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大腿骨近位部骨折のリハビリ期間は年齢によって差が出る?高齢者の骨折&交通事故・転落事故での骨折

大腿骨近位部骨折は、股関節の近くの骨の骨折で、老人にはよく見られる骨折でもあります。

そんな大腿骨近位部骨折のリハビリにかかる時間を見ていきましょう。

 

・一般的には3-4か月

大腿骨近位部骨折のリハビリにかかる時間は、手術をしてから大体3-4か月と言われています。

最初の1か月でベッドから起き上がって、次の1か月で徐々に体重をかけて立ち上がり、最後の1-2か月で歩行訓練、というイメージをしてみてください。

確実にその期間内でこのような変化がみられるということではありませんが、流れとしては起き上がる→立つ→歩く、となっています。

老人の大腿骨近位部骨折については、寝たきりのリスクを早期に減らすことが重要です。

 

・若い方が回復は早い

同じ部位の大腿骨近位部骨折をしたとしても、やはり若い方の方が回復は早いと言われています。

というのも、体力があるのはもちろん、筋肉の回復速度やもともとの筋肉量の影響も考えられます。

年を取ってくるとそれだけ筋肉が落ちている方が多いので、筋肉痛からリハビリが思ったように行かないケースもあります。

 

・最終的には半年くらいでしっかり歩ける!

3-4か月で歩けるようになって退院したとしても、しっかりと歩けると言えるのは半年くらいからと言われています。

ただ、老人の場合は、術前の歩行能力まで戻らない方が3割いるとのことで、元のように歩けるとまではいかないケースもあります。

もともと杖を使って歩いていた場合には、車椅子などになることも予測されます。

ちなみに、退院しても2-3ヶ月の通院リハビリが必要ですので、術後5-7か月までは、何らかのリハビリを受けると考えてください。

 

また、手術で人工関節を入れた場合には、適宜人工物の調子を見るために通院しなければなりません。

 

股関節ストレッチ~腸脛靭帯炎(ランナー膝)予防に効果大!

腸脛靭帯炎(ランナー膝)予防には、股関節ストレッチが有効です。道具を使わずに短時間でできる股関節ストレッチを紹介します。

 

股関節ストレッチの意義

腸脛靭帯炎は膝痛が起こることが知られていますが、脚の付け根にも痛みを生じるケースがあります。股関節を柔らかく保ち、周辺の筋肉の柔軟性を高めることは、腸脛靭帯炎予防に役立ちます。

股関節が硬い人にはO脚の人が目立ちます。O脚は膝にかかる負荷が偏り、腸脛靭帯炎の要因になります。股関節ストレッチでO脚を改善すれば、腸脛靭帯炎予防につながるでしょう。 

 

股関節を緩めるストレッチ

仰向けに寝転んで、右足を軽く曲げて左ひざの下に入れます。左足は伸ばしたまま、脚が数字の「4」のような形になるように。右足は左ひざの下に入れたまま、右ひざを立てたり倒したりを数回繰り返します。左右の足を入れ替え、同じくストレッチしましょう。

このストレッチは、股関節をひねるような動きになります。股関節が緩んで開き、O脚改善になります。

 

股関節の柔軟性を高めるストレッチ(1)

床にあぐらをかいて座ります。足を組むあぐらではなく、両脚の裏を合わせて座ってください。くっつけた両足の足先をつかみ、上体を前に倒していきます。可能なら、額が床につくほど深く状態を倒します。

この時、背中を丸めないように注意してください。姿勢よく座り、骨盤も背中もしっかり伸ばします。背筋を伸ばしたまま、お腹を足先につけるようにイメージして上体を倒しましょう。

 

股関節の柔軟性を高めるストレッチ(2)

仰向けに寝転び、両脚をまっすぐ伸ばします。息をゆっくり吐きながら右脚を少しずつ胸の方に引き寄せます。胸の前で数秒静止し、息を吸いながら元の位置に脚を戻します。左右交代で行いましょう。胸の前で膝を抱えるイメージです。

 

股関節のストレッチで柔軟性を高めておくと姿勢保持にも役立ち、スポーツ中のケガを防止することもできます。

 

内転筋トレーニングで腸脛靭帯炎(ランナーズニー)予防をしよう!

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)「ランナーズニー」を予防するには太ももの筋肉(大腿筋)、特に内転筋のストレッチと強化が効果的です。スポーツ前の準備運動、スポーツ後の整理体操に取り入れたい内転筋トレーニングを紹介します。

 

ワイドスクワット

足幅を広く取って行うスクワットです。

 

(1)足は肩幅より広く開け、つま先を45度の角度で外側に向けます。

(2)胸の前で両腕を組んだ姿勢を保ったまま、ゆっくり腰を落としましょう。この時、内ももの筋肉を伸ばすよう意識します。

(3)腰を深く落としたら、そのまま1~5秒間キープ。再び内ももの筋肉を意識しつつ元の体勢に戻りましょう。胸を張り、背筋を伸ばすのがコツです。

ワイドスクワットは、内転筋を強化するためのトレーニングです。

 

ドローイン

クラシックバレエの姿勢を取り入れたトレーニング方法です。

 

(1)背筋をまっすぐに伸ばし、骨盤をスッと立てるイメージで立位をとります。

(2)この時に肛門にキュッと力を入れて締め、内臓を持ち上げるイメージでへそのあたりを凹ませます。肩を後ろに引いて胸を張るのも忘れずに。

 

これだけの方法で、内転筋の引き締めに役立ちます。立位の方が効果は上がりますが、座位でもできるトレーニングです。

 

プリエ

プリエもクラシックバレエを応用したトレーニングです。

 

(1)両足をややずらして立ちます。ずらし方は片方のかかとが、もう片方の土踏まず(足の側面)に当たるようにします。バレリーナの立ち方をイメージしてください。

(2)両手は腰に当て、息を深く吸いながら軽く両膝を曲げます。

(3)次に息を吐きながら、膝の内側同士をくっつけるように足を伸ばして元の姿勢に戻ります。

 

先に紹介したドローインの姿勢で行うと、より内転筋トレーニングになります。

空いた時間でどこでもできるトレーニング。小まめに行って内転筋を鍛えましょう。

 

 

【大腿骨遠位端骨折】高齢者の骨折&交通事故・転落事故での骨折

大腿骨とは、太ももの大きな骨で、人体の中で最も大きい骨です。高齢者や事故で起こることが多い大腿骨遠位端骨折についてまとめます。

 

大腿骨遠位端骨折とは

大腿骨の遠位端とは、膝の上のあたりを指します。高齢者では少し転んだ程度の軽い外傷で骨折することがあります。特に骨粗しょう症の人は注意が必要です。若年者が骨折するときは、交通事故や転落事故などの大きな外力が加わった時に起こります。膝の関節を形成しており、骨折が膝の関節面まで達しているものと、達していないものの2種類に分けられます。 

 

症状

膝周囲の痛み、腫れが強く歩行ができなくなります。膝に近い部分の骨折なので、治療しても後遺症が残る可能性があります。

 

治療

骨がずれていない場合(転位がない場合)はギブスを固定をしたり、足をひっぱっておいて転位を防ぐ方法がありますが、寝たきりの状態が長く続くため、後遺症が残る可能性が高くなります。たいていの場合は転位があるので、手術をして固定をします。骨の中に多いなネジのような金属を入れて固定するものと、プレートを大腿骨にそって置いてネジで固定する方法があります。手術を行ったほうが、リハビリを早く始められるので、後遺症が少なくなる可能性が高くなります。

 

リハビリテーション

主にPTが担当します。

 

術後すぐ

・浮腫や腫れを軽減するためにマッサージをしたり、手術をした足を置く場所を工夫します

 

術翌日

・膝を曲げる練習を始めます(骨折が複雑な場合、骨粗しょう症がある場合などは1~3週間後位から)

・膝周囲の筋力強化訓練

・術後6~8週から徐々に体重をかける練習を始めます。

 

膝が曲がりにくい、伸びにくいなどの関節の制限によって、正座ができなかったり、歩行能力が一段階下がるなど後遺症の残りやすい骨折です。適切な治療とリハビリを行って、なるべく元の状態に近づけましょう。

 

【大腿骨近位部骨折】リハビリで股関節に負担の少ない動作を身につける

高齢者で骨粗しょう症の人に多い大腿骨近位部骨折。少し転んだだけで骨折してしまうこともあります。治療は主に手術で行われますが、退院後も安全に生活するためにポイントがあるので、リハビリテーション方法も交えてまとめます。

 

動作の練習

人工骨頭置換術を受けた人は特に、脚を内側にひねる動作(膝を曲げて、内股にして足先が外側に向くような動作)が禁忌となります。股関節が脱臼するおそれがあるからです。脚を内側にひねる動作を行うのは靴下を履いたり、トイレで立ち上がったり、お風呂で浴槽から出ようとしたりなど、日常の何気ない作業で行っていることになります。そのため、入院中に脚を内側にひねる動作をしないように、しっかりと意識するとともに、作業療法や病棟生活の中で、動作を反復練習しておくといいでしょう。

 

退院後の生活

自宅に帰ると、以前と同じ状況で転ぶのではないかという恐怖感から、なかなか活動的になれない人もいます。入院中に十分リハビリテーションをしたので、自信を持って、でもすこし気をつけて以前と同じかなるべく近い状態で動くことが大切です。

 

・食事

食卓で食べていた人はなるべく食卓で取りましょう。ベットで食事をしていた人も、しっかりと体を起こして、食事をしましょう。体を起こさずに食事をすると、誤嚥をして肺炎を引き起こす可能性があります。

 

・着替え

靴下、靴、ズボンやスカートなどの着替えには特に注意が必要です。無理せずに腰掛けて着替えましょう。また、脚を内側にひるような動きにならないように、内股で行わず、少しガニ股で履くようにしましょう。

 

・トイレ

トイレからの立ち上がりに注意が必要です。内股にして、膝と膝をくっつけて立つことは危険です。しっかりと肩幅に脚を開いて、少しガニ股気味に立ち上がりましょう。

 

・入浴

椅子からの立ち上がりはトイレと同様です。また、浴槽の出入りの時に、足先を外側に向けてまたぐことは危険です。またぐときに脚をガニ股にして、足先を内側に向けるようにして出入りしましょう。

 

他にも、手術の方法などによって注意点があるかもしれません。入院中に、主治医や理学療法士、作業療法士にしっかりと確認をして、退院後自分らしい生活を送れるようにしましょう。

(Photo by:足成 ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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