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気になる病気・症状

チラーヂンを飲み忘れてしまった!一体どんな症状が出るの?

喉にある甲状腺の機能が低下し、全身にだるさなどが出てくる橋本病の治療に使われるのがチラーヂンです。

 

チラーヂンを飲み忘れてしまった時には、さまざまな症状が出る可能性があります。

 

●2-3日の飲み忘れはあまり影響がない

チラーヂンは甲状腺機能低下症を持っている方には欠かせない薬ですが、実は2-3日の飲み忘れではあまり症状が出ません。というのも、チラーヂンが体に働きかけているのは、甲状腺ホルモンそのものを足すことです。

 

そして、体の中に入った甲状腺ホルモンは半減するまでに1週間かかるので、2-3日では症状が出ないのです。

 

●飲み忘れの症状は甲状腺機能低下

チラーヂンは甲状腺ホルモンを足しているので、飲み忘れると甲状腺ホルモンが足りなくなり、甲状腺機能低下の症状が出てきます。

 

具体的に多くの方が感じているのは、体のだるさやボーっとするなどの症状です。これは甲状腺機能低下症のもともとの症状で、なんだかだるいと思っていたら、チラーヂンの飲み忘れだったパターンも少なくはありません。

 

●思い出したらすぐ服用

もしもチラーヂンを飲み忘れた時には、思い出したらすぐ服用するように心がけてください。1日に数回飲んでいる場合は、思い出した時に1回、次からは普段通りの時間に飲むようにします。

 

いずれにしても、飲み忘れたからといって、チラーヂンを2倍量飲んだりということはしないでください。甲状腺ホルモンは、健康な人であっても多く出るホルモンではなく、扱いには注意が必要とされています。

 

チラーヂンの飲み忘れがあっても、慌てずに対処すれば、甲状腺機能低下症のひどい症状に悩まされることは少ないです。

 

基本は、飲み忘れのないようにしっかりと管理することが大切です。

 

チラーヂンとの飲み合わせに注意!メチルエフェドリンって何だろう?

チラーヂンは橋本病など、甲状腺機能低下症の治療に用いられる薬です。そんなチラーヂンとの飲み合わせがあまりよくないものに、メチルエフェドリンがあります。

 

●メチルエフェドリンとチラーヂン

メチルエフェドリンは、主に気管支を広げる目的で気管支喘息や慢性気管支炎、風邪の治療に用いられています。

また、弱いながらも抗アレルギー作用があることから、湿疹やじんましんが出た時の飲み薬に使われることもある薬です。

 

チラーヂンは、そんなメチルエフェドリンの作用を増強してしまうことがあり、メチルエフェドリン自体は強い薬ではないのですが、やはり飲み合わせはよくありません。

 

●市販薬にもメチルエフェドリンが含まれる

病院にかかるときには、チラーヂンを普段から服用していることを告げればOKですが、市販薬については自分で気をつけなければいけません。

市販の風邪薬、特にせきや痰に効くタイプのものは、メチルエフェドリンが含まれていることが多いです。

それ故に、市販の風邪薬を買うときにはメチルエフェドリン配合かどうかを調べた方が良いです。

 

●その他の飲み合わせについて

チラーヂンには、そのほかにも飲み合わせに気を配るべき薬がいくつかあります。

例えば鉄剤やスクラルファートを含む胃薬は、チラーヂンと一緒の時間に摂取することは出来ません。

時間をずらして飲んでいくことで、どちらの薬の効果もしっかり出すことが可能です。

 

ほかに、メチルエフェドリンのように、ワーファリンやジゴシンなどは、薬の作用が増強・減弱する可能性があります。

 

チラーヂンを飲むときにはほかの薬との飲み合わせに注意が必要ですが、それはほかの薬にも言えることです。複数の薬を飲むときには、飲み合わせに気を配ることを忘れないようにしましょう。 

 

橋本病の治療法はただ一つ

甲状腺の機能が低下したまま治療しないで放置していると、様々な臓器の働きにも影響が出てきます。

 

橋本病の治療法を具体的に見てみましょう。

 

■甲状腺機能が正常である場合

血液検査で自己抗体(TgAb,TPOAb)が見つかっても、甲状腺ホルモンの状態が正常で、機能が低下していないのであれば、体への影響も自覚症状も全くないので、治療をせず経過を見ることが多いようです。

 

ただし、薬を飲まなくても3~6ヶ月に一度は医師を受診し、経過を見る必要があります。

将来的に病気が進んでしまう可能性があるからです。

 

特に、妊娠・出産を希望する人はチェックがかかせません。

 

■ホルモンが不足している場合

甲状腺機能が低下している場合は、治療の必要があります。

橋本病の治療法はただ一つ、薬によって足りなくなっている甲状腺ホルモンを補う方法です。

 

組織が傷つき破壊された甲状腺を、もう一度ホルモンが合成・分泌できるように修復する方法はないので、外から補充するしかないのです。

 

■甲状腺ホルモン剤

いくら体に必要なホルモンといっても、いきなり多くの量を補給しては体全体のバランスをくずしてしまいます。

最初は少量の服用から始め、徐々に増やして適量を決めていきます。

必要なホルモン量は人によって違いがあるので、血液検査でホルモン濃度を測りながら適した量を見極めます。

 

甲状腺機能低下症の治療に使われる甲状腺ホルモン剤には、レボチロキシンナトリウム水和物があります。

これは甲状腺ホルモンを人工的に合成した錠剤で、商品名は「チラーヂンS」といいます。

 

■副作用は少ない

甲状腺ホルモン剤の成分はもともと人間の体の中にあるもので、異物ではありません。

そのため、長期間・継続的に服用しても、ほとんど問題は起こりません。

 

しかし、薬の量が多すぎて、機能亢進症の症状(動悸、骨のカルシウムの減少など)が出ることがあります。

年に数回は血液検査を受け、薬の量が適切かチェックすることが大切です。

(Photo by://pixabay.com/

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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