育児
指の形が変形する!?子どもがいる方は気をつけて!指の骨端線損傷
骨端線とは、子どもにだけ見られる軟骨から出来た組織で、肩や指など様々な場所に骨端線があります。
そんな骨端線が何らかの原因で損傷するのが、骨端線損傷です。
●指の骨端線損傷
指の骨端線損傷も、ほかの骨端線損傷と同じで、基本的には骨折に分類されています。
正確には軟骨の骨折ですので、骨の骨折とは違って、痛みがやや少なく、骨折ではなく捻挫などと誤解してしまう場合もあります。
なお、骨端線自体は男子で18歳くらいまでに、女子で16歳くらいまでになくなることがわかっています。大人には骨端線がありません。
●指の変形の可能性
指の骨端線損傷を適切に治療していれば、特に問題もなく、普通に成長していきます。
ですが、指の骨端線損傷を放っておいたり、気付かないまま過ごしてしまったりすると、指に影響が出ることがあります。
代表的なのが指の変形で、骨端線損傷が引き起こされた指のみ、ほかの指とは違った方向に曲がってしまいます。
また、骨端線は成長のためには欠かせない軟骨ですので、骨端線損傷があると成長にも影響があります。
例えば指の場合は、指の骨端線損傷で成長が妨げられ、ほかの指よりも細い・短いなどの変形が出るケースもあるのです。
具体的に何%の確率で指が変形する、とは言えませんが、骨端線損傷かもしれない、指のけがを痛がっているなら早めに親御さんが病院へ連れて行きましょう。
骨端線損傷になったとしても適切な治療を行えば、数か月で指は元通りになりますし、変形なども考えにくいです。
骨端線損傷の治療中は、しばらく激しい運動(野球やテニス、バレーボールなど)が出来ませんが、損傷していない部分のストレッチやトレーニングは可能となっています。
(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/04/16-360938.php])
著者: カラダノート編集部