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気になる病気・症状

脊髄のどの場所が損傷された?半分?前部?中心?場所によって違う!脊髄損傷の症状

 

脊髄の損傷というのは、脊髄のどの部分を損傷したのかと同時に、どの程度、どのように損傷したのかも、後遺症を考える上では非常に重要です。脊髄が損傷すると、その場所から下に脳の指令が伝わらなくなりますが、完全に伝わらなくなるか、一部分だけ伝わらなくなるかといった違いがあります。それが損傷の程度などに左右されるのです。

 

ここでは、脊髄の損傷のされ方による症状の違いについて書いていきます。

 

ブラウン・セカール症候群

脊髄半側切断症候群とも言います。日本語の名称そのままの意味で、脊髄の半分側の損傷によって生じる症候群のことです。脊髄の半分を切断や圧迫などによって損傷することによって、損傷部位よりも下で、損傷を受けた側、受けていない側それぞれに症状があらわれます。

損傷された側では、運動障害深部知覚障害触圧覚障害血液運動障害などが見られます。

損傷された反対側では、温度覚障害痛覚障害などが見られます。

また、両側に知覚障害が見られることもありますし、損傷の仕方によっては触覚障害が認められない場合もあります。

 

前脊髄症候群

不均衡に脊髄の前部が障害されるのが、この前脊髄症候群です。一般的に前脊髄動脈の閉塞や梗塞によって生じ、前脊髄動脈症候群ともいうようです。

前脊髄に関係するすべての神経路の機能不全が起こります。具体的には対麻痺温痛覚障害神経因性膀胱直腸障害などが起こります。逆に位置覚と振動覚は保たれます。

 

中心性脊髄症候群

脊髄の中心部分、主に中心灰白質、交叉に関する脊髄視床路が障害されます。ムチ打ちの悪化したケースとしてとりあげられることもあります。

不完全麻痺が、上肢において、下肢や仙骨領域よりも重度な傾向が見られます。また、頸上部、肩、体幹上部の、痛覚や温覚の低下軽い触覚、位置覚、振動覚の低下が見られることもあります。

 

 

損傷の仕方によって、どの程度の体の障害が残るのか変わってきます。脊髄損傷というと、完全脊髄損傷(損傷した場所から下へ、脳の指示が全くいかなくなる)を思い浮かべることも多いですが、実際には、個々人の損傷の仕方によって大きく変わってくるのです。

 

 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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