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健康診断・健康管理

脊髄を損傷したかもしれない!救命も大事!でも脊髄への二次損傷には十分な配慮を!

 

脊髄が途中で離断したり、変性してしまった場合、神経の回復はありません。そのため、失われた機能は永続的で6ヶ月を過ぎても残る機能不全に関しては、回復が見込めません。そうした脊髄損傷による、身体機能への影響というのは、損傷を受けたときの治療というのが、その後を左右することがあります。

 

脊髄損傷をしたときの最初の治療

車の事故や、スポーツでのケガなど、脊髄損傷が想定されるケガをした場合、その時の対処がその後の身体機能を大きく左右する可能性があります。何よりもまずは、気道の確保や、呼吸、循環を安定させることが優先し、救命することが必要です。ではその後はどういった対処をするべきなのでしょうか。

 

二次損傷の防止を目標に

初期の治療、あるいはその場の応急処置は、救命を目的に行うものですが、しばしばその行為が脊髄への二次損傷につながることがあります。

 

重傷者を動かすときに脊髄損傷の可能性

脊椎の屈曲や伸展によって脊髄の、挫傷や離断が生じてしまうこともあります。特にこうした二次的な脊髄損傷は、受傷者を動かす際に起こりやすく、脊髄の状態に配慮しない動かし方をしてしまうと、脊髄を損傷させてしまい、麻痺が残ってしまったり死亡につながる可能性もあります。

ダメージを受けた場所によっては、胸部の圧迫によって脊髄の損傷がさらに大きくなってしまうことがありますので、注意するべきです。受傷者を移動する際には、身体を一体にして動かせるよう、担架のようなものの上に乗せるべきです。

 

低酸素・低血圧のままにしておかない

低酸素の状態や低血圧の状態は、すでに損傷している脊髄にさらにダメージを与えることになります。そのため治療に際しては、まずこれらの状態を回避することが求められます。その場の状況においても、脊髄のさらなる損傷ばかりに注視しては、こうした部分で、脊髄へのダメージが重なってしまうので、人工呼吸などの処置が重要といえます。

 

 

ケガをしたその時には、脊髄を損傷したかどうかというのは分からないと思います。ですが、重傷者の症状から脊髄損傷を疑われたり、状況から少しでも脊髄のダメージが疑われる場合には、十分に注意したうえで、適切な処置をすることが求められます。

 

 

 

 

(Photo by:足成 ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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