カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 外傷(ケガ) >
  4. 脊髄 >
  5. 脊髄損傷で見られる4つの代表的な症状について徹底解説!運動・感覚・排泄・自律神経の4症状

気になる病気・症状

脊髄損傷で見られる4つの代表的な症状について徹底解説!運動・感覚・排泄・自律神経の4症状

 

脊椎が損傷されると、損傷された場所から下へ脳の指令が伝わらなくなり、下からの信号も脳へ伝わらなくなります。それによって、様々な脊髄損傷の症状というのは見られます。ここでは脊髄損傷で見られる4つの代表的な症状をご紹介します。

 

運動麻痺と感覚障害

運動麻痺や感覚障害は伴って起こるため、同時に説明します。

脊髄の損傷された場所(レベル)によって、運動麻痺や感覚障害の分布は異なります。基本的には脊髄の上の方を損傷されれば、麻痺や障害が出る場所が大きくなります。

損傷した場所は麻痺や障害が出る場所に相当しますが、麻痺や障害の程度は、損傷の程度に左右されます。損傷の程度は、完全麻痺と不完全麻痺の二つに分けられ、完全麻痺の場合は、損傷された脊髄よりも下の運動機能、感覚機能が完全に消失してしまいます。

 

排泄障害

障害の程度に左右されますが、排尿や排便にも支障をきたすことがあります。

排尿障害は大きくわけて二つあり、過活動性膀胱と、低活動性膀胱にわかれます。

過活動性膀胱は膀胱の反射が高くなり、尿が少したまっただけで、勝手に膀胱が収縮し排尿をしようとします。

一方低活動性膀胱はその逆で、膀胱の収縮が十分にできず、尿を思うように出すことができません。残尿があると、感染症を起こし腎臓への感染につながる可能性があるため、注意する必要があります。

 

自律神経障害

第6胸髄よりも上の髄節の損傷で起こるのが、自律神経過反射です。血圧の上昇や発赤、脈が遅くなるなどの症状が出ます。これは多くの場合で、膀胱に尿が溜まりすぎることが原因となるので、その原因を取り除くことで改善されます。

また、起立性低血圧が起こることもあります。これは急に立ち上がるときなどに血圧が下がってしまい、脳の血液が少なくなり、めまいや意識消失を起こすものです。外的に血圧の調整を行いながら、訓練によって体を慣れさせていくことで改善されます。

 

 

脊髄損傷によって起こる症状は、損傷のされ方によってそれぞれです。ですから、損傷の場所と、損傷の程度を正しく判断し、残存される機能、獲得できる機能を正確に評価する必要があります。

 

 

 

 

(Photo by:足成 ) 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

脊髄に関する記事

脊髄損傷が治るかも!?脊髄損傷の新治療法の臨床試験開始!

脊髄を一度損傷すると、元には戻らず、損傷した脊髄より下の筋肉・感覚は障害され...

脊髄のどの場所が損傷された?半分?前部?中心?場所によって違う!脊髄損傷の症状

  脊髄の損傷というのは、脊髄のどの部分を損傷したのかと同時に、どの程度、どのよ...


「治療」ではなく「リハビリ」!脊髄損傷のリハビリと二次的な症状に対する対処

  脊髄損傷を生じた場合、生活習慣病のように長期的に治療を続けるということはあり...

損傷した場所で違う!脊髄損傷の症状 -腰髄・仙髄編-

背中に長く伸びる脊髄は4つに分かれており、上から頸髄・胸髄・腰髄・仙髄という名...

カラダノートひろば

脊髄の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る