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受傷・急性期から回復期まで~脊髄損傷の救急処置や治療について~

バイク

交通事故、スポーツでの怪我などで多い脊髄損傷。もし、自分自身が、家族が、友人が脊髄損傷になってしまったら、そしてその場に居合わせたらどのようなことをしたら良いのでしょうか?

 

救急処置

・救急処置で大事なのは、脊髄に負った損傷をいかに悪化させないかということです。

・不安定な姿勢で外傷を負った、顔面・頸部・背中・腰に直接外傷を負った、飛び込み事故など脊髄を損傷したおそれのある場合は、必要ない限り患者を動かさないようにしましょう。

・意識の確認などで、顔の位置を上にしたくなることもありますが、体を持ち上げたり、ひねったりせず、動かさずに救急隊の到着を待ちましょう。

・また、バイクなどで事故を起こした場合で頸髄損傷のおそれがある場合はヘルメットをとってはいけません

 

急性期の治療

呼吸、血圧などを管理します

・X線で骨折の有無、脊髄の圧迫の程度などを把握します。

・脱臼骨折がある場合など脊椎が不安定な場合は固定する手術を行います

・ずれる心配が少ない骨折の場合は、コルセットなどで8~12週間程度固定されます

ステロイドの大量投与がされる時もあります

・手術の有無に関わらず、安静、鎮痛、筋弛緩薬で治療されます

・できるだけ早期からリハビリテーションを開始。呼吸理学療法、関節が硬くならないように関節を他動で動かす関節可動域訓練、残存機能を維持するための筋力訓練などを行います

・なるべく使いやすいような四肢の位置が保たれるように、装具をつけたりする場合もあります

床ずれを予防します

・状態が安定すれば、起立性低血圧に気をつけながら、ベッドの背もたれをおこしたりなど座位に向けた訓練を開始します

 

回復期初期の治療

車いす乗車の練習を始めます

・車いすに乗車している時間を徐々に伸ばして耐久性を向上させます

・座った状態で、手だけ動かすことでできる、食事や歯磨き、髭剃り、書字などを自助具を使用しながら練習します

 

回復期中期の治療

・車いすの耐久性が向上したところで、座った状態で自分自身でバランスを崩して体制を整えたりなどバランスを取る練習を始めます

着替え、排泄、移乗動作の練習を始めます

・車いすをこぐ練習を開始し、屋内→屋外に行動範囲を拡大させていきます

 

回復期後期の治療

・日常生活動作が自分自身で可能なものか、介助が必要なものかはっきりとしてきたら、住環境の調整、外泊訓練を行って、自宅で生活するための環境を整えます

・退院後も、自助具の修理や更新をおこなったり、自宅や社会生活を送る上で困ったことなどの相談を受けたり、新しい機器などの情報の提供などで継続的に援助を行います

 

退院後は本人ができること、介助が必要なことを把握して、手伝いすぎない支援が必要になります。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/11/16-373012.php)

著者: amママさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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