時に治療できる。

<デメリット>

もう一方の汗腺である、エクリン腺はまだ残っているので、汗の量は半分程度になると言われています。

また、傷跡が目立つ可能性、色素沈着が起こる可能性があるなど。

 

最後に・・・

 多汗症の治療の選択に関しては、副作用の不安があるため大変慎重に選ぶ必要があります。中には、副作用が弱いもの、全く無いものもありましたが、費用の問題が生じたり、効果が弱かったりなど、一長一短があるのは確かです。真剣に検討されている方は、まず手術を受けられた方の体験談を読まれること、専門家に直接尋ねることが一番良い方法なのではないかと思います。

 

 

汗が止まらない!多汗症の治療方法にはどんなものがあるの?

多汗症は一般の方よりも多くの汗をかいてしまう病気です。特に緊張した時には多く汗が出ます。汗の量は患者の方の中でも差がありますが、「文字を書こうとすると紙が湿ってしまう」「パソコンが汗で壊れてしまった」など日常生活で困っている方もいます。

今回はこんな生活に困る方の解決方法として、多汗症の治療についてご紹介します。

 

多汗症の治療方法

多汗症の原因としては精神的なものだったり、皮膚の汗腺に異常があったり、甲状腺系の病気だったり、更年期障害だったりとさまざまなものがあります。

このため、治療方法にもさまざまな方法があります。

 

今回は甲状腺の病気、更年期障害以外の多汗症についての治療方法を以下に記します。甲状腺の病気、更年期障害の方はこの病気を治療すれば多汗症も治まるため、各科において適切な治療を受けてください。

 

●心身療法

汗をかくことに対して恐怖感や強い不安感を持っている方に、心身療法が適用されます。汗を(多量に)かくことにより、人前に出たくない・出られないと思ったり、人の汗のシミや臭いに対する反応が過剰に気になってしまう、などを思っている人は心療内科や精神科に行き相談してみてください。

 

この治療法では主にカウンセリングによって汗に対する意識を変えたり、自律神経(交感神経や副交感神経)のはたらきを整える自律訓練法を行ったりします。

 

●薬物療法

薬物療法は汗に対する不安をすくなくするために精神安定剤を利用します。こうして汗に対する不安を取り除いていきます。ただし、直接汗をとめるわけではないため、すぐに汗が少なくなるわけではありません。

また、直接汗を止める抗コリン剤という薬もあります。抗コリン剤は汗をかく際に交感神経から分泌されている「アセチルコリン」という化学物質を止めます。

 

しかし、抗コリン剤は全身の汗腺に作用してしまい、副作用として口渇、便秘、胃腸障害を起こす可能性が高くなります。医師と相談をして使用してください。

 

●手術

発汗を促す作用をもつ交感神経をブロックするような手術を行います。

手術の前に手術後の発汗を予測することは難しく、かなりの個人差があります。このため、手術をする場合には医師とよく相談するようにしてください。

 

このように多汗症の治療方法にはいくつかの選択肢があります。自分にあった治療を選択しましょう。

 

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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