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発熱や下痢…腸管内で病原性を発揮する原因となる大腸菌の種類とは?

  

腸管出血性大腸菌感染症の原因菌は、大腸菌属に属する菌です。大腸菌属の種類にはいくつかあり、腸管出血性大腸菌感染症の原因として最も問題となるのは、大腸菌E.coliです。今回は、この腸管出血性大腸菌感染症の原因となる、大腸菌E.coliについて紹介します。

 

大腸菌E.coliについて

大腸菌E.coliは、その菌が起こす病状によって5つに分類されます。この5つの分類の名前は「腸管組織侵入性大腸菌」「腸管病原性大腸菌」「腸管毒素原大腸菌」「腸管出血性大腸菌」「腸管付着性大腸菌」と言います。各分類の菌によって、引き起こされる病状は以下の通りになります。

 

腸管組織侵入性大腸菌

通常の下痢とともに発熱、腹痛、膿・粘液・血液が混入した下痢が起こる場合があります。

 

腸管病原性大腸菌

通常の下痢とともに、腸管の上皮細胞に付着して障害を与えます。

 

腸管毒素原大腸菌

通常の下痢とともに、毒素を生産します。この菌については、衛生状態が悪い国に旅行した際に感染ずることが多く、いわゆる旅行者下痢症の原因として問題となっています。生産する毒素としては、熱に弱いLTと熱に強いSTといった毒素があります。

 

腸管出血性大腸菌

日本において、問題となることが多い菌が分類されます。症状としては、通常の下痢とともに溶血性尿毒症症候や脳症を起こします。致命的な場合もあり、国内で1年間にだいたい3000~4000人が感染、発症しています。

 

腸管付着性大腸菌

通常の下痢とともに血行性、リンパ行性、尿路性で感染を起こし、膀胱炎、腎盂炎、肺炎、髄膜炎などを起こします。

 

大腸菌といっても無害なものと有害なものがあり、有害なものについては上記のような分類があります。衛生状態に気をつけ、これらの感染を防ぎましょう。

 

(Photo by:足成

著者: いおさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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