カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 不眠・睡眠障害 >
  3. 睡眠薬 >
  4. 睡眠剤・睡眠導入剤・安定剤は眠れない時に処方されるけどどんな違いがあるの?

不眠・睡眠障害

睡眠剤・睡眠導入剤・安定剤は眠れない時に処方されるけどどんな違いがあるの?

  

日本人は世界各国の国民と比べて、睡眠の問題が多いという報告があります。さらに、睡眠に対する理解が低く不眠症は国民病となっているようです。その不眠症に処方される薬として睡眠薬、睡眠導入剤、安定剤がありますが、これらの違いをきちんと知っている人は少ないのではないでしょうか?

 

今回は、睡眠薬、睡眠導入剤、安定剤の違いについてご紹介します。

 

睡眠薬、睡眠導入剤、安定剤の違い

実は、睡眠導入剤と睡眠薬の間に本質的な違いはありません。睡眠導入剤は、睡眠薬のなかでも作用時間が短いタイプの薬を総称して呼ばれているようです。睡眠薬、睡眠導入剤はどちらも睡眠を誘発させ、ある一定時間睡眠を持続させます。

 

しかし安定剤は睡眠薬であり、睡眠導入剤と作用・効果とも異なります。安定剤は不安の緩和を目的としており、抗不安薬とも呼ばれます。

 

この睡眠を誘発しない安定剤が、なぜ睡眠をとるための薬として処方されるのかというと、睡眠への不安(眠れない、怖い夢を見てしまう等)を解消し、睡眠できる状態にするといった効果を目的として処方されるようです。

 

睡眠薬、睡眠導入剤、安定剤はそれぞれどんな場合に処方されるの?

睡眠薬は、早朝覚醒や夜中に何度も起きてしまうといった場合によく処方されます。睡眠導入剤は、眠るまでにどうしても時間がかかってしまう場合によく処方されます。

 

安定剤については、鬱症状やトラウマなど他の精神症状とともに不眠が出ている場合や、睡眠剤や睡眠導入剤では次の朝起きられないといった場合に処方されるようです。

 

以上が睡眠薬、睡眠導入剤、安定剤の違いです。不眠症を起こしてしまっている方は、医師と相談し自分の不眠症のタイプに効果の高い薬を、処方してもらうようにしましょう。

 

 

不眠症の薬が効かない時はいっそ起きていた方がよい!その理由とは

不眠症の薬が効かない時、なんだか落ち着かないけれどそのままベッドにいたりするのはNGです。

実は、薬が効かない時には起きていた方が良いのです。

 

●寝ようとすることのデメリット

睡眠薬が効かない時に、寝ようとすることのデメリットをいくつか紹介します。

まず1つは、ベッドを『眠る場所』と認識できないことです。ベッドは本来眠るためだけの場所であるべきで、ここに来る=眠るというサイクルを脳に作った方がよいのです。

わざわざ起きているとそのサイクルが乱れてしまう問題があります。

 

そして2つ目は、寝ようとしても眠れないので余計なことを考える危険性があることです。

特に、不眠症だけではなくうつ病や不安障害などで悩んでいる方の場合、今後のこと・過去のことなどさまざまなことを考え、不安で眠れなくなる可能性があります。

考えれば考えるほど脳は興奮するので、眠れない脳になっていくこともデメリットです。

 

●起きておくときにしたいこと

睡眠薬を飲んでも眠れず、起きていると決めたらいくつかやることがあります。

まずは、起きているとしても電子機器は使わないことです。電子機器は、考え事よりもはるかに脳を興奮させます。

出来れば電気も通常の明るさではなく、少し暗めか間接照明を使うようにするのがおすすめです。

 

次に、考え事よりも本を読んだりマッサージをしたり、リラックスできることをしましょう。これも脳の興奮を生じさせないための手段です。

これらの時間を『眠れないからしょうがなく過ごした』と考えずに、『本を読みたかった』『マッサージで体がリラックスした』と考えてみると、眠れない不安感も和らぎます。

 

眠れない時はいっそ起きていよう、とは言ってもこれは2-3日の状況への対応です。

眠れない状況が1週間以上続く場合は危険です。

昼間のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすほどなら、主治医に相談した方がよいです。

 

 

こんな場合は睡眠薬の効果はないって本当?正しく使うために「睡眠薬が効かないとき」を知ろう

睡眠薬は万能の薬ではありませんので、睡眠についてのトラブル全てを解決するものではありません。そのため、その人の抱えている問題によっては、睡眠薬を服用したとしても、効果を得られない場合があるのです。睡眠薬を正しく使うために、睡眠薬を使っても意味がない場合を、正しく知っておきましょう。

 

「熟睡できない」という問題は解決できない

睡眠途中に何度も起きてしまうため、熟睡できないという場合、睡眠薬で夜中に起きる回数を減らして、熟睡感を得られることがあります。しかし、そうではなく、夜中に目を覚ますのではないし、入眠もスムーズだけど、熟睡感がないという場合には、睡眠薬は効きにくいです。

ただし、中には深い睡眠を増やす作用によって、熟睡感を得る薬もあります。しかし、熟睡感のない睡眠は、どこか別のところに原因がある(睡眠時無呼吸症候群など)場合も多いです。

 

「いつもの就寝時間より早く寝たい」という問題は解決できない

普段よりも早い時間に就寝したいという場合、睡眠薬は効きにくくなります。というのも、「いつもの就寝時間」があるのなら、体の睡眠リズムはその時間で動いているはずです。その時間に自然と眠気が襲ってきて、自然と眠くなるのです。しかしその自然の流れに逆らって、就寝時間を変えるというのは薬の力でも、少し難しいです。

 

「いつも不規則な時間に寝たい」という問題は解決できない

一日を通しての交代勤務などの仕事で、寝る時間が一定ではない場合、そもそもの体内時計が崩れています。そのような状態の場合、睡眠薬を使ってもあまり効果が得られない場合が多いです。

中にはこうした仕事についている人でも、睡眠薬をうまく使えている人がいますが、体系的な形として、不規則な生活の場合の睡眠薬の服用の仕方が分かっているわけではありません。

 

睡眠薬は、残念ながら「どんな状態でも眠らせてくれる魔法の薬」ではありません。基本的な睡眠の習慣や、睡眠と活動のリズムがあってこそ、睡眠薬が効果を発揮するという点を覚えておかないと、間違った使い方をしてしまうかもしれません。

 

 

睡眠薬の正しいやめ方 「徐々に」あるいは「間隔をあけて」薬をやめていかなければダメ!

睡眠薬を飲み始めるときは、いずれ服用をやめることを目標にしています。一定の間だけ、薬の力を拝借するのです。睡眠薬だって立派な薬ですから、飲み続ければ副作用が出てきます。睡眠薬はぐっすり眠れる魔法ではありませんから、服用をやめることをしっかりと考えていかなければいけません。

 

急に服用をやめるのは絶対NG!

睡眠薬を飲んでいる最中は、寝つきよく、よく眠れます。しかしそれはあくまでも、睡眠薬がつくってくれているリズムです。そのため、そのリズムを作ってくれている睡眠薬を突然無くしてしまうと、体がリズムを失ってしまい、反動で睡眠の障害が大きく出る危険があります。具体的には

・眠れなくなる

・悪い夢を見るようになる

・以前より強い不眠になる

・不眠の症状が不安定になる

・手足が震える

・強い不安感に襲われる

 

特に、不眠の症状が睡眠薬の服用前よりも強くなってしまうことを「反跳性不眠」と言います。これは長期間にわたって睡眠薬を服用している人は、この症状が出やすいので注意しましょう。中にはそれでもスムーズに眠れるようになるケースもあるようですが、そうしたケースはまれです。

 

「徐々に」あるいは「間隔をあけて」が正解

睡眠薬には、作用時間の短いものがあります。その睡眠薬の場合、用量を徐々に減らしていき、減量した睡眠薬でも、体がリズムを刻めるようにしていきます。

例えば今までの量の3/4の量で2〜4週間服用し、その次は1/2の量で2〜4週間、その次は1/4の量で2〜4週間というように徐々に減らしていくのです。最後には眠りにくい日のみ、少量を服用することになります。

 

また、中・長時間作用するタイプの睡眠薬の場合、服用しない日を設定し、服用の間隔をあけていくことで、服用をやめていきます。

あるいは、このふたつの方法を合わせて行う場合もあります。 

 

いずれの場合で薬を減量していくのであっても、医師との相談が欠かせません。自分の場合、どの方法で減量していった方がいいのか、最初はどれくらい減らした方がいいのか、どれくらい服用しない期間を設けた方がいいのかなど、個人の睡眠トラブルに沿ってアドバイスしてくれるのでしょう。

 

 

覚えておこう!非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入薬の効果とは?○○な効果があるんです!

睡眠導入剤は、睡眠のスタートに働きかけ、「寝つき」の部分を改善する薬です。睡眠のスタートのときに的を絞って作用するので、服用後に薬の成分の血中濃度が上昇するまでの時間が短く、一気に薬が効き、一気に効果が切れるといった風に、薬の効果があらわれます。

 

非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤の効果

睡眠に関係する薬というのは、副作用や依存性が気になる人も多いと思います。その中でも、こうした悪い影響をなるべく少なくしたのが、非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤です。ゾピクロンやゾルピデムといった薬がありますが、これらはどのような効果で睡眠導入剤としての役割を果たすのでしょうか。

 

・睡眠を促す効果

当然睡眠誘導入剤ですから、睡眠を促す作用があります。脳の睡眠に関係する部分に作用することで、体の状態を眠る方向に持っていってくれます。ゾピクロンやゾルピデムといった睡眠導入剤は、睡眠を促す効果が2〜4時間ほどで、起きる頃には効果が切れています。

他の睡眠導入薬や睡眠薬の場合、脳の睡眠と関係する以外の場所にも効果を発揮してしまい、健忘やふらつきなどの作用が出てしまうことがありますが、これらはそうした作用が少ないです。

 

・深い睡眠が増える効果

ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤を使用すると、深い睡眠が減ることがわかっています。これに対して、非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、深い睡眠を増加させることが分かっています。

そうはいっても、自然な眠りによる深い睡眠と同じに考えることはできません。健康な熟睡感を得ることにおいて、自然な睡眠にかなうことはないのです。

 

非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤に比べれば効果が少ないです。ですが、睡眠という毎日のことに使う薬と考えたとき、効果の強さと、依存性や副作用の強さは同時に考えなければいけません。薬の効果ももちろんですが、副作用も含めて考え、睡眠導入剤を使用しましょう。 

 

(Photo by:足成

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

睡眠薬に関する記事

睡眠導入剤で見られる4つの副作用症状!○○な症状が出たら、気をつけて!

    睡眠に関する薬というのは、効果が弱くても強くても、外からの力で体をオ...

カラダノートひろば

睡眠薬の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る