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腸管出血性大腸菌の感染源とは?牛からの感染?どこで感染しちゃったの?不明な感染経路への不安

  

腸管出血性大腸菌の感染源となる大腸菌は、ウシの腸管内常在菌であることが多いです。そうなると、私達が気をつけるべきものは何でしょうか。生の牛肉や、牛レバーは、牛の大腸菌がついている可能性が捨てきれませんので、気をつけるべきですよね。でも、それだけでよいのでしょうか。

 

どこから発症したかわからない、最近の事例

解体時に汚染された牛肉自体、そしてその周辺にある、間接的に汚染されたものに関して、私達は気を付けるべきです。実際に、加熱が不十分な焼肉やレバーによる、腸管出血性大腸菌の事例が、毎年報告されています。

しかし、間接的に汚染されたものを考えれば、それだけで十分とは言えません。

というのも、現在の食品の流通というのは、非常に複雑です。ひとつの流通段階で、汚染に関して徹底していても、その前の段階で食品が汚染されていたら、意味がないかも知れませんし、特に消費者はそれを知る由もありません。

そのため、一見ウシと全く関係がないように思えるところから、感染が生じるということもあるのです。

 

感染源がウシとはかけ離れたもので見つかる

集団感染などが発生した場合、その感染源を特定することが必要になります。当然のようにウシに関する食品や、生で食べる食品などに疑いの目がむけられるのですが、それらではないこともあります。

時にはそれが「イクラ」だったり、時には「レタス」だったりするのです。

生産段階のどの場所で、それらが汚染されたのかを特定するのは困難で、これは大きな集団感染を引き起こすこともあります。

 

見つからない場合もある

いくつかの感染発生事例では、「ウシに関する感染原因を探しても、原因食材が特定できない」ということがしばしばあります。野菜が感染源と疑われたとしても、どの段階でその野菜が汚染されたのかが分からないのです。

複雑化した流通では、俯瞰して流通のすべてを把握できないため、最終食品が汚染されていたということも十分にありうるのです。

 

 

こうなってしまうと、段階を見ることができない消費者としては、一か八かの賭けのようになってしまいます。流通が複雑化しても、その商品を消費者にとってもらう以上、各段階での製造に一層の配慮が求められるということでしょうか。

 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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