メンタル
家に帰りたくない…!帰宅拒否症を引き起こしやすいタイプとは?旦那さんの「帰宅拒否症」チェック!どうやって治療・対策していけばいい?
登校拒否や出社拒否などは、それぞれ学校や会社のストレスがありますが、帰宅拒否では家庭へのストレスがあります。
帰宅拒否症そのものと、なりやすいタイプについてみていきます。
家に帰るのが"億劫・憂鬱"
帰宅拒否症は、登校拒否や出社拒否が家庭に起きていると考えてください。かかるのはほとんどが大人ですが、朝起きて会社に行くのは嫌ではありません。
ですが夕方、家に帰ってくるころになると気分が憂鬱で、家に帰ることに対して億劫になります。
とは言えども、実際に家に帰らない選択をする方は珍しく、ほとんどは憂鬱になりながらも家に帰ります。
繊細なタイプは帰宅拒否症になりやすい
日本ではどちらかと言えば、男性が外で働き女性が家を守るタイプの生活スタイルが多いです。
そのため、帰宅拒否症になる確率が高いのは男性ですが、中でも繊細なタイプは注意が必要です。
細かいことが気になる、気弱、あまり意見を言わないタイプは、家にいるパートナーに対してなんらかのストレスを感じていても言い出せず、そのまま帰宅拒否症になることが多いです。
生育環境にも注目
帰宅拒否症になりやすい旦那さんの実家は、お母さんが主導権を握ってお父さんがそれについていくパターンが少なくはありません。
自分の両親の行動や夫婦観は、自分の結婚後の生活に無意識下でも影響してしまうことがあります。
帰宅拒否症になりやすいタイプは、気が弱くあまり不満を口にしない、両親は不仲とまでいかなくても母親が実権を握っているタイプの家庭が多いようです。
帰宅拒否症は特別な人にのみ起きるわけではなく、誰にでも起きうる可能性があります。
また、特定の原因のみで帰宅拒否症になるケースよりも、日々の行動の積み重ねから帰宅拒否症になることが多いようです。
家に帰ってこない…夫・妻が帰宅拒否症かも?症状にはどんなものがあるの?
パートナーがなかなか家に帰ってこないと、浮気などを疑ってしまうこともありますが、帰宅拒否症の可能性もあります。
帰宅拒否症で出てくる症状をいくつか紹介します。
●家に帰れないのが最大の特徴
精神系・ストレス系の疾患は数多くありますが、帰宅拒否症について言えば、最大の特徴は家に帰れないことです。
家で待っている側からすると、家に『帰らない』のではないかと思いがちですが、心理的な負担から『帰れない』が正しいのです。
家に帰らずに何をしているかというと、カプセルホテルに泊まったり、ネットカフェで過ごしたりといったケースが多いです。
●普段の態度にそれほど変化はない
帰宅拒否症は軽症のうつと言われ、心理的な不安や負担が大きい状態ではありますが、はたから見てみると、普段の態度にそれほど違いはありません。
普通か、少し大人しいかなといったくらいですので、帰宅拒否症の本格的な『帰宅拒否』が出るまで、パートナーの変化に気づかない場合もあります。
ちなみに、帰宅拒否症になりやすい方はもともと大人しいので、落ち込んでいたりしても、普段通り静かなだけと見過ごされることもあります。
●早めの対策が肝心
精神的な症状はうつの方が重度にならないとあまり見られず、それまでは帰宅する時間が遅い、寄り道が多いといった症状にとどまるので、帰宅拒否症は見逃されがちな病気です。
ですが、夫婦の関係性は子どもにも影響しますし、何よりも帰宅拒否症からの浮気やうつへの移行を防ぐためにも、早めの対策が必要です。
帰宅拒否症をすぐに発見するのは難しいですが、最近帰りが遅いな、人と飲みに行く用事ばかりだなと思った時は、一度家庭内で話し合いの時間を設けてみるのもよいでしょう。
あなたの旦那さん、こんな症状出ていませんか?旦那さんの「帰宅拒否症」チェック!
帰宅拒否症という言葉を聞いたことがありますか?ストレス症候群のひとつで、「家に帰りたくない症」です。マイホームというのは何よりも安らげる場所で、仕事が終わったらすぐにでも帰りたいというのが大半の人の考えですが、そうではなく、帰っても安らげないから違うところに自分の居場所を作ってしまうのです。あなたの旦那さんは大丈夫でしょうか。
毎日午前様
もちろん仕事が忙しくて、帰宅時間が遅くなってしまう旦那さんもいると思います。
ですが、定時に仕事が終わっているはずなのに、毎日みんなが寝静まった頃になってから、わざと帰ってきていることがあります。あるいは、毎日どこかで飲んでから帰ってきていることもあります。その旦那さんは「しらふ」で家に帰ることができないタイプかもしれません。
どこかに泊まってなかなか帰ってこない
仕事が終わらずに、連泊している旦那様もいると思います。
そうではなく、特に用事もないのにネットカフェなどに連泊するタイプも多くなってきているようです。家のほうがゆっくりできるだろうし、体を伸ばして寝ることもできるのに、ネットカフェのほうが落ち着けるという人も多いようです。
反抗期の子どものことに興味がない
思春期の子どもを持つと、反抗期というものがやってきます。ちょっと前までいい子だったのに、今では反抗期真っ只中で大変ということもあります。母親は真っ向から向かえますし、そうするしかありませんが、どうしても父親というのは、見てみぬふりをしてしまう傾向があります。そうすると子どももそれを感じ取り、父親に対する態度がひどくなったりします。そこから逃げるために子どもに会わない時間帯にわざと帰ってきたり、外泊を繰り返したりします。
もちろん、本当に仕事が忙しくて帰ってこられないこともあると思います。ですが、それ以外で上記の症状がみられるようでしたら、帰宅拒否症の可能性があるかもしれません。旦那様の心の穴が大きくならないうちに、コミュニケーションをきちんととり、話し合いをしてみましょう。
パートナーが帰宅拒否症?…でも離婚はしたくない!どうやって治療・対策していけばいい?
パートナーが家に帰ってきてくれなくなった、いわゆる帰宅拒否症だが離婚はしたくない方もいます。
家で待っている方はパートナーへの愛情があるから、家庭生活を普通に送れるようにしたいと考えた時、どうやって帰宅拒否症への対策をしていけばよいのか見ていきます。
●自分の非も認める
夫/妻が帰宅拒否症になる原因の多くは、一緒に住んでいる妻/夫=パートナーにあると言われています。
年頃の子供がいる場合は、子どもの反抗期で帰りたくないケースもあるので、一概には言えませんが、いずれにしてもパートナーの問題はゼロではありません。
自分のパートナーが帰宅拒否症の場合は、自分にも非があるだろう、100%ではなくても自分にも悪いところがあったと認めることが必要です。
●ゆっくりと、落ち着いて話し合う
では、自分にも非があったとして、どんなところをどんなふうに直してほしいのかは、帰宅拒否症の方に聞いてみないとわかりません。
帰宅拒否症をうやむやにしないで、一度ゆっくり落ち着いて話し合う時間を作ってください。
このとき、『自分が悪いと認めたくなくて、ヒステリーを起こす』のは厳禁です。
夫婦の再構築のために、より相手の立場に立つべきは、帰宅拒否症のパートナーを持つあなたです。
●医師の診断・治療
帰宅拒否症で家に帰れない状況は、一朝一夕では解決しません。話し合いの末に離婚は避けたい、ということで意見が一致すれば、病院での治療を受けてみましょう。
中には、夜間に病院に泊めてくれるケースもあるので、治療と寝起きが一緒に出来る場所を探すのもよいでしょう。
パートナーが帰宅拒否症の場合は、一度話し合って、今後はどんなふうにしていくべきか、自分はどんなところを改善すべきかを見つめ直すことが必要です。
その上で、パートナーのうつ状態や精神的不安の解決のために、病院を利用しましょう。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部