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アナフィラキシーは急激に発症する!発症から症状がひどくなるまで、ハチが入ってきた時の対処法など

この季節になると虫が増えますが、その中でも危険なのがハチです。ハチはさまざまな種類があり、刺されるとアナフィラキシーショックを起こしたりする種類もあります。このため、刺されないようにきちんと対処することが大切になります。今回は、室内に入ってきた時の対処方法について紹介します。

 

室内や車内にハチが入ってきた時の対処

室内にハチが入ってきた場合はまず窓を開け、電気を消すなどして室内を暗くし、ハチが外に出ていくのを待ちます。この対処を行う理由は、ハチの性質に明るい方向に行くというものがあるためです。そっとしておけば、ハチは自然に外へ出て行きます。車の中においても、中より外の方が明るくなるようにしてそっとしておいてください。また、窓ガラスや網戸などにハチがとまり、外へ出ていかない場合はセンスや新聞紙などにハチを静かにとまらせて、ハチを驚かさないようにして外に出してください。くれぐれもたたいたり追いかけ回したりしないでください。

 

ハチが室内に入りやすい環境

ハチの巣が屋根裏や軒下にあると気付かないような家の隙間から室内に入りやすくなります。このため、ハチの巣ができていれば専門の方に頼み、きちんと駆除してください。

 

ハチが室内に入って来るととてもあわててしまいますが、落ち着いて対処する事が大切です。

 

アナフィラキシーは急激に発症する!アレルギーの発症から症状がひどくなるまで

その人がアレルギーを持つ物質によって、全身性のアレルギー反応が引き起こされることをアナフィラキシーと言います。

アナフィラキシーショックはアナフィラキシーと同義で用いられることが多いですが、正確にはアナフィラキシーのアレルギー反応によって起こる、血圧低下を伴った重篤な状態のことをアナフィラキシーショックと言います。

 

アレルギーの発症

アナフィラキシー症状の発症は急激であることが特徴です。

ハチが原因となって起こるアナフィラキシーはアレルギーの起因物質を摂取してから、5分から10分程度で症状がはじまることが多いですが、中には30秒以内に症状が出るケースもあります。

 

発症まで30分以上かかるケースはまれですが、食べ物の場合は消化吸収されるまでに時間がかかるので30分から1時間、2時間以内くらいに発症することが多いとされています。

 

こうした発症までの時間は個人の起因物質に対する体質や、体調、摂取した起因物質の量、摂取方法などによっても異なります。

 

また、治療を受けるなどして一度初期症状が改善した後に再度アナフィラキシー症状が出現することもまれにあります。

この場合、多くは8時間以内に発症しますが、初期症状が消失したあとも安静にすることが必要です。

 

アレルギーの症状

初期症状・自覚症状

口内や唇のしびれなどの口内異常感/体の異常な感覚

のどや胸部の狭窄感/めまい/耳鳴り/動悸/腹痛/悪心

 

他覚症状

皮膚の紅潮/じんましん/冷や汗/喘鳴(ぜんめい)

血圧低下によって血の気が引く/意識障害/呼吸困難 

むくみ/気道狭窄による窒息

 

危険な症状はこれ!

危険なのは咽頭がむくむことによって気道が閉塞したり、不整脈、ショックなどの症状で、これらは死に至ることがあります。

 

咽頭のむくみはしゃがれたような声、発生困難、喉の異物感などが前兆として見られ、不整脈やショックの前兆としては動悸やめまい、気が遠くなるなどの症状が見られます。

 

また、重度の場合はたいてい症状の進行も急速ですが、症状が進行性の場合もありますし、皮膚症状や呼吸器系の症状を経ることなくショック状態に陥ることもあります。

 

起因物質がはっきりとわからない場合はアナフィラキシーと判断することが難しい場合もあります。

特に幼児の場合は言葉で症状を伝えることが難しく、外から症状を観察することがより重要になります。

 

医薬品によるアナフィラキシー~主な原因薬剤と症状

激しいアレルギー症状を呈するアナフィラキシーは、医薬品によっても起こることがあります。原因になる医薬品と、対処法をまとめました。

 

主な原因薬剤

アナフィラキシーを引き起こす医薬品には、血液凝固阻止剤(乾燥濃縮人アンチトロンビンⅢ)、殺菌消毒剤(クロルヘキシジン)、抗生物質(ペニシリン系、セファイマシン系、セフェム系)、ヨウ素製剤、抗がん剤(シスプラチン、リツキシキマブ)、ワクチン製剤などがあります。

乳・卵などの食物アレルギーがある人は卵由来の塩化リゾチーム、牛乳由来のタンニン酸アルブミンや乳酸菌製材でアナフィラキシーを発症する恐れがあります。鶏卵から精製したインフルエンザワクチンを接種してアナフィラキシーを発症したケースもあります。

 

症状

医薬品の投与直後から症状が出現します。ほとんどの場合は5~30分以内に起こるでしょう。

痒みや痛みをともなったじんましんなど皮膚症状から始まることが多く、同時に息苦しさや呼吸困難、嘔吐、胃痛も起こります。まれに皮膚症状がないアナフィラキシーも起こりますが、それ以外の症状が当てはまればアナフィラキシーを疑いましょう。

 

対処法

呼吸困難や顔面蒼白といった症状があれば、一刻も早く病院へ急ぎましょう。アナフィラキシーは、救急車の要請も必要な緊急医療の対象です。喘息、循環器系の疾患がある人は重症化しやすいため、やはり速やかな受診をお勧めします。それ以外の場合でも、一度治まった症状が時間をおいて再発する可能性があります。念のため病院へ行ってください。

過去にアナフィラキシーを経験した人は、筋肉注射のエピネフリンを携帯しているかもしれません。使用を迷っているうちに手遅れにならないよう、素早く注射しましょう。

 

食物アレルギー、ぜん息、アトピー性皮膚炎がある人は、ほかの人よりも薬剤性アナフィラキシーを起こしやすいので、薬の処方を受ける際は医師に相談してください。

 

「粉もの」でアナフィラキシー?!ダニアレルギーの人は要注意

ダニアレルギーがある人は、ホコリやハウスダストに気を配っているのではないでしょうか。しかし思わぬ原因でダニによるアナフィラキシーを発症することがあります。それは、「粉もの」です。

 

粉製品とダニ

天ぷら粉、小麦粉、お好み焼き粉、ホットケーキミックスなど粉製品にダニが入り込んで繁殖し、それを食べた人がアナフィラキシーを起こした事例があります。開封して数ヶ月~数年経過した粉製品が原因の場合が多いようです。過去にダニアレルギーを発症していた人もいましたが、粉製品を食べて初めてアレルギー症状を発症した人もいます。

実は、粉製品にはダニが繁殖する条件が揃っています。でんぷんやタンパク質が豊富な粉製品は、ダニにとって最高のエサです。ダニは狭くて体を潜り込ませられる場所を好むため、粉の中に住んで卵を産み付けることがあります。開封済みの粉製品を保存するのは、台所が多いでしょう。台所は適度な湿度があり、温かいのでダニの生育に適しています。このような理由から、粉製品はダニが繁殖する格好のすみかになります。

粉製品の中では、お好み焼き粉が最もダニを増やすといわれます。

 

粉製品によるアナフィラキシーを防ぐ方法

ダニは、わずかな隙間から粉製品の中に潜り込んでいきます。密閉容器に入れる、開封済みの袋をゴムやクリップで留めるなどしても、ダニの混入は防げません。

粉製品を加熱調理すれば混入したダニは死滅しますが、アナフィラキシーを引き起こすダニアレルゲンは消滅しません。

ダニの生育に不向きな条件で粉製品を保存するのが、アナフィラキシー防止には最も有効です。使いかけの粉製品は、密閉して冷蔵庫で保存しましょう。もちろん、早目に食べ切ることが大切です。

 

粉製品の扱いに留意して、アナフィラキシーを防ぎましょう。

 

もしものときのために知っておきたいアナフィラキシー対処法

アナフィラキシーとはハチやヘビによる毒の摂取や、薬剤投与の後に皮膚症状や鼻咽頭症状などが引き起こされるアレルギー反応です。こうした反応は免疫とは反対の現象と考えられ、防護状態(フィラキシー)とは反対(アナ)という意味でアナフィラキシーという名称になっています。

 

まずは速やかに医療機関

アナフィラキシーが疑われる症状が見られたら、すぐに医療機関を受診する方法を考えることが重要です。必要であれば救急車を呼ぶことも考えなければいけません。症状があらわれるまでの時間が短ければ短いほどアナフィラキシーの症状が重篤化しやすいですので、その場合は迷わず119番通報をしましょう。

 

現場で出来ること

現場でできる対応としては、アナフィラキシーのアレルギー症状の原因となっている物質を取り除くことです。アレルギー原因となる物質が体内に残ったままですと、症状がより悪化してしまうことが考えられます。

 

食品の場合…食物アレルギーでアナフィラキシーを起こした場合、口に食品が残っている場合はそれをきれいに口の中から出し、口をしっかりすすぎます。原因物質が皮膚についている場合や、目などの粘膜についている場合も同様に流水などできれいに流しとります。

 

ハチに刺された場合…ハチ毒が原因でアナフィラキシーを起こした場合は、すぐにその場から離れます。ハチは集団で行動しますので、攻撃対象が見つかるとすぐに数を増やして集団で襲い掛かってきます。その際に毒液を空中に巻いて場所を知らせるため、まずは場所を移動してください。またミツバチなどは刺した箇所に針を残していきます。このハリには毒液が残っていて、時間経過と共に毒液が体内に入っていき、症状の悪化につながります。そのため、ハチの針は速やかにその場で抜いてしまいましょう。

 

患者に対して

血の気が引いたり、めまいを感じるなどの血圧低下を示す症状が見られた場合は仰向けにして、足を心臓よりも高く上げ、心臓に戻る血液を後押しして、血圧の上昇をはかります。ただし嘔吐の症状や意識の悪さが見られる場合はこれを行わず、嘔吐物を出しやすいようにするために体を横に向けてあげてください。嘔吐物はのどに詰まると呼吸困難を引き起こすことがあります。

 

症状発症から医療機関での処置までの時間が命にかかわることもあります。急激に症状が進行する分現場での対応に左右される部分が大きいのです。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2012/10/02-371328.php

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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