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脳卒中後も身の回りの事を自分で自分でできる!片麻痺の代償動作とは?

スプーンとフォーク

脳卒中になって片麻痺になってしまったら、片手で自分の事をするなんて無理、想像できない!と思っている方も少なくないかもしれません。リハビリテーションでは、主に作業療法で麻痺をした上肢、下肢、体幹の機能訓練とともに、自分の身の回りの事を自分でできるように模擬動作の練習や、実際の場面での動作練習を行います。

 

代償動作の獲得

病気になる前とは順序が変わったり、方法が変わったり、自助具という便利グッズを使ったりして新たな方法で身の回りの事(日常生活動作:ADL)を行えるように、動作の方法を獲得することをいいます。以前のやり方では行いづらい事を中心に練習します。

 

代償動作の一例

着替え

着るとき:麻痺側→(頭→)非麻痺側の順番で着る

脱ぐとき:非麻痺側→(頭→)麻痺側の順番で脱ぐ

トップスの袖に麻痺側を通すときはできるだけ、麻痺している腕を伸ばして袖に通すイメージで着ると、肘が曲がりにくくなります。ズボンを履いたり、靴や靴下、下肢装具を履くときは、麻痺側の足を上にして組んでから履くとスムーズに履けます。麻痺側の手はできるだけ添えて動作に参加させます。

 

食事

利き手の交換練習を行ったり、道具を工夫したりします。食器が滑らないように、滑り止めマットをひいたり、すくいやすいような器にするなどです。麻痺側の手は、膝の上に置かずテーブルの上に置くことで姿勢も安定します。

 

トイレ

非麻痺側の手でもしっかりと上げ下げできるように練習します。特に、臀部と麻痺側の腰の部分が上がりにくいので、非麻痺側を腰回り全部に回せるように練習が必要になります。立位でズボンを下ろすときに、不安定な場合は手すりが必要なことがあります。便座は洋式が望ましいです。

 

整容

道具の工夫をすることが多いです。

・洗顔には小さなタオルや洗顔ブラシを使う

・爪切りは爪やすりで削るか、台に固定された自助具の爪切りを使う

・手洗いはハンドブラシを洗面台に吸盤で固定しておく など

 

入浴

道具の工夫をしたり、浴槽への入り方を工夫します。

・体を洗うときには、柄付のブラシを使ったり、両側にループを付けた長めのタオルを利用する

・腰掛け椅子は高めのもので浴槽と同じくらいの高さが望ましい

・浴槽の縁に手すりをつけて

・浴槽の高さの調整をする

・浴槽には麻痺側から入って麻痺側から上がる

・タオルは水道の蛇口や手すり、S字フックなどを設置しておいて、そこに引っ掛けてねじって絞る

 

片手だけでできないと思い込んでいることも、工夫次第でできることもたくさんあります。自助具は福祉用具として市販されているものもありますし、作業療法士が作成することもあります。また、患者本人や家族の方が使いやすいように工夫されることもあります。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/06/17-022537.php)

著者: amママさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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