カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. ガン・悪性腫瘍 >
  3. 精巣がん >
  4. 15~35歳の若い男性に多い!精巣にできる腫瘍「精巣腫瘍」

ガン・悪性腫瘍

15~35歳の若い男性に多い!精巣にできる腫瘍「精巣腫瘍」

dansei.jpg

精巣腫瘍とは?


精巣にできる腫瘍(おでき)です。
悪性腫瘍、いわゆるがんであることが多く、早期発見・早期治療が大切です。

頻度としては10万人に1~2人のめずらしい病気ですが、15~35歳くらいの若い人に多く、この年代の男性にできる悪性腫瘍のなかでは最も多いがんです。 

進行が速く容易に他の臓器に転移するので、放っておくと命に関わることのある怖い病気です。

しかし最近では、治療法の進歩により9割以上の人が完治するようになりました。
転移を起こしてしまった人でも適切な治療を行えば7~8割の人が治りますが、進行した状態では治療が困難な場合もあるので、おかしいなと思ったら恥ずかしがらずに早めに泌尿器科を受診することが大切です。

症状は?


痛みもなく、熱もなく、ある日気がつくと陰嚢(いんのう)のなかの精巣の一部がいつもより硬くごつごつしていたり、全体的にはれて大きくなってきて気づきます。

痛くもないし病院で見せるのが恥ずかしいと、腫れたのに気づいても医者に行かないで放っておく患者さんも多くいらっしゃいます。

このため、病気がかなり進行してお腹がふくらんできたとか、咳(せき)が出て胸が苦しくなったなど、精巣腫瘍の転移による症状のために病院を受診し、しかも精巣がはれていることを申告してくれないため原因がわからずに泌尿器科以外の科にかかり、他の治療を受けたのちに精巣腫瘍が原因だったとあとでわかることも実際にある話です。

また、精巣に痛みを伴う患者さんも1割くらいはいますので、痛いからがんではない、というわけではなく注意が必要です。

検査と診断


泌尿器科の医師が診察すれば、触っただけで、ほとんどの場合診断がつきます。
ただし、判断に迷う場合もあり、懐中電灯をあてて中身が詰まっているかどうか調べたり、超音波で腫瘍の内部を検査します。 

診断が確定すればすぐに血液検査で腫瘍マーカー(※)を調べ、細かい検査は後回しにしてできるだけ早く精巣を腫瘍とともに摘出する手術をします。

かつては受診した当日に緊急手術をしていた時代もありましたが、治療法が進み治りやすくなってきたため、そこまでの緊急性はありません。
しかし急激に進行する場合もあるので、できるだけ早期に治療を開始する必要があります。 


※腫瘍マーカー
がんの目印となる特定の物質。
体内に腫瘍ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質がその腫瘍により大量につくられ、血液中に出現する。
この物質を「腫瘍マーカー」という。採取した血清にモノクロール抗体という試薬を加えると、含まれている腫瘍マーカーと結びつくので、その量を測定する。また、尿や膣分泌液などを採取することもある。


射精障害について


腹部大血管周囲のリンパ節(後腹膜リンパ節)郭清術を施行した場合には、その後射精障害が起こることがあります。

射精障害は、射精した時の感じに変化はありませんが、精液が外に出てこない現象です。
男性不妊症の原因となり、この疾患が若年者に多いため重大な問題となります。

手術の範囲によって状況が異なり、必ず発生するとは限りませんし、その程度にも差異はあります。
病気の拡がりによっては、射精機能を残すような神経温存手術も可能ですが、病気の根治との兼ね合いで手術前に十分話し合いをする必要があります。


著者: ぷりんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

カラダノートひろば

精巣がんの関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る