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睡眠時の呼吸を補助する治療法 その種類や効果、費用

睡眠時無呼吸症候群を発症している人は、1日の1/3の時間を快適に過ごせません。それを改善するのに、CPAPという人工呼吸器を使うことがあります。

CPAPはContinuous Positive Airway Pressure(経鼻的持続陽圧呼吸療法)の略称で、「シーパップ」と読みます。

 

"CPAP"って何?

形は人工呼吸器のような形で、この機械をつけることで睡眠時無呼吸症候群の症状改善をはかります。鼻につけたマスクへ圧力を加えた空気を送り込み、気道の閉鎖を緩和して、無呼吸になることを防止できます。

常に、呼吸器内の圧力を高く保ちながら、換気をし、呼吸を補助する方法です。

 

"BIPAP"って何?

睡眠時無呼吸症候群を改善する機械には、他にBIPAPというものがあります。読み方は「バイパップ」と読みます、これには、書き方がBIPAPとBiPAPのふたつがあるのですが、アイが大文字の方のBIPAPは換気モードの一般的な読み方で、アイが小文字の方のBiPAPは呼吸器の商品名を指します。

 

CPAPとBIPAP…2つの大きな違いは「圧設定」

CPAPの圧設定は一つで、一定の圧を維持して呼吸を補助してくれます。

これに対してBIPAPはふたつの圧設定ができます。ふたつの圧設定があることで、呼吸状態に合わせて圧を変えることができます。

 

つまり、高めの空気圧で空気の吸い込みを助け、低めの空気圧で息を吐くことを助けるという具合なのです。CPAPよりも、より一層呼吸の状態に合わせた呼吸補助をしてくれるということです。

 

いずれも、睡眠時無呼吸症候群を改善する機械であることに間違いはありませんが、一定の圧か、二つの圧で呼吸を補助するかは大きな違いです。

一般的にはCPAPで予後の改善が認められない場合に、BIPAPを導入して、呼吸状態に合わせて圧が自動的に変動する、より呼吸補助を強力にしてくれる方法にシフトするようです。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療は種類によって違うんです!OSAタイプは○○、CSAタイプは●●

睡眠時無呼吸症候群は二種類あることを知っているでしょうか。OSAとCSAのふたつの種類があり、発生原因に根本的な違いがあります。発生原因に根本的な違いがあるということは、根本的に治療するという場合、治療方法などが変わってくるということです。

 

人工呼吸器をつけて睡眠時無呼吸症候群を治療する

睡眠時無呼吸症候群の治療法のひとつに、人工呼吸器のようなものをつけて、睡眠時の呼吸を補助し、症状を改善する方法があります。鼻を覆う、人工呼吸器のようなマスクをつけて、マスクの中の圧力を調整することで、呼吸を補助してくれます。この呼吸器によって行う治療法は、CPAPとBIPAPのふたつの種類があります。

 

「OSA」は「CPAP」

OSAというのは睡眠時無呼吸症候群のひとつのタイプで、閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(Obstructive Sleep Apnea)といいます。

これは、上気道に空気が通る十分なスペースがなくなってしまい、呼吸ができなくなってしまうタイプです。睡眠時無呼吸症候群の患者さんの9割近くがこのタイプです。

このOSAの場合、CPAP療法が有効です。CPAP療法というのは、人工呼吸器によって、一定のマスク内の圧力を保ったままにして、呼吸を補助する方式です。

 

「CSA」は「BIPAP」

CSAというのも、睡眠時無呼吸症候群のひとつのタイプで、中枢性睡眠時無呼吸タイプ(Central Sleep Apnea)といいます。

これは脳から呼吸の指令が出なくなるタイプの、睡眠時無呼吸症候群で、呼吸中枢の異常によって生じます。睡眠時無呼吸症候群の中でも数%にしか見られません。OSAは物理的に呼吸の通り道がふさがれてしまうものでしたが、これは脳の異常によって起こるものですので、OSAとは違って、気道が開いたままになってしまいます。体が呼吸をしようとしないのです。

このCSAの場合にも、CPAP療法が用いられることがありますが、BPAP療法の方が有効な場合も多く確認されています。CSAは心不全を合併しやすく、慢性心不全の半数が睡眠時無呼吸症候群であり、そのうちの9割近くがCSAです。この場合、BIPAPの特徴が有効に効果を得られるようです。

というのもCPAPがマスク内の圧を一定に保つのに対して、BIPAPは、IPAPという高めの吸気圧と、EPAPという低めの呼気圧が交互に繰り返され、より呼吸状態に即した呼吸補助を行えるからです。つまりCPAPよりも楽に呼吸ができるようになるのです。

 

 

CPAPは一定条件を満たしていれば、保険適用になりますが、BIPAPは保険適用で治療を受けられません。そのためBIPAPの方が、CPAPに比べて治療費が高額になることがあるという点でも違いが出てきます。

 

睡眠時無呼吸症候群でCPAPを使いたい!どうやって購入すればいいの?金額は?

睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる人工呼吸器がCPAPです。そんなCPAPを買うにはどうしたらよいかを見てみましょう。

 

●保険診療でレンタル

CPAPを出来るだけ安く使いたい、と思うなら、保険診療でレンタルするのが一番です。

保険適用3割負担で、1か月およそ5000円の費用がかかります。

また、CPAPが持続的に必要な状態であることを証明するために、月に1回程度は受診が必要となります。

病院で診察を受けて、医師によってCPAPの必要性が認められたら、CPAPを引き続き保険診療で利用できます。

 

●個人所有は20-40万円

CPAPを、保険診療レンタルではなく自分のものとして使う場合は、レンタル料ではなく初期の購入費用がかかります。

購入する機器によっても違いがありますが、大体20-40万円の費用がかかると言われています。

高額なものになると40万円を超えることもあり、かなり高い買い物になると言えるでしょう。

 

●代行か個人輸入か

CPAP機器購入の代行業者は、医師の処方箋ありきでCPAP購入に対応しているケースが多いようです。

医師の処方箋はないが、CPAPを使いたい場合は、海外のサイトなどから個人輸入する方法が一般的です。

個人輸入になると、代行とは違って、アフターサービスがつかないなどのデメリットがあります。

ただし、一般的には個人輸入の方が費用が安いメリットもあるので、検討の価値ありと言えるでしょう。

 

上記に示した20-40万円は代行の個人所有で、海外サイトからの個人輸入なら、費用が10万円程度に収まることもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療でCPAPを使うなら、使い方を知る、自分に合った使い方を理解するためにも、最初はレンタルから始めた方がよいです。

費用の面だけを見れば、個人輸入がもっとも格安です。

 

CPAPで睡眠時無呼吸のいびき症状を解消できる!いびき症状が消えたらCPAPはやめていい?

睡眠時無呼吸症候群の症状のひとつが、ひどい「いびき」です。無呼吸の状態自体は、患者さん本人の体に負担をかけますが、いびきは一緒に寝ている人に対しても負担になります。

 

睡眠時無呼吸症候群の対処療法、CPAP(シーパップ)

睡眠時無呼吸症候群の治療法に、CPAP療法というものがあります。これは人工呼吸器のようなマスクを就寝時に装着し、睡眠時の呼吸を補うという療法です。呼吸を補っているだけですので、病気の根本治療にはなりませんが、睡眠時呼吸症候群によって生じる状態を緩和することができます。そのうちのひとつが「いびき」の改善です。

 

CPAPいびきがなくなる

CPAPを使用しているときというのは、気道内の圧を人工的に高めています。それによって気道が閉塞するのを防げるため、その結果としていびきがなくなります。すぐに睡眠時無呼吸症候群の原因(肥満など)を取り除けないという場合、あるいは、骨格的な原因や加齢などの原因で、解決が難しい場合に、この療法が用いられます。

 

CPAPは継続が大事、できるだけ毎日使う

睡眠は毎日ことですから、CPAPの使用は継続的になります。家以外の場所だと、使用を考えてしまうこともありますが、できるだけ毎日使うのがよいです。1~2泊程度の旅行であれば、CPAPを使用しないことで症状が悪化することはないとされています。

ですが、使用しないことで、いびきをかいて人に迷惑をかけてしまったり、良質な睡眠をとれなかったために、日中の健康状態に影響してしまうことを避けるためにも、できるだけ旅行先などにも持っていった方がよいでしょう。

 

いびき症状がなくなったから、CPAPをやめてもいい?

CPAP療法を続けていると、多くの方はいびき症状が改善されます。しかしそれは治ったというわけではありません。それでCPAPの使用をやめてしまうと、再び症状が悪化する危険があります。中止をしたい場合には、主治医とよく相談したうえで決めるべきです。

 

 

中にはCPAPを使用しても、状態があまり良くならないケースもあります。これは、睡眠時無呼吸症候群と同時に、鼻の状態に問題があることがあるためです。その場合、鼻呼吸をスムーズにするために、鼻の治療も同時に受けることが必要になります。

 

閉塞性の睡眠時無呼吸に効果大!気道を広げて呼吸を助けてくれる"CPAP療法"のチカラ

呼吸は心臓や他の臓器と同じで、本来は起きているときも寝ているときも、意識の外で動いてくれているものです。しかし、人によっては、睡眠時に長い時間呼吸が止まってしまうことがあります。それが、睡眠時無呼吸症候群です。寝ている時間は人生の中でも非常に長い時間ですから、その時の呼吸の異常というのは、健康に大きく影響してしまいます。

 

閉塞性睡眠時無呼吸にはCPAP

睡眠時無呼吸症候群のひとつに、閉塞性睡眠時無呼吸というタイプがあります。多くの方はこのタイプの睡眠時無呼吸症候群を発症しています。

このタイプは、首や喉まわりの脂肪沈着や、扁桃肥大などに影響されて、上気道のスペースが狭くなり、十分に空気が通るスペースがなくなって、呼吸障害が起こるものです。肥満傾向の人に多く見られますが、日本人の場合顎の小ささから気道がふさがれやすいという特徴があり、やせていても発症する人もいます。

この閉塞性睡眠時無呼吸の治療に使われるのが、CPAP(シーパップ)です。CPAPは鼻につける人工呼吸器のようなもので、マスク内の圧を一定に保ち、睡眠時の呼吸を補助してくれるものです。

 

CPAPは根本治療ではない

CPAP療法は閉塞性睡眠時無呼吸の治療において、大変有効な治療法のひとつです。ですが、疾患の原因となっている、上気道の狭さを解決するものではありません。あくまでも狭い上気道の状態で、呼吸がしやすいように補助するのが、CPAP療法です。

 

根本治療じゃなくてもやる意味があるの?

有効な治療法のひとつとされているのには、もちろんちゃんとした意味があります。

例えば肥満傾向の人に対して、すぐに上気道を閉塞している脂肪をなくしなさいと言っても、ある程度時間がかります。その間、睡眠時無呼吸症候群の状態を放っておいていいわけではありません。症状を放っておくと、

質の良い睡眠がとれない

日中の活動に影響する

合併症の出現(高血圧や虚心症など)

いびき

などの症状に悩まされたり、発症したりといった可能性があります。無呼吸の状態で引き起こされる、低呼吸などによる酸素不足などが解消されるということが、非常に大きな意味を持つのです。

 

 

CPAP療法は根本的に睡眠時無呼吸症候群を解消するわけではありません。あくまでも、見られている症状を緩和する、対処療法です。ですが睡眠時無呼吸の場合、その対処療法によって症状を改善することに、非常に大きな意味があるのです。

(Photo by:足成 ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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