妊娠・出産
妊活に効果あり!?妊娠しやすい体を作る「ゆりはち妊娠エクササイズ」!
妊活には、適度な運動が良いとされています。ウォーキングやヨガ、ピラティスなどの有酸素運動や、体を冷やさないための筋力トレーニングなどが適しているでしょう。他にも、妊娠しやすい身体作りを目的にした運動もあります。
ここでは、妊娠しやすい身体にするためのエクササイズを紹介します。
エクササイズで骨盤のゆがみを調整しよう
女性は毎月、生理がやってきます。そして、生理にはホルモンの分泌が深くかかわっていることをご存知でしたか?生理前になると、リラキシンという女性ホルモンが分泌されます。
リラキシンは骨盤を緩める働きがある
実はこのリラキシンは生理前だけでなく、妊娠すると出産するまで妊娠中ずっと分泌されるホルモンで、出産に向けて骨盤を緩めて胎児の通る産道を作る役割もあるのです。なお、リラキシンは骨盤だけでなく、関節や靱帯を緩める働きがあります。そのため、無理をすると、関節痛が起きやすくなるのです。生理前になると腰痛が起こる、と言った人はリラキシンによって関節が緩むことが原因かもしれません。
骨盤がゆがむと妊娠しにくい体質に
生理前に分泌されるリラキシン。その時期に足を組んで座るなどすると、骨盤がゆがむ原因になります。骨盤がゆがむと、その中にある子宮や卵巣にも影響が出ることが。ゆがみが原因で血行不良になり、骨盤周りが冷えやすい体質になってしまうかもしれません。冷え症は、妊娠しにくくなると言われています。そのため、エクササイズをすることで、骨盤のゆがみを整え、血のめぐりをよくするのです。
骨盤ゆがみをチェック
骨盤がゆがんでいるかどうか、チェックする方法があります。
1.仰向けに寝ます
2.足の力を抜きます
3.足の開き具合をチェックします
開き具合に左右で差があると、骨盤がゆがんでいる可能性があります 。骨盤のゆがみ、もしくはその兆候がある場合は、放置せずに骨盤矯正をすることが妊娠への近道となるでしょう。
ゆりはち妊娠エクササイズとは
妊娠しやすい体質へと改善するのに「ゆりはち妊娠エクササイズ」というものがあります。このエクササイズは、エクササイズを通して骨盤矯正し、子宮や卵巣を正しい位置に戻して、妊娠しやすい体を作ることを目的として考えられた体操です。
どのようなエクササイズなのでしょうか。
1.足じゃんけん
朝、起床時のみに行うエクササイズです。寝ている間に滞りがちな、血行を促進することを目的としています。
1.寝たまま足を軽く開いて、足の指を閉じて「グー」と開いて「パー」を交互に行います。
2.30秒間くらい行います。
2.ゆりはち妊娠エクササイズ
起床時、就寝前に前に行います。
1.仰向けになって、椅子に足をのせて1~2分休みます。股関節、膝関節が90度くらいになる椅子がいいでしょう。この時手で耳をおおって、さらにリラックスしてください。
2.次に、両手両足を肩幅くらいに広げて四つ這いになります。膝は床につきません。
3.2.の体勢から膝をなるべく伸ばして、腰を上に突き上げます。
4.3.の体勢からさらにかかとをゆっくりあげて、重心を前方に移動させます。5秒維持して重心を戻して5秒休憩。これを5回繰り返します。
これを1クールとして、1回に2~5クール程度行います。
終了後は、脊椎回転エクササイズでクールダウンを行ってください。
3.脊椎回転エクササイズ
ゆりはち妊娠エクササイズの後に行うエクササイズです。脊髄と骨盤周囲をほぐして、バランスを整えることを目的としています。
1.仰向けに寝て、膝を立てて、両手を広げて床につけます。
2.立てた膝を左にゆっくりと倒します。
3.逆の右側にもゆっくり倒します。
腰をひねるようなイメージです。ゆりはち妊娠エクササイズの後に5~10回程度、行って下さい。
このエクササイズは、慣れてしまえば1回10分もかかりません。体を動かす事で目覚め、寝付きも良くなります。また、体外受精の時に集中して行うと卵子の発育にいい影響を与えたり、手術の痛みの軽減にもつながるでしょう。
エクササイズで骨盤のゆがみを改善!妊娠しやすい身体づくりを
エクササイズでゆがみを改善し、血流アップで子宮内環境を整えてあげることで、赤ちゃんがやってくるかもしれません。
そしてエクササイズは、毎日継続することが大切です。少しずつ積み重ねて、妊娠しやすい身体を目指しましょう!
(Photo by :http://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部