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不眠・睡眠障害

睡眠導入剤の種類3つを徹底解説!効果の強さ、副作用の少なさ、注意点とは?

 

睡眠について問題を抱えている人でも、自分の睡眠障害の程度がそれを程でもないという人は、軽い効果で済む薬を所望するでしょう。特にその中でも睡眠のスタートである入眠に問題がある場合、睡眠導入剤という種類の薬が処方されます。

 

睡眠導入剤にはどんな種類があるの?

睡眠導入剤には、以下のような種類があります。

 

・ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤

従来の主流はこのベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤でした。

 

<メカニズム>

この薬には、「GABA」という脳内伝達物質が大きく関係します。

これは体を動かす主要な神経である、中枢神経を抑制させる物質です。このGABGAの働きを増強することで、体の活動を強制的にオフに持っていきます。

簡単に言えば、脳の活動を強力に、強制的にダウンさせることによって、精神と体が落ち着き、眠気を生じさせるという仕組みです。 

ベンゾジアゼピン系の薬のうち、抗不安作用を強く構成してあるものは抗不安薬になりますし、催眠作用が強いものは睡眠導入剤となります。

<だから、こんな点に注意>

ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、大きな問題点を抱えています。それが「効果が強力」ということです。

もちろん、強力に効くとうことは、睡眠障害の症状を強力に改善してくれるということです。

一方で問題になるのが、「副作用」です。薬の効果が大きすぎて体がそれに頼りきりになってしまい、薬なしで眠れなくなりやすいです。そのため、急に薬をやめたりすると、服用前よりももっと強い不眠症状に悩まされることがあります。

 

こうした特徴のため、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤の連続服用は、原則1ヶ月以下が望ましく、服薬をやめるときは指導の下、徐々に減量していく必要があります。

 

・非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤

上記のベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤には、依存性が高い点が服用する上での問題としてありました。そのため、それを解決するために、台頭したのがこの非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤です。

 

<メカニズム>

上記のGABAという物質は放出されると、受容体という場所に取り込まれることで効果を発揮します。

ベンゾジアゼピン系の薬は、2つある受容体のうち2つともに取り込まれて、効果を発揮するため、非常に強い睡眠作用を持っています。

これに対して非ベンゾジアゼピン系の薬は、2つの受容体のうちの1つに作用します。

ベンゾジアゼピン系に比べれば、穏やかに脳の活動をダウンさせます

 <だから、こんな点に注意>

メカニズムを見ると分かるように、効き方穏やかなこの薬は、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤に比べて副作用を起こしにくいです。

ベンゾジアゼピン系の改良バージョンと言ってもいいかもしれません。

ただ、もちろん効きが弱い分、催眠効果も弱めになっています。そのため、長期的な不眠や、重度の不眠には効果がないことがあります。

さらに非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、短時間に作用するものしかありません。そのため入眠障害には効いても、途中覚醒や早朝覚醒といった睡眠障害には効果が出づらいです。

 

・メラトニン受容体作動薬

睡眠導入剤に含まれたり、睡眠改善薬と言われたりしますが、上記のふたつとは違う作用で睡眠に働きかける薬があります。

 

<メカニズム>

本来人が自然に睡眠に入るときは、メラトニンというホルモンが放出され、メラトニン受容体という場所に取り込まれます。これによって睡眠中枢が活発になり、だんだんと体が眠る方向に傾いて、入眠します。

このメラトニンを体の中に増やし、受容体を刺激するというのがこの薬の働きです。

自然な眠りの流れを促進することが、この薬の特徴です。

<だから、こんな点に注意>

この薬は、人の自然な眠りをサポートするものですので、何となく副作用などの悪い点が少ないように思われます。ですが、いくつか気を付けるべき点もあります。

まず、比較的新しい薬のため、上記の薬と比べて臨床データが少ないです。そのため副作用についても、ないとは言い切れません。むしろ、めまいやうつ病のリスクが報告されてもいるようです。

また、自然な眠りを促進するというと聞こえはいいですが、これは強力に睡眠を促すということではありません。そのため、比較的効果が弱く、睡眠障害の程度が重い場合にはもっと強力な薬を選択せざるを得ないこともあります。

 

 

薬の作用の仕方は色々とあります。従来のベンゾジアゼビン系の睡眠導入剤は確かに副作用が強いものですが、非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤はそれが少ない分、効果が感じにくいのも特徴です。またメラトニンは全く別の角度から作用します。こうした違いをよく踏まえた上で、薬を選択していきます。

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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