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健康診断・健康管理

栄養ドリンクの飲み過ぎは危険!?栄養ドリンクの成分と適切な摂取量

 

近年、健康志向や仕事・学業のもうひと頑張りのために、栄養ドリンクを飲むという人が多くなってきています。特に、タウリン入りのものが増えているようです。しかし、このタウリン入りの栄養ドリンクは、飲みすぎると肝臓に負担をかけてしまうという疑いがあります。今回は、タウリン入りの栄養ドリンクがなぜ肝臓に負担をかけてしまうかについてご紹介します。

 

タウリン入り栄養ドリンクの効果

肝臓と疲労回復には大きな関係があり、肝臓の働きを改善させることが疲労回復や滋養強壮、眠気覚ましに重要となってきます。タウリン入りの栄養ドリンクは適切な量であれば、肝臓の代謝を上昇させ、エネルギーの供給を促す、毒素の排出をさせる肝臓にとって良いとされる効果を持ちます

 

タウリン入りの栄養ドリンクの副作用

タウリンは胃酸を過剰に分泌させる効果があるため、体質にもよりますが、胃潰瘍を発生させる場合があります。タウリン入りの栄養ドリンクは、タウリンの摂取量が1日2000mg以下となるように飲みすぎには注意しましょう。アスピリンを使用している人は栄養ドリンクを飲む場合、タウリンをとらないように気をつけましょう。

 

栄養ドリンクにはさまざまな栄養成分が含まれており、適量であれば良いのですが、過剰にとると栄養を処理する肝臓に大きな負担がかかってしまい、タウリン入りの栄養ドリンクを飲んでいても肝臓が悪くなる場合があるようです。また、アルコール入りの栄養ドリンクを過剰に摂取した場合、アルコールに過敏な人は肝臓に負担をかける場合があるようなので気をつけましょう。

 

タウリンは肝臓の機能をサポートする成分ですが、栄養ドリンクばかりに頼って摂取を行うと、逆に肝臓に負担をかけてしまう場合があります。栄養ドリンクは適量摂取を守り、カキやシジミなどの食品からもタウリンをとり、栄養ドリンクは必要なときだけ上手に活用しましょう。

 

ミネラル吸収作用のある食物繊維『難消化性デキストリン』とは?

必須ミネラルを排出してしまう欠点を克服した、食物繊維『難消化性デキストリン』

 

食物繊維といえば、『ヒトの消化酵素で消化されない難消化性成分』のことですが、現代では便秘に悩む方の治療法として確立されているだけでなく、大腸がんや2型糖尿病などの予防にも効果的であるとされ、栄養素+αの存在として非常に重宝されています。

 

食物繊維の歴史は1940年代にまで遡ります。イギリス人の医師がアフリカで医療活動を行った際に、先進諸国に見られる糖尿病や動脈硬化症、胆石などの疾患が住民にあまり見られないのは、繊維の摂取量が多いからであると言う見解を発表しました。

 

そして1970年代には食物繊維の大腸がん発生リスクの低下作用が発表されまいた。

 

当時食の欧米化が進んでいた日本では、他の先進国と同様に高カロリー、脂肪、タンパク食の影響で生活習慣病が問題とされていましたが、数々の発表によって、ただの残りカスと認識されていた食物繊維の価値を見直し、今日のように重要な食品成分のひとつとして多くの人に食されるようになりました。

 

只、唯一の欠点は、食物繊維はミネラルも一緒に排出されてしまうと言う点です。しかし近年、新たな開発物として『難消化性デキストリン』という馬鈴薯(じゃがいも)から人工的に抽出された食物繊維が、ミネラルを吸収促進する新しい物質であるとして注目を集めています。

 

難消化性デキストリンの特徴とは? 

通常、食物繊維といえば『植物に含まれるセルロース、ペクチンや動物に含まれるキチン』などに代表されるようなものが主です。その性質としては保水性があり、水分を含むと粘ちゅう性も持つことで、排泄物に含まれ腸の蠕動運動を促進させたり、胆汁酸の吸着などを行うことが主な作用です。

 

その欠点は上記で挙げたように、ミネラルをも同時に排出してしまうことでした。しかし、『難消化性デキストリン』では、この問題を改善し、ミネラルの吸収を促進すると言う性質を持っています。

 

<デキストリンの構造とは?>

◇デキストリンとは

α-グルコースがグリコシド結合によって重合した物質の総称で、デンプンの一種とされています。

 

◇難消化性デキストリンとは

そのデンプンをアミラーゼで加水分解し、難消化成分のみを抽出し調整した、水溶性の食物繊維です。粘性や甘みがあまり無く、熱や酸にも強い性質があり、様々な製品に加工されています。また、重要な性質としてミネラルの吸収を阻害しない性質を持っています。

 

アメリカのFDAでは、1日の摂取量に上限を定める必要がないとされ、日本の厚生労働省では、特定保健用食品に認定されているなど、安全性の高い食物繊維です。

 

※安全性の臨床試験の例

⇒難消化性デキストリンを毎食前に10g×3回/日摂取を16週間継続したところ、臨床検査値(特に血清タンパクやミネラル濃度に)変化が見られなかったとされています。

 

<主な作用とは?>

◆糖の吸収遅延作用

ラットやヒトを対象とした実験では、二糖類のマルトースの血糖上昇を抑制したと言う結果が報告されています。また、被験者36人に対する、うどんと一緒に難消化性デキストリンを摂取した実験でも、血糖値の上昇抑制が確認されました。

 

◆整腸作用

性質として、水分を保持しゲル化する性質があるので、便のかさを増やし腸の蠕動運動を促進することで、排出を促します。また腸内環境を改善する効果も確認されています。一日5~10gの摂取で排便の回数と量が増加したと言う報告があります。

 

◆脂肪の吸収を遅延させる

食事とともに難消化性デキストリンを摂取することで、脂肪の吸収速度を遅延させ、緩やかに上昇させる作用が確認されています。

 

◆中性脂肪を減少させる

1)通常のお茶、2)難消化性デキストリンを9g含有したお茶の2種類を、成人男性36名に摂取してもらったところ、2)難消化性デキストリンに体内中性脂肪値の有意な減少が見られたという報告があります。

 

◆ミネラルの吸収促進を行う

動物実験が行われた結果、カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛の4つのミネラルの吸収を促進する作用が確認された。また、貧血症状が見られる女子大生にデキストリン15gを4週間摂取してもらったところ、血清鉄の値が上昇しました。

 

上記4つのミネラル(カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛)は、体内脂肪代謝も含めたエネルギー産生に必要不可欠な必須ミネラルであり、食物繊維で代謝を円滑にしたとしても、必須ミネラルまで同時に排出されてしまっては、健康維持に障害が生じてしまいます。

 

難消化性デキストリンは、上記のように摂取上限も定められていないほど安全とされていますので、代謝に関する疾患がある場合は、一度試してみるのも効果的であると思います。

 

合成の脂溶性ビタミンの危険性とは?

合成の脂溶性抗酸化ビタミンを摂取すると、疾患リスクが増加する?!

 

現在、日本におけるサプリメントの利用率は人口の約7割程度であると言われ、歴史的に見ると、日本のサプリメント導入が開始された1990年代の利用率約4割から大きく飛躍しています。サプリメントの先進国は、米国ですがこの理由は米国には皆保険制度が無く、予防医学が政府によって推進されたためであると言われていますが、これに従って、国民のサプリメント利用に関する知識も日本と比べてずいぶん進んだものであると言われています。

 

米国では早くも1994年には「栄養補助食品健康教育法」の成立により、サプリメントの内容成分の表示が法律で義務付けられ、国民が自身で内容について判断できる体制が整えられましたが、日本においては、1996年米国の強い市場開放要請に応じる形で準備が整わないまま健康食品の規制緩和が行われることとなったようです。

 

現在のように市場が拡大する一方で、医師など医療関係者のサプリメントに関する知識は高いものとは言えず、また消費者自身の知識も米国と比べるとかなり低く、メーカーや販売店に安全性を委ねているといった印象が強いように思います。

 

サプリメントの中でも、特に脂溶性ビタミン(β-カロテン、ビタミンE)に関しては、様々な危険性が指摘されており、使用者が何も疑いを持たないまま利用し続けるのは非常に危険であるという声が多くあります。

 

以下では、脂溶性ビタミン(天然由来で無いサプリメント)を使った臨床検査の結果、症状が悪化したなどの例があったものについてご紹介したいと思います。

 

天然由来と合成の違いとは?(ビタミンEの例) 

まずは、その問題となっている脂溶性ビタミンの種類についてご説明したいと思います。サプリメントでは、大きく分けて「天然型」と「合成型」のものがあります。ビタミンEを例にして考えると、植物由来の大豆などから抽出したものが天然型で、油様物質などから化学的に合成されたものが合成型です。体内での生理活性は、合成のものは天然に比べ幾分か劣っていると言われています。

 

◆天然由来=d-α-トコフェロール(小麦胚芽や大豆などから抽出)

◆合成品=dl-α-トコフェロール(石油などから化学的に合成されたもの) 

 

と表示されます。

 

生理活性の比率は、天然>合成 の順になります。

 

脂溶性ビタミンのA、Eは危険?

始めにも述べましたが、合成の脂溶性ビタミンは健康被害の例がいくつか報告されているようです。ビタミンEに関しては、1990年代に大規模な臨床試験が行われたことがあるのですが、当時はビタミンEの摂取により前立腺癌が予防できるという結果が報告されていました。しかし2009年に行われた臨床試験においては、前立腺癌の発症が17%増加したと報告されています。脂溶性ビタミンに関する臨床検査には、過去の報告に誤りであるとされている例も多くあり、出来る限り最新の検査結果を参考にすることが求められています。以下ではβ-カロテンとビタミンEに関する検査結果の報告です。

 

<βカロテンの有害性報告>

1)喫煙+合成β-カロテン摂取で肺癌発症のリスク

合成β-カロテンを使用した、喫煙者又は過去喫煙者であった被験者18,000人を対象とした臨床試験が行われた。a)半数に偽薬を、b)半数に合成β-カロテン30mg+ビタミンA2500IUを与えたところ、b)グループのみ、肺癌罹患率が28%、死亡率が17%上昇と言う結果となった。

 

2)合成β-カロテン摂取中断後も、数年間は肺がんリスクが継続する

先のβ-カロテン試験の中止後~2001年まで追跡調査が行われたところ、肺癌罹患率に関しては試験中28%⇒中止後12%、また死亡率に関しては試験中17%⇒中止後8%とある程度の持続性が報告された。また特記すべきは、被験者中の女性に関してで、死亡危険性増大率が35~40%であったと言われている。

 

<天然β-カロテンの安全性報告>

・天然β-カロテンの安全性

約40万人の被験者を対象とする7~16年に渡る健康調査が行われたところ、肺癌罹患者が約3100件であったが、中でも天然由来のβ-カロテン摂取者は肺癌と関連性が見られなかったという結果報告がある。

 

<ビタミンEの有害性報告>

「「1)ビタミンEの前立腺癌予防効果は立証されていない」」

1990年代の喫煙者男性を対象としたATBCという臨床試験では、約6年間、1日50㎎ビタミンEを摂取すると前立腺癌の発症率が35%減少したという有益性を証明する結果報告があった。しかし、2009年に報告されたPHSⅡという臨床試験では、約8年間、400IUのビタミンEを1日おきに摂取したところ前立腺癌の発症には何らかの目立った影響を与えなかったとされた。

 

2)ビタミンE単独での摂取は前立腺癌発症のリスク

上記のPHSⅡと同時期に行われた、SELECTという試験では、約35000人の中高年男性を対象に4グループa)偽薬摂取、b)セレンのみ200μg/日摂取、c)ビタミンEのみ400IU/日摂取、d)セレン+ビタミンE同時摂取のグループに分け、約7年~12年間の経過観察が行われた。結果は、c)ビタミンEのみ摂取グループに前立腺癌発症率が17%増加していたという結果になった。

 

3)ビタミンE過剰投与で脳梗塞発症率の減少と、脳出血発症率の増加

その他疫学データにおいては、ビタミンE過剰摂取での健康被害が報告されている。成人男性の一日必要量は9mgであるが、a)50mg/日の摂取でも脳出血のリスクが高まり、脳梗塞発症の減少率が10%であるならば、脳出血の増加率は2倍の22%になると言われている。またb)3200IU/日の大量投与により、活性酸素除去の有効性が報告される一方、死亡率増加の報告もあります。

 

<まとめ>

◆β-カロテンは・・・

1)非喫煙者・喫煙者を問わず、合成βカロテン単独での摂取は危険性があることを留意する必要がある。

⇒肺がん促進の可能性がある。

2)非喫煙者・喫煙者共に、天然βカロテンの摂取は健康に有効である。

⇒慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症率が減少する。

 

◆ビタミンEは・・・

1)単独での摂取で弊害を起こす可能性がある。

⇒単独の投与で前立腺癌の発症率の上昇。セレンとの併用で発症率は減少している。

2)過剰投与で有益性と有害性が同時に見られる。

⇒脳梗塞発症率の減少、脳出血発症率の上昇。

上記で紹介した以外の臨床試験の結果より、

3)喫煙者への合成ビタミンE投与は危険性がある。

⇒肺がん発症率が上昇する。

4)非喫煙者への天然ビタミンEの投与は有効である。

⇒心臓病の死亡率が減少。

 

最後に 

上記のビタミンをめぐる臨床試験は、被験者が特殊な条件下にあるケースによるものも多く、全ての結果に信憑性があるわけではないようですが、少なくとも合成によるものはビタミン単独での精製を意味し、有害性を除去する補助的なビタミンが欠乏することで健康に悪影響を与える場合が多いようです。

 

喫煙者においては、脂溶性ビタミンを摂取する際には十分注意することが必要だと感じました。また、ビタミンなどサプリメントに関して日本では米国などに比べ消費者の意識や知識の面で低い傾向にあるとされています。サプリメントはまだまだ解明されていないことが多いので、もっと慎重に専門家や個人が管理する必要性があると感じました。

 

(Photo by:http://www.photo-ac.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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