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好発年齢は40~60歳代!男性に多い腎細胞癌の三大症状

腎臓癌でも、尿をつくる腎実質にできる腎細胞がんが九割を占めます。
腎臓癌で亡くなる人は年間約4000人です。罹患者数は、年間1万2000程度といわれています。罹患者数でみると、癌全体に占める割合は1%程度ですが、最近は急増しています。
これは、早期診断技術の進歩で発見されやすくなったことにもよります。
 

腎臓病に罹りやすい世代

男女比は2~3:1で、男性に多く、好発年齢は40~60歳代です。
成人の腎臓癌は発生部位により二つに分けられます。
尿をつくる腎実質にできる腎細胞癌と尿の通路である腎盂にできる腎盂癌で、前者が腎臓癌の約80%を占めています。
一般に腎臓癌というときは、腎細胞癌を指します。組織的には腺癌です。
 
ふつうは左右どちらかの腎臓に発生します。
両方に複数個の癌が発生する遺伝性のものもありますが、まれです。
喫煙、高脂肪食、発がん物質のほか染色体異常も喫煙、高脂肪食、一部の発がん物質や薬剤などが、危険因子にあげられています。
また、3番染色体短腕に存在する、癌抑制遺伝子の異常が関与しているともいわれます。
 
長期間透析を受けている人で萎縮腎がみられる場合には、嚢胞が形成され、やがて嚢胞内に腎臓癌が発見される例が増加しています。
しかし、発生のしくみは不明です。
 
 

腎臓癌三大症状は血尿・腹部のしこり・腹痛

癌の直径が5センチ以下の場合、ほとんどが無症状です。
最近では、検診や他の病気で受診した際に、早期の腎臓癌が偶然発見されることが多くなってきました。
 

一番多く見られる血尿

進行癌では、血尿、腹部の腫瘤(しこり)、腹痛が三大症状ですが、それらが同時にみられることはあまりありません。血尿は約半数の患者さんにみられます。
 
最初は肉眼ではわからない程度で、大半は痛みや発熱をともなわない無症候性血尿です。次に、はっきりわかる血尿が出ますが、痛みなどの症状はなく、数日で止まります。血尿が繰り返しあらわれながら、病状が悪化していきます。
 

わき腹の腫れとしこり

やがて、わき腹がはれ、痛み、不快感、圧迫感を覚えます。時には尿管で血液が固まって詰まり、激痛を伴うこともあります。陰嚢の静脈が浮きあがってくる精巣静脈瘤が起こることもあります。
 
倦怠感や食欲不振、発熱、体重減少などの全身症状もよくみられます。転移した臓器の症状から発見されることも少なくありません。肺に転移すると骨の痛みや手足のしびれなどがあらわれます。
 

初期から血尿を確認

腎盂癌は最初から血尿が出やすいのが特徴です。
出血が激しいと、尿管内の凝血により、腹部に鈍痛や激痛が走るようになります。また、ときに腫瘍による尿流障害から水腎症を起こして腎臓が腫れ、腎機能が低下します。膀胱癌を併発することも少なくありません。
 
症状があっても腎臓癌とは限りませんが、早めに専門医を受診しましょう。
血尿などの尿路症状があれば泌尿器科を、発熱などの全身症状が主体のときは内科を受診します。

著者: うにさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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