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ハチに刺されたときの症状は2種類、「局所症状」と「全身症状」それぞれどんな症状?
ハチに刺されるとものすごく痛いです。痛いだけで済むのならまだいいのですが、それ以上の様々な症状を起こすのがハチです。最近は山奥に巣をつくる場所を失ったハチが、街中に巣をつくることも珍しくありません。
そのハチが凶暴性が高く、捕食の性質があり、毒を多く持つスズメバチやアシナガバチといったハチならなおさら怖いですよね。
ハチに刺されたときに出る症状
ハチに刺されたときの症状というのは、個人差が大きいものです。これはよく知られていますが。初めてハチに刺された人と、ハチに刺されたのが2回目という人では、同じ刺され方でも症状の出方が違います。また、刺された場所や、その時の体調によっても症状は変わってきますし、ハチの種類や、体の中に入った毒の量によっても症状は変わります。
「局所症状」と「全身症状」
ハチに刺されたときの症状は2種類あります。刺された部分に出る「局所症状」と刺された部分以外にも出る「全身症状」です。それぞれどんな症状がみられるのでしょうか。
局所症状はどんな症状?
局所症状というのは、ハチ毒のものによって起こる症状です。
・刺された部分の激しい痛み
・刺された部分が赤く腫れる
こうした症状はすぐにあらわれ、普通は数時間程度で消失します。
この症状に対しては、流水で流して水溶性のハチ毒を除去したり、冷やすことで毒の吸収を遅くする処置ができます。また抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗ることでも対処できます。
全身症状はどんな症状?
全身症状というのは、ハチ毒に体が反応してアレルギー反応を起こして出る症状です。全身症状は以下のように多くの症状があります。
・全身の発赤
・全身のかゆみ
・蕁麻疹
・だるさ
・喉のつまり
・口の渇き
・口腔内のしびれ
・息苦しさ
・腹痛
・下痢
・吐き気
・全身のむくみ
・意識症状
・血圧の低下
・一時的な視力低下
・一時的な聴力低下
局所症状に比べれば遅延型の症状で、刺されてから2~3日をピークに症状が続きます。場合によっては1週間症状が続くこともありますし、時には1週間たってから症状が出ることもあります。
特に、重症になった場合は意識障害や、血圧低下など救急の対応が必要な症状が出る場合もあります。すぐに病院に連れて行きましょう。
ハチは刺されないことが一番です。つまり予防するのが一番なのです。特に毒性の強いはハチに刺された経験がある人は、再び刺されれば全身症状が強く出る可能性がありますので、注意しましょう。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部