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「治療」ではなく「リハビリ」!脊髄損傷のリハビリと二次的な症状に対する対処

 

脊髄損傷を生じた場合、生活習慣病のように長期的に治療を続けるということはありません。脊髄を損傷した場合、損傷した脊髄が、治療によって元の状態に戻るということは、今の時点では不可能で、失われた身体機能を治療によって取り戻すと言うことができないためです。

 

長期の治療は主にリハビリ

治療とリハビリというのは、意味が違うものなのですが、脊髄損傷をした場合、長期的に行っていく必要があるのがリハビリです。治療は体の悪い部分を治し、健康な状態に戻すことが目的です。これに対してリハビリは、「現状の体の状態のまま」可能な限り健康な状態に近づける、体の動かし方を再獲得していくというのが目的です。

治療となると主に医師や看護師が主軸になって行いますが、リハビリの場合、医師や看護師の他にも、ソーシャルワーカーや、栄養士、心理士、理学療法士、作業療法士、レクリエーション療法士など様々な専門家が、チームになって行われます。

 

対処的な治療はある

そうはいっても、長期的な治療がないと言うことではありません。脊髄損傷自体を治療することはできませんが、それによって起こる、二次的な症状に対しては、対処的に治療が行われることもあります。

 

薬物治療

脊髄損傷によって見られる症状に対して、効果的に薬物療法が働くことがあります。

一部の患者さんにおいては、痙縮を抑制するのに薬物療法が効果的に働きます。

痙縮というのは、自覚症状としては、筋肉の突っ張りと表現されます。筋肉が過緊張になっている状態で、動きにくさや、勝手に筋肉が動いてしまうといったことが起こります。痙縮は脊髄損傷の運動障害としては多く見られる症状で、日常生活への支障が大きいため、薬物療法によって抑制します。

 

精神的ケア

精神的な症状は、脊髄損傷によって起こる二次的な疾患と言ってもいいかもしれません。

それまでのように体を動かせなくなったことへのショックや、それまでの生活が失われたことに対する心のダメ―ジから、離人症や、うつ病症状などが生じることがよくあります。心の状態はリハビリの成果にもつながってきますので、専門家による心のケアや、家族への関わり方の指導などが必要になります。

 

 

いずれも長期の治療というのは、根本的に骨髄損傷を治すものでは、残念ながらありません。機能を失った脊髄の機能回復に関する治療は、今現在研究が進んでいるものですので、これからの研究の成果に期待がされます。

 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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