育児
ヘルパンギーナは「子どもの病気」ではありません~大人の症状と特徴
夏に流行するヘルパンギーナには、「子どもの病気」というイメージがあるかもしれません。確かに子どもの発症が多い病気ですが、大人にも感染・発症します。大人のヘルパンギーナに多い症状を挙げます。
基本的な症状は同じ
子どものヘルパンギーナと同じく、高熱・口腔内の水泡・咽頭炎が主な症状です。突然の発熱と、喉の痛みから始まるケースが多いでしょう。
症状が重く、長引く
基本的な症状は子どもと同じですが、子どもに比べて症状が重く、長引きがちです。高熱が出る期間は子どもなら1~2日、長くても3日程度です。大人では3日以上続く場合もあります。熱の高さも39度以上が多く、かなり重い症状といえます。口腔内の水泡もたくさん生じ、それらが潰れて多数の口内炎になることもしばしば。食事を摂りづらく、苦痛をともないます。
大人に多い症状
強い倦怠感、関節の痛みが大人のヘルパンギーナの特徴です。これらの症状も長引くことが多く、完全に復調するまで10日~2週間を要する人もいます。
ヘルパンギーナを発症しないためには
ヘルパンギーナの原因ウイルスは、大人にも感染します。しかし、大人は子どもよりも抵抗力があり、体力も十分なので発症にいたらないケースがほとんどです。そのため、「子どもの病気」というイメージがあるのでしょう。ところが大人でも抵抗力が弱り、体力が落ちていれば発症にいたります。そして体力が低下しているので、症状も重症化しやすくなるのです。
感染経路は、ほとんどが家庭内にいる子どもから。まず子どもがヘルパンギーナに感染し、看病している大人にうつる…というのが、多いでしょう。ふだんから体調管理に努め、感染しても発症しないよう、体力をつけておきましょう。
大人もかかりうる病気だと考え、思い当たる症状が現れたら病院へ行きましょう。
(Photo by:http://www.ashinari.com/2008/08/21-006867.php?category=53)
著者: カラダノート編集部