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右片麻痺とは違う!左片麻痺の特徴って?~脳梗塞の兆候や麻痺~

 手のひら

日本では多くの人が右利きであり、大脳の左半球を障害されて、右片麻痺になってしまったほうが生活しにくいのではと考えるかたも多いと思います。しかし、左片麻痺の原因である大脳の右半球を障害されると特徴的な症状が出ることがあり、それによってできないこともあるのです。

 

左半側空間無視

自分自身の左側の空間、もしくはあるものの左側だけ「ないもの」として、周りからは左側だけ無視したように見える。視野には問題はない。

例:

・食事の時、左側に置かれているものには一切手を付けず、あることに気が付けない

・おかずの小鉢の左側にあるものだけ残す

・移動中に左側に注意が全く向いていないため、人や障害物を避けることができない

・車いすを操作しているとどんどんと右によっていく 

・左に注意が向かないので、体や頭が常に少し右を向いている など

 

自分自身の体の左側を無視する

体の左側を無視しているかのように振る舞う。視野が狭くなって、見えていないわけではなく、注意が向いていない。

例:

・左手足が麻痺しているにも関わらず、ないもののように扱う。

・髪の毛の左側だけとかしていない

・服が左側だけひどく乱れている

 

麻痺を認めない

麻痺していること自体を認めなかったり、麻痺がないかのように振る舞ったりする。

 

ある動作をし続けていられない

自分自身の意図で目を閉じ続ける、舌を出し続けるなど動作を継続して行うことができない

 

会話や書字をとりとめなく続けてしまう

関係のないことでも、ペンを持ったら延々と書き続けてしまったり、ひとつの事を質問するとそれに関連していることでも、していないことでも延々と話し続けてしまう。

 

注意力の低下

全般的に注意力が低下する。たくさんの情報の中から目的のものを見つけられない。

例:

・文章の中から、目的の単語を見つけられない

・会話をしていても、重要なところを聞き逃している など

以上のような症状が、左片麻痺と一緒に出現することがあります。体の麻痺だけでなく、このような目に見えにくい症状によって服がうまくきれなかったり、移動の時に危険が伴ったりなど日常生活に大きな影響をあたえます。

 

脳卒中などで起こる片麻痺って何?動かないだけじゃない!麻痺の感覚障害とは

脳卒中などによって、大脳の左右どちらかが障害されて片麻痺になると、目に見えて力が入りづらくなって、だらんと脱力しているように見えたり、細かい動作ができにくかったり、手を握りこむ肘を曲げる方向に意図しないのに力が入ってしまったりなど、動作の変化は本人も、周りの人からもわかりやすいと思います。しかし、片麻痺は「動かしにくい」という症状だけでなく、感覚の異常もあることを気を付けなければなりません。

 

感覚障害

しびれ

麻痺をしている側の手足、また体幹にしびれがあることがあります。正座を長時間した後にある、ビリビリした感じが常にあるようなイメージです。

 

触覚、温度の感覚の低下

触られた感じ、熱い・冷たい感じの感覚が鈍くなります。

 

体の位置の感覚、動かした感覚の低下

肘がどれだけ曲がったか、腕がどれくらい上がっているかなどを私達の体は自分の体がどんな動きをして、どのような位置にあるのか、筋肉にある感覚センサーなどから情報を得て認識しています。なので、目でじっくりと確認しなくても、右手と左手を同じくらいの高さにあげたり、指を左右同じように曲げたりができます。

この感覚も低下しているため、どのような位置に手があるのか、どのような格好をしているのかわかりにくくなります。

 

片麻痺の感覚障害の特徴

最も特徴的なことは、自覚症状がないことがあるということです。手足の先にしびれがあってとてもつらいと言うのは比較的わかりやすいですが、体幹にしびれがあることには気がついていないこともあります。

また、触覚や温度の感覚、体の位置の感覚や動かした感覚などが低下していること、そもそもそのような感覚に注意を向けていないことも相まって、気がついていないことも多くみられます。なので、目をつぶって、自分の麻痺をした手足がどこにあるか確認するように指示すると、どこにあるかわからなかったり、自分の手足がイメージできなかったりして驚く方もいます。

 

リハビリのポイント

感覚障害によって、自分の手足、手指がどこにあって、どんな動きをしているかわかりづらくなっている状況で、その麻痺をした手足、体幹を動かそうと頑張らなければならないので、とても大変であることは簡単に想像できます。

・自分の麻痺をした手足・体幹をしっかりと見ながら、ゆっくり触って、感覚を入力してあげる。例えば、右片麻痺であれば、左の手で右肩から肘、手首、指までゆっくりと見ながらさすっていく。自分の腕のどこが触られているか、目でも確認する。

・リハビリをするときは、自分の手足・体幹がどのように動いしているのかしっかりと意識を向けて集中する。自分がイメージしている動きとは違う動きをしていたり、思っているよりも動いていないこともあります。

・一つ一つの動きの中で、一番最初に麻痺をしている手足の動きを気をつける。寝返るときは、麻痺をしている手足を動かしてから、などです。

 

隠れ脳梗塞をセルフチェックしてみよう!

体に異常はないし、「脳梗塞とは無縁だ」と思っている人がほとんどだと思います。

しかし、簡単なチェックで隠れ脳梗塞を見つけることができます。

 

それでは、さっそく隠れ脳梗塞のセルフチェックを行っていきたいと思います。

 

1、グルグルなぞりテスト

①白い紙に黒いペンで5mm感覚でうずまきを5周書く。

②制限時間10秒以内に、うずまきの図に赤いペンで新たにうずまきを両サイドの線に触れないように書き足してください。

 

このテストで分かること

自分の書いた線とうずまきの図の線が2ヶ所以上重なったり、はみ出している場合は隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)かもしれません。

 

2、耳と鼻つまみテスト

①左手で鼻の先、右手で左耳たぶをつまみます。

②右手で鼻の先、左手で右耳たぶをつまみます。

③①、②の動作を連続10回繰り返します。

 

このテストで分かること

手の動きがもたつく、途中で手の動きが止まり、連続で10回繰り返すことができなかった場合は隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)かもしれません。

 

3、バランステスト

①かかととつまさきをそろえて立ちます。

②両手を横にまっすぐ広げ、目を閉じて10秒間じっとします。

 

このテストで分かること

10秒間静止できない場合は隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)かもしれません。

 

4、水の移し替え

①同じ形のコップを2つ用意します。

②一方のコップにだけ水を表面まで入れます。

③それぞれのコップを持って、空のコップに水を移し替えます。

④水が入ったら、空になったコップに水を移し替えます。

⑤①~④を5~6回繰り返してください。

 

このテストで分かること

コップに移し替えた水が、最終的に最初の1割程度しか残らなかった場合は隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)かもしれません。

 

 

セルフチェックでひとつでも該当した場合、今は症状がなくても隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)の可能性があるので、神経内科や脳神経内科の受診をしてみてはいかがでしょうか?

 

脳梗塞、脳卒中、脳出血の違いって?

ご家族が急に倒れて医師に説明を受けた時『脳卒中です』『脳梗塞です』『脳出血です』と言われたらその3つの違いが何かわかる方はそれほど多くはありません。

脳梗塞、脳卒中、脳出血の違いを見ていきます。

 

●脳梗塞、脳卒中、脳出血

脳梗塞、脳卒中、脳出血はいずれも脳の血管に問題が起きている状態です。

特徴は急性の障害であるということで、発作のように突然意識を失うこともあります。

このうち脳卒中は脳の血管に起きたすべての問題を指します。

脳梗塞も脳出血も脳卒中のうちのひとつです。

脳梗塞は脳の血管が詰まって脳に栄養が行かない状態です。

脳出血は脳の血管が破れて出血し、血腫が出来た状態です。

 

●症状の違いはあるの?

脳梗塞と脳出血は症状の違いもあります。

まず起きやすい時間帯は脳梗塞が安静時、脳出血が運動時とされています。

次に、脳梗塞には3カ月以内に前駆症状(前兆)として一過性脳虚血発作がある人が3割程度いますが、脳出血で前兆がある人はほとんどいません。

また、脳梗塞よりも脳出血の方が発作が急性で意識混濁までの時間がわずかしかないという特徴もあります。

 

●治療法の違いはあるの?

脳梗塞と脳出血の治療法には大きな違いがあります。

脳出血では出血した血が固まって血腫になり脳を圧迫するので手術の必要性があります。

一方で脳梗塞の場合は血が詰まっている状態ですので手術は特殊な場合を除いて行われません。

 

脳卒中は脳の血管障害全体を表す言葉で、その中に出血を伴う脳出血と脳の血管が詰まる脳梗塞があります。

脳出血は脳梗塞よりも急性で、開頭手術を必要とします。

 

体の不調 もしかしてそれ、くも膜下出血の兆候かも?前兆を見逃さないためのポイント

激しい頭痛でおこり、約50%の人がかえらぬ人となってしまうくも膜下出血。できるなら予防、できるなら発症前に食い止めたいですね。くも膜下出血にはいくつかの前兆があります。知識を持っておくことで発症を予防しましょう。

 

くも膜下出血の前兆

血圧が乱れる

・2~3日前から血圧が乱高下することがあります

・安静を10分程度保った後に測っても上がったり、下がったりするようであればすぐに病院へ

 

頭痛

・数日前からいつもと違う頭痛がする

・吐き気を伴う頭痛がある

 

目の異常

・めまいがある

・目の痛みがある

・ものが二重に見える

・視野が暗くなる

・片側のまぶたが下がる

 

一過性虚血発作:

下記のような症状が一時的に出て数分から数時間で治ってしまう発作

・片側の手足に力が入らなくなったりしびれたりする

・ろれつが回らなくなったり、言葉が出にくくなったりする

 

前兆がなぜ起こるのか?

くも膜下出血の多くの原因は脳動脈瘤の破裂によるものです。破裂が起こる前に、脳動脈瘤の薄くなった血管から少量出血したりします。これを警告出血といいます。これが前兆の原因の一つです。また、動脈瘤は大きくなってくると、周りの組織を圧迫します。そのことによっても症状がでます。

また、動脈瘤の中に血栓という血の塊ができることによって一過性虚血発作の症状が出る人もいます。一過性虚血発作の場合は、くも膜下出血でなくても、脳梗塞になる可能性が高く、もやもや病である可能性もあるので必ず病院を受診してください。

 

前兆がない人も!

約30%の人がこのような前兆を経験しています。つまり、半数以上の人が前兆を感じなかった、もしくは前兆が出ていても気にしていなかったといえます。誰しもが前兆があり、それに気をつけていればくも膜下出血が防げるわけではないのです。

 

この前兆の症状は数日経つと治ってしまうものもあります。「疲れのせいだ」「ストレスのせいだ」などと考えずに、体の調子がいつもと違うと思ったらすぐに病院を受診しましょう。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2014/03/09-386869.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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