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脊髄損傷が治るかも!?脊髄損傷の新治療法の臨床試験開始!

注射

脊髄を一度損傷すると、元には戻らず、損傷した脊髄より下の筋肉・感覚は障害されてしまいます。そんな常識をくつがえすかもしれない新治療法の臨床試験が、実際の患者に対して開始されました。

 

脊髄が損傷する過程

・交通事故や転落、スポーツ事故などで直接的に断裂など損傷して機能しなくなってしまいます

・その後、傷ついた神経が炎症を起こして死んでしまうため、機能しなくなってしまいます

 

新治療法の概要

・岡野栄之慶応大学教授とベンチャー企業である「クリングルファーマ」がグループとなって臨床実験を行います

・神経細胞の再生を促す働きのあるたんぱく質の「肝細胞増殖因子(HGF)」を投与します。「HGF」は炎症を抑える効果もあります

・対象となるのは頸髄損傷の患者で受傷から66~78時間以内であることが条件です

・患者の同意を得た上で、「HGF」か擬似薬を患部に投与します

・「HGF」は1週間ごとに5回投与され、半年後に手足の動きがどれくらい改善したかを調べます

・2016年10月までの2年間で48人のデータを集める予定です

 

新治療法の動物実験

・マーモセット(さるの仲間)を使った実験では、「HGF」投与後8時間で手でモノをつかめるようになるくらいまで運動機能の回復がみられました

・ラットでも正常の8割程度まで機能が改善しました

 

期待される理由

・年間約5000人が新たに脊髄損傷となっており、その8割以上に効果が期待されています

・投与した「HGF」ががんになる可能性が低く、簡単な方法であることです

 

慢性期の患者に対する新治療の検討

・受傷から2週間以上経過した患者に対して、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経幹細胞を作って移植することを2017年をめどに臨床実験できるように目指しています

 

後遺症がどれだけ減らすことができるのか、安全性はどうなのかなどが注目されます。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2013/09/29-382650.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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