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どれくらい自立できるのかのが鍵!~脊髄の構造と脊髄損傷のレベル~

人体模型

脊髄損傷と一言に言っても、脊髄のどこを損傷したかによって、その後に残される能力は大きく変わってきます。脊髄の構造と脊髄損傷のレベルについてまとめます。

 

脊髄の構造

脊髄は、椎骨という骨がつながった脊椎(背骨)の中を通って脳から尾てい骨のあたりまで到達します。椎骨と椎骨の間から脊髄は左右対称に神経を伸ばして、それぞれ担当する筋肉や感覚受容器まで伸びていきます。上から何番目と何番目の骨の間から出るかによって、担当する部位は分かれています

椎骨は首にあたる部分が7個(頚椎)、胸にあたる部分が12個(胸椎)、腰にあたる部分が5個(腰椎)があります。脊髄はこの骨と骨の間を通るので、その隙間は首にあたる部分で8個(頚髄)、胸にあたる部分で12個(胸髄)、腰にあたる部分で12個(腰髄)に分かれ、更にその先は仙骨という骨の間から5個(仙髄)、その先に1個(尾髄)出てので、計38個に分けることができます。

 

脊髄の名称

頚髄

上からC1~C8といいます。C1~C3を損傷すると呼吸障害になるので、人工呼吸器が必要になります。C5~C8を損傷すると上肢より下が麻痺します。

胸髄

C8の下からTh1~Th12といいます。損傷すると体幹から下が麻痺。車いすは必要ですが、日常生活動作が自立し、簡単な家事動作や職種によっては仕事が可能なこともあります。

腰髄

Th12の下からL1~L5。損傷すると下肢から下が麻痺。実用的には車いすでの移動になりますが、装具と松葉杖で歩行が可能なこともあります。L3以下だと膝から下の装具と杖で歩行が可能です。

仙髄・尾髄

仙髄がL5の下からS1~S5。損傷すると足の指が麻痺。その下が尾髄C0といいます。足関節の動きが不十分ですが、歩行は可能です。

 

完全損傷の場合を想定していますが、不完全損傷で、一部の機能が残存していたりすると、到達できるレベルはまた変わってきます。症状にあったリハビリテーションと環境調整が必要になります。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/01/27-356358.php)

著者: amママさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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