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社会生活で重要!脊髄損傷の排泄障害と自律神経症状について

トイレ

脊髄損傷と聞くと一番最初に思い浮かぶのが車いすでの生活、手足に力が入らないなどの運動障害ではないでしょうか。脊髄損傷になると、運動障害だけでなく、感覚障害、排泄障害、その他の自律神経障害も併発するのです。

 

排泄障害

排尿

おしっこが膀胱にたまると、尿意を感じで排尿する機能の排尿反射は保たれることが多いですが、たまりきらないうちにちょろちょろでてしまったり、出しきれずに膀胱の中に尿が残ってしまう事(残尿)があります。その人の症状に合わせて排尿方法が検討されますが、自分自身で尿道に管を入れておしっこを出してあげる、導尿を日に数回行うことも多くあります。

排便

受傷して24時間から3週間程度続く、脊髄ショック期は軟便や泥状便を失禁することもありますが、数ヶ月のうちに便秘に移行します。

排泄障害対策

・トイレは居間や居室の近くに

・腸閉塞の発生に注意して薬を使用しながら便秘を防ぐ

規則正しい排便習慣を身につける

・排便で長い時間座るときは、クッション性のある便座を使用したり、空調を調整したりなど床ずれに注意する

 

起立性低血圧

寝ている状態から、座位になったり、立位になったりすると、血液が麻痺をしている足など下の方に停滞してしまうので、低血圧になります。その結果、めまい、貧血の症状がでます。症状が出た時には寝た状態に戻したり、車いすでリクライニングして足を高くしてあげるなどして、頭の位置を下げてあげます。急に起きないことも大切です。

 

体温調節障害

麻痺した部分は発汗が難しいので、体に熱がたまってしまいます。長時間気温の高い場所にいないこと、直射日光を長時間浴びないこと、体を十分に冷やすことなどの対策が必要です。

 

自律神経過反射

便秘や尿が出ない状態が長く続くと、自律神経が過剰に反応した状態になり、異常な発汗、血圧の上昇、脈が弱くなる徐脈、顔面の紅潮が現れます。医師に相談して原因を解決します。

 

体が動かない以外にも、気をつけなければならないことがありますが、入院中に解決し、家庭復帰、社会復帰をしている方もたくさんいます。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2009/06/21-022779.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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