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気になる病気・症状

腸管出血性大腸菌に感染した場合の治療法は?

 

腸管出血性大腸菌に感染すると下痢や腹痛に悩まされ、脳症などの後遺症を残す結果になることもあります。

腸管出血性大腸菌に感染した場合、どのような治療が行われるかを見ていきましょう。

 

●下痢止めは使わない

下痢が起きやすい人の場合は、普段から下痢止めを持っているケースもありますが、治療では基本的に下痢止めは使いません。

というのも、下痢止めを使ってしまうと腸の動きが悪くなり、腸内に溜まっている腸管出血性大腸菌を出せなくなってしまうからです。

普段とは違う水様便の下痢、発熱(38℃くらいまで)、腹痛を感じたら、下痢止めを使うよりも、まず病院へ行きましょう。

 

●水分補給と安静

腸管出血性大腸菌への感染症だけではなく、一般的な感染症への治療が『水分補給と安静にすること』の2つです。

この2つに加えて、家族がしっかり菌を寄せ付けないように工夫出来れば、家で治療することも可能です。

少しの水分補給も出来ず、脱水になっているときには、輸液によって体に水分を入れ込んでいきます。

 

●薬を使うとすれば抗菌薬

世界的にも腸管出血性大腸菌は見られますが、薬を使う国は多くはありません。

水分補給と安静という治療の基本をしていれば、あとは合併症が出ない限りは薬物使用は控える国が多いのです。

日本の場合も薬は基本的には使用しませんが、例外的に発病3日以内に抗菌薬を使うことを推奨されている点が、海外の多くの国とは違う治療法の特徴です。

 

腸管出血性大腸菌への感染が疑われる場合は病院で検査を受け、その後はしっかり安静にしていてください。

体が強くない分、お年寄りや小さな子供は腸管出血性大腸菌感染症の症状が重篤になることが多く、病院0で輸液による治療や24時間体制での管理を受けるケースも、少なくはありません。

(Photo by:pixabay )

著者: あさこすさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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