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腸管出血性大腸菌…実は○○大腸菌の中の一つなんです!無症状から重篤な症状まで起きる?!

 

夏に増える感染症のひとつが、腸管出血性大腸菌による感染症です。そもそも大腸菌というのは、その字のごとく、ヒトや動物の腸管内にいる常在菌です。常在菌というと「無害」という印象を受けると思います。ですが中には、宿主に対しても病原性を持ち、症状を引き起こす大腸菌も存在します。

 

「腸管出血性大腸菌」は「下痢性大腸菌」の中のひとつ

対象に感染して、症状を引き起こす大腸菌のことを、「病原大腸菌」といいます。その中でもヒトに下痢を起こすものは、下痢性大腸菌として知られています。この下痢性大腸菌は5つにわけられ、

毒素原性大腸菌

組織侵入性大腸菌

腸管病原性大腸菌

腸管出血性大腸菌

腸管凝集性大腸菌

となり、これらの中のひとつが腸管出血性大腸菌です。

 

二次感染が起きやすい腸管出血性大腸菌

腸管出血性大腸菌の中でも、最もよく知られているのが「O157」だと思います。これは日本での発生の圧倒的多くが、O157という種類の腸管出血性大腸菌によるものだからです。

このO157でもそうですが、腸管出血性大腸菌は二次感染が起きやすいとされています。二次感染というのは、感染者の糞便から感染したり、共有タオルなどから感染することです。

なぜこの二次感染が起こりやすいかというのは、腸管出血性大腸菌は100個程度の菌が体の中に侵入しただけで、症状を発症できるためです。

さらに菌自体も強く、胃酸の中でも生存できる酸抵抗性を持っているため、二次感染が起こりやすいです。

 

引き起こされる症状はさまざま

腸管出血性大腸菌によって引き起こされる症状は、様々です。

感染しても無症状で済んでしまう

軽度の下痢

激しい腹痛

頻回の水様便

激しい血便

重篤な合併症

このように人によっては無症状、人によっては重篤となり得るのです。

 

 

夏は腸管出血性大腸菌の発生しやすい季節です。特に免疫力の低い、子どもやお年寄りが発症した場合、症状が重篤なものに移行することも十分ありますので、日々の生活の中で注意を払いましょう。

 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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