育児
骨端線障害の予測できない?!子どもの成長への影響…できるだけ成長障害を起こさないためには?
スポーツなどの身体活動によって、骨を損傷してしまうことは、子どもには比較的よくあります。中でも気をつけなければいけないのが、骨端線の損傷です。
骨端線というのは骨が成長する部分であり、この部分が損傷することは骨の成長が阻害される可能性を示しています。
予想ができない将来への影響
骨端線が損傷されている場合、その時にはレントゲンなどをとって問題が見られなくても、将来的に問題が生じてくることがあります。
そのため、骨端線が損傷されて最初に医者にかかったときには、「固定して安静に」と言われただけだったのに、しばらく経ってから「将来成長に支障が出る可能性がある」といわれることもあるのです。
現時点では影響はないけれど、骨がどうやって成長していくか分からないため、医師もどうなるという、完璧な予想はできないのです。
成長障害を予防するために
「将来のことがわからない」と言われてしまっては、子ども自身も不安でしょうし、親御さんも気になると思います。特にスポーツをしているお子さんの場合、そうした影響は非常に気になります。
将来絶対に影響が出ないようにすることはできませんが、その可能性を減らしていくということはできます。
関節の運動範囲の維持する
骨端線を損傷した関節が、損傷によって可動範囲が狭まってしまうと、狭まった可動範囲で固定されてしまいます。そのため損傷があるから動かさないのではなく、損傷があってもそれまでの可動範囲を維持できるように、しっかりと動かさなければいけません。
ストレッチ
骨が損傷すると、それについている筋肉がかたくなってしまうことがあります。そのためその関節の周りの筋肉を、ストレッチしてあげることで筋肉の柔軟性を保てます。
ストレッチの仕方は損傷した場所によって変わってきますから、医師の指示を仰いだ方がいいでしょう。
運動範囲の維持もストレッチも、自己判断で行うのは避けましょう。それで悪化させてしまったら元も子もありません。
出来る限りのことを、やりすぎないようにして行うようにしましょう。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部