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メンタル

リスク軽減にも治療にもなる!うつ病の運動療法にはどれくらい効果があるの?

運動はうつ病改善のための重要なポイントとされることが多いです。

実際のところ、運動がうつ病に与える影響はどれくらいなのか、いくつかの研究結果を紹介します。

 

●20-30分の軽い運動がうつ病リスクを減らす

カナダのトロント大学で、26年分の論文を調査したところ、運動不足によって年をとってからうつ病になるケースが多いことがわかりました。

年齢を重ねてからのメンタルヘルス対策に必要なのは、1日わずか20-30分のウォーキングなどの軽い運動でOKとのことです。

わざわざウォーキングをするのは大変、という場合にはガーデニングなど家の庭で出来るような動きでもよいそうです。

(参考:AMERICAN JOURNAL OF Preventive Medicine-Physical Activity and the Prevention of Depression //www.ajpmonline.org/article/S0749-3797(13)00451-0/abstract)

 

●有酸素運動と薬の併用で再発も防げる!

今現在うつ病になっている、という場合にも運動は治療を手助けしてくれます。

うつ病の薬として一般的に用いられているSSRIの服用のみでは、10か月後の改善効果維持が55%、再発率は38%でした。

一方で、SSRIの服用と有酸素運動を行った場合は10か月後の改善効果維持が62%、再発率は31%と少し低めです。

 

●運動のみでうつ病が回復するケースも

有酸素運動のみで、うつ病を改善したケースもあります。

上に挙げた有酸素運動と薬に関する研究では、薬のみ・有酸素運動のみ・有酸素運動+薬という3つのグループに分けて研究が行われました。

その結果、有酸素運動のみでも16週間の治療で、60.4%が改善の兆しを見せたのです。ちなみに薬のみでは65.5%、薬と有酸素運動では68.8%の改善率です。

 

運動はうつ病に効果があるというのは本当で、数々の研究結果からもうつ病への有効な手立てであることが証明されてきました。

薬と有酸素運動、2つの組み合わせを比較した実験では、週に3回、1回30分の運動を行って改善効果が出たので、日常でも十分取り入れられる範囲と言えるでしょう。

(参考:青葉こころのクリニック うつ病の運動療法研究報告 //aoba-kokoro-c.com/treatment2.html)

 

(Photo by:足成 ) 

著者: あさこすさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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