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脊髄損傷でもこんなことができる!損傷レベルと日常生活動作~頚髄の損傷~

首

脊髄損傷は、脊髄のどの部分で損傷したかによって、どの筋肉が働くか、どこの感覚が残るか(残存機能)が変わってきます。ここでは、頸髄損傷、よく頚損(けいそん)と言われる首の部分の脊髄が損傷した場合についてまとめます。

 

C1~C3(頚髄1番目から頚髄3番目)

・呼吸障害があるため、人工呼吸器が必要になります

・首より下は全く動かず、感覚もないので身の回りの動作は全て介助です

・首や顔の筋肉は動かすことができます

・息を吹いて反応するスイッチ、唇や首の動きによって反応するスイッチなどを使って環境制御装置をコントロールします。

例:ナースコールを押す、テレビリモコン操作、音楽をつける、電気をつけるなど

・意思伝達装置などを使用してメールやインターネットを使うこともできます

・移動は特殊電動車いすで行います

・特殊寝台が必要です

 

C4

・自分で呼吸ができ、首をすぼめる運動はできますが、それ以外は難しいので身の回りの動作は全介助です

・棒のようなものを口にくわえたり、帽子の先に棒がついたようなヘッドポインターと呼ばれる道具を使うなどして、パソコンの操作や本のページを捲ったり、リモコンの操作ができます

・ベッドの背もたれをおこしたり、車いすに座ってセッティングしてもらえばストローなどで飲み物を飲むことができます

・移動は特殊電動車いすです

・寝具は電動ベットなどの特殊寝台が必要です

 

C5

・肘を少し曲げたり、手のひらをひっくり返したりなどの動作が一部可能です

・ベットの背もたれをおこしたり、車いすに座った状態で、セッティングをしてもらえば、上肢につける装具や自助具と言われる便利グッズなどを利用して食事や書字、一部の整容動作が可能です

・電動の車椅子か、手でこぐ部分(ハンドリム)を工夫した車いすで移動が可能です。ハンドリムを握ってこぐことができないので、専用の手袋をしてこぎます

・寝具は特殊寝台が必要です

・ベットから車いすへ移るときは、電動で体を移動させてくれるリフターがあると便利です

 

C6

・腕を少し上げたり、肘を曲げたり(伸ばせない)、手首を少しそらすことができます

・ベット上での寝返り、起き上がりなどの動作は環境を整えることで可能なひとも多いです

・上半身の着替えは可能です(ボタンなどは難しいので衣類の工夫が必要です)

・車いすでの移動が可能です

・一部の人はベットから車いすへの移動が可能です

・一部の人は改造自動車の運転が可能です

 

C7

・肩、肘、手首の動きがほとんどできます

・日常生活の動作は環境を整えることでほぼ自立を目指せます

・ベッドと車いすとの移動が可能です

・便器と車いすへの移動ができます

・入浴も環境を整えれば可能です

 

完全損傷の場合を想定していますが、右がC5,左がC6レベルなどではまた能力が変わってきます。

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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