カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. ガン・悪性腫瘍 >
  3. 基礎知識 >
  4. 原因 >
  5. 発がん性物質としてスウェーデンで発表された食品中の「アクリルアミド」

ガン・悪性腫瘍

発がん性物質としてスウェーデンで発表された食品中の「アクリルアミド」

  

発がん性物質にはさまざまなものがありますが、2002年4月スウェーデン政府によって発表された物質である食品中のアクリルアミドは、ヨーロッパなどで近年とても注目されています。今回は、食品中のアクリルアミドについてご紹介します。

 

食品中で発がん性をもつアクリルアミドができる仕組み

食品中で発がん性をもつアクリルアミドができる仕組みは、炭水化物を多く含む作物を焼く、または揚げることによってできるといったものです。スウェーデン政府とストックホルム大学が、共同で行った研究によって報告されました。この仕組みは、スウェーデン食品庁(NFA)のホームページでも公開されています。 

 

アクリルアミドの発がん性はどのくらい?

国際がん研究機関によるとアクリルアミドは人に対して、「おそらく発がん性がある」に分類されています。しかし、食品に含まれるアクリルアミドが原因でがんにんあた方は、今まで確認されていません。

 

日本の厚生労働省の対応

厚生労働省では、日本の加工食品にアクリルアミドが含まれるかどうかを確認するため調査を行っています。調査を行ったのは国立医薬品食品衛生研究所です。ジュネーブで開催されたWHO/FAO専門家会合「食品中アクリルアミドについて」にも参加しています。その後、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会毒性部会がWHOや各国政府の状況、国立医薬品食品衛生研究所での調査結果等を踏まえ、日本では食品中のアクリルアミドについて以下のとおり対応することとしました。


以下厚生労働省のホームページより抜粋

 

(1)アクリルアミドについての情報を提供するとともに、十分な果実、野菜を含む様々な食品をバランスよく取り、揚げ物や脂肪食の過度な摂取を控え、


(2) 炭水化物の多い食品を焼いたり、揚げたりする場合にはあまり長時間、高温で調理しないよう、
厚生労働省ホームページ等を用いて、Q&Aなどわかりやすい内容で情報提供する。

 
厚生労働科学研究班においては


(1) 加工食品中のアクリルアミドに関する健康影響等の検討に必要なデータを引き続き収集し、そのデータを基に毒性部会にて検討する。


(2) また、アクリルアミド生成抑制及び毒性抑制についての研究を早急に実施する。

3 産業界に対して、アクリルアミド生成を抑制する製造条件等の研究を早急に実施するよう要請する。

 

抜粋終わり

 

上記のように日本政府は対策をとっていますが、まだアクリルアミドが見つかって調査期間が短く、アクリルアミドを全て取り除けるか、どの程度であれば安全かなどについてはわかっていないようです。

 

以上が、最近発見された発がん性物質アクリルアミドの紹介です。まだまだ研究段階のため、何とも言えませんが、次に出てくる情報について敏感になっておくと良いかもしれません。

 

(Photo by:足成 ) 

著者: いおさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

原因に関する記事

高身長ががん発症のリスクになる!?身長が高くなるほど増える、がんリスクの理由とは?

  がんのリスクを高める要因と言われて、「身長」と答える人は少ないと思います。が...

4倍も!アメリカ人は日本人より喫煙が原因の癌になりやすい?

がんのリスクについてもその他の健康リスクについても、海外と日本では状況が異なりま...


強い発がん性をもつ物質「ニトロソアミン」ができる?!硝酸を含む食材

   近年、肥料などに含まれる硝酸が野菜などに吸収されて、野菜が生きている間に...

鼻のがんの原因は?慢性副鼻腔炎など、炎症とウイルスが関与している!?

鼻や鼻腔、副鼻腔にできるがんを「鼻副鼻腔(はなふくびくう)がん」といいます。...

カラダノートひろば

原因の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る