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年間約4600人が卵巣がんで死亡!卵巣癌の治療と原因

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年間約4600人が卵巣がんで死亡


卵巣がんは、女性の性器がん全体の約30%を占め、死亡率が高いことが問題です。
2008年には約4600人が死亡しました。この数字は子宮がんより1000人以上少ないものの、全癌中16位です。
発病者、死亡者とも増加傾向にあります。

死亡率の高さには、初期の自覚症状がほとんどないこと、検査・診断が困難なことが、大きく影響しています。
早期がんの段階で発見される確率はきわめて低く、10%未満でしかありません。
病院で卵巣がんと診断される人の半数以上は、すでに癌が骨盤の外に広がった進行がんです。

大半が40歳代以上の人に発生していますが、幼児から高齢者まで幅広い年齢層にみられることも、卵巣がんの大きな特徴の一つです。

原因


よくわかっていませんが、卵巣がんの患者さんの多くに重度の月経前症候群、30歳前後の無月経や月経不順、不妊症といった卵巣の機能不全や異常がみられます。
初潮が早い、閉経が遅い、妊娠・出産経験がない、ピルの使用などが発がんに関係するとも言われています。
肉親に卵巣がんにかかった人がいる女性は、そうでない人に比べて、約3倍発症しやすいという研究報告もあります。

また、日本人よりも米国在住の日系人のほうが卵巣がんの発症率が二倍以上も高いことから、高脂肪食をはじめとした生活環境が発病に大きく関与しているのではないかと考えられます。
肥満、高血圧、糖尿病、喫煙も危険因子としてあげられています。

症状


初期にはほとんど症状がありません。
症状を自覚するのは、病気が進行してがんが大きくなってからです。
腹部の張りや下腹部の痛み、腰痛、頻尿、排尿障害、便秘などがあらわれます。
また、ホルモン分泌のバランスに異常が生じて、月経異常や不正出血などがみられることもあります。
腹水がたまって腹部が妊娠したように大きくなることもあります。

さらに進行すると、貧血や体重減少などの全身症状があらわれます。

治療


治療の基本はほかの癌と同様に外科療法です。
全身状態が許す限り、開腹手術が原則です。
一般的に、Ⅳ期のがんに対しても開腹手術が行われます。
肝転移や肺転移があって、それががん性腹膜炎より危険であれば、手術ができないこともありますが、卵巣がんではまれなことです。
手術以外の方法としては、癌のタイプによっては化学療法が有効です。
しかし、手術をせずに治ることはなく、手術の前またはあとに補助療法として行われます。
手術前に導入化学療法として抗がん剤を用いると、かなりの確率で腫瘍の縮小効果や、症状の改善がみられ、生存率の向上または延命効果が確認されています。

放射線療法や免疫療法、温熱療法なども、手術や化学療法と併用されることがあります。

著者: ひーちゃんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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