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交通事故、転落事故…外傷性脳損傷でおこりやすい後遺症・頭部外傷で起きる脳損傷…その症状とは?

事故2

思わぬ事故で意識を失って、なんとか一命を取り留めたけれど、なんだか様子がおかしい。手足は普通に動くのになぜ?外傷性脳損傷で起こりやすい後遺症についてまとめます。

 

受傷後意識を取り戻した頃

起きてはいるものの、まだ意識がはっきりとしない「意識障害」の状態かもしれません。夜間に起きて不穏になったり、逆に日中は呼びかけてもなかなか起きなかったり。まずは心身の機能の安定、生活リズムの安定を目指します。

 

意識障害から脱した頃

後遺症が見えてくるころです。

 

・自発性低下

自分からは何もしないが、外から何らかの刺激が与えられると反応を示す。無関心に見える。

 

・脱抑制、社会行動障害

社会的な許容範囲から逸脱した行動をとる。なんでもないようなことで殴りかかるくらい怒ったり、ギャンブル、窃盗など。本人はしていけないことだと認識していても、止められない。謝るが、同じことを繰り返す。

 

・遂行機能障害

複数のことを同時に進行できない、要領が悪い、問題解決ができない

 

・記憶障害

新しいことが覚えられない、受傷した時のことや受傷した時より前の事が思い出せない

 

・注意機能障害

ボーっとしている、注意が散漫、集中できない、声をかけられても集中しすぎて気がつかない

 

・反復・常同性

同じことを何度も繰り返し行なったり、語る。行動がパターン化される。手を洗い続けたり、歯を磨いて、風呂に入ってを繰り返しているなど

 

・気づきの欠如

上記のような症状があるのにもかかわらず、自分で気がつくことが乏しい傾向があります。人から指摘されると、拒絶したり、「わかっている」と述べても、それに対して対策をとったりすることはない。受傷後変わったことがあるか尋ねると「ない」と答える。

 

症状が軽症な場合は、入院中はわからず、退院したり復職したりして気がつくこともあります。

 

外傷性脳損傷の治療とリハビリテーション~急性期から慢性期まで~

交通事故やスポーツでの頭部外傷など、様々な理由で起こる外傷性脳損傷。外傷性脳損傷の治療と、その特性についてまとめます。

 

外傷性脳損傷とは

・外力が加わった場所に受ける直撃損傷と反対側の脳が受ける反衝損傷

頭蓋骨骨折を伴ったり、硬膜外血腫、硬膜下血腫、脳挫傷、脳内血腫などが認められます

・びまん性の脳損傷

直撃損傷と反衝損傷を結ぶ直線を軸にその周りがびまん性に損傷します。脳の神経細胞の一部の軸索が損傷します。脳しんとう、びまん性軸索損傷が認められます。

 

外傷性脳損傷の治療

障害の程度や損傷した部位によって、治療方法が選択されます。

急性期

・医学的な管理が中心となります。

・生命維持のための全身管理

・場合によっては、脳の血腫の除去や骨折の修復、内臓の損傷に対する手術が行われます

・肺炎、感染症、腎不全、肝機能障害などの二次的合併症を予防します

・リハビリテーションでは、麻痺に対するリハビリ、筋力が低下したり、関節が固くなったり、床ずれが起きないように、全身状態を見ながら訓練を開始します

 

亜急性期

医学的な管理が継続されます。

・全身状態が安定してくると、運動機能の改善を目的とした訓練も開始されます。

 

慢性期

・全身状態の安定、運動機能が改善し、意識もはっきりしてくると、認知障害が問題となってきます。認知機能の評価、リハビリテーションも行われます。退院後も、外来でのリハビリテーションが継続となる場合もあります。

 

外傷性脳損傷の特徴

・身体機能の障害が残ることは少なく、認知機能の障害(高次脳機能障害)残ることが多い

・脳卒中などに比べて、時間が断つことで改善することがある

・受傷以前と同じように働ける人もいれば、重度の障害が残る人もいるので、どの程度改善するかは一概にいえない

・意識障害の長さ、記憶障害の期間や程度が関連する可能性がある

 

外傷性脳損傷は比較的若年の受傷者が多いため、家庭復帰や復学・復職などの社会復帰で問題が出てくる可能性があります。

 

外傷性脳損傷でのリハビリは一体何年続けることになるの?職場復帰はできるの?

頭部を強打したときには、脳がダメージを受ける外傷性脳損傷の可能性も否定はできません。

外傷性脳損傷になってしまった場合、治療とともにリハビリが行われます。

 

・意思の疎通などは回復しやすい

外傷性脳損傷のリハビリは2種類に分かれており、急性期リハビリと回復期リハビリがあります。

急性期リハビリで改善を目指す意志の疎通、一般的な日常生活における移動や運動機能については、どちらかと言えば予後が良いです。

普段通りとまではいかなくても、ある程度意志の疎通が出来る方は非常に多いのです。

受傷後数か月まではとくに回復が見られやすいのも特徴で、早期の治療・適切なリハビリで、日常生活に戻れる可能性が高まります。

 

・社会生活リハビリは年単位

日常生活には戻れても、会社に復帰したり学校に復学したり、というのには時間がかかるケースが多いです。

高次脳機能障害といって、感情の抑制や行動の順序立てなどの能力が著しく劣ってしまうことから、社会生活が難しいです。

急性期リハビリが終わって通院によるリハビリをするので、ここからは回復期リハビリになりますが、回復期リハビリは年単位での時間がかかります。

人によっては0年間のリハビリの末に、ようやく社会復帰できたという方もいるくらいです。

 

外傷性脳損傷における、総合的なリハビリ期間は年単位でかかるものと予測してください。

特に意識回復までの期間が長かった場合には、リハビリ期間が長くなりがちです。

また、人によっては社会復帰せずに生きていくしかない場合もあるので、家族や周囲の精神的なサポートは欠かせないと言えるでしょう。

リハビリの経過が気になるときには、専門医に聞いて今の状態とリハビリの進み具合を確かめてみてください。

 

外傷性脳損傷って何だろう?頭部外傷で起きる脳損傷…その症状とは?

脳の損傷、と聞くとなんだか大病ではないかと思えますが、ちょっとした事故などでも脳損傷が起きることがあります。

ここでは、外傷性脳損傷とはどんなものかを、紹介します。

 

・頭部外傷で起きる脳損傷

外傷性脳損傷とは、頭部の外傷で起きる脳損傷のことを指しています。外傷の原因は様々で、アメリカでは年間100万人以上が外傷性脳損傷になります。

国に関係なく多いのが交通事故による外傷性脳損傷で、死亡することも珍しくはありません。

幼児や高齢者に多いのは転倒で、転んだ場所にものがあったり固いアスファルトの上だったりすると、外傷と脳損傷がひどくなりやすいです。

また、暴行を受けたりして出来た傷でも、外傷性脳損傷が現れることがあります。

 

・暮らしにくさに直結する

外傷性脳損傷になってしまった場合、頭痛や吐き気、瞳孔拡大、手足のしびれ、バランス障害(きちんとバランスを取れない)、耳鳴り、記憶力の低下、注意力の著しい低下、混乱などの症状に悩まされます。

脳は、全身の動きを管理しているので、脳が傷つく外傷性脳損傷では、体全体に症状が出てしまうのです。

これらの症状のために、日常生活を上手に送ることができない方は、たくさんいます。

 

・人格変化が周囲を戸惑わせる

外傷性脳損傷が持つもうひとつの問題が、人格変化です。記憶力や注意力の低下とともに、今までにはなかった言動や、激しい感情の動きがみられやすいです。

そのため、耳鳴りや手足のしびれが徐々に改善しても、以前のように社会でうまくやっていけないケースがあるのも事実です。

特に身近な家族などの前では感情が爆発しやすく、看護をしている家族が疲れてしまうこともあります。

 

外傷性脳損傷は、その80%が軽度と言われており、予後が絶対に寝たきりになってしまうような怪我ではありません。

ただし、人格変化などの日常生活に与える影響の大きさから、治療と受容には時間を要します。

 

頭部外傷の3つの種類を知って症状を見極めよう~たんこぶの種類と原因~

ほとんどの方は頭をぶつけてたんこぶができた、という経験をしたことがあるでしょう。このたんこぶは、皮下出血によるもの。たんこぶのように、緊急を要しないものもあれば、脳挫傷やくも膜下出血など生命に関わるものもあります。

特に子供はよく頭を打ったりしますよね?どんな症状があり、どういうところに気をつけるべきか解説をしたいと思います。

 

◆頭部外傷は3種類

頭を打ったりしたときの頭部外傷には以下の3つの種類に分けられます。

 

1.皮膚への外傷

一般的にたんこぶと呼ばれるものです。たんこぶは皮膚の下での内出血をした状態をいいます。頭部に切り傷がある場合は、出血をしたりもします。

ほとんどのたんこぶは、打った直後から打った場所が膨れ始め、自然に回復します。

1~2週間で改善する事が多いですが、治りが遅い場合やいつまでたっても痛みが引かない場合は病院を受診したほうがよいでしょう。

 

2.頭蓋骨の損傷

主に骨折です。頭を強く打つと、その衝撃で頭蓋骨が折れてしまうことがあります。ひびが入る程度であれば、自然に治癒するのを待つことが多いですが、複雑な骨折は危険です。

特に頭の内側に凹むように骨折をした場合は、手術して治す必要があります。

頭蓋骨を骨折しているときによく見られるのが、耳や鼻の穴からの血液交じりの水が出てくることです。

割れるように頭の痛みがする場合や上記の場合は、緊急に病院を受診してください。

 

3.脳への損傷

一番怖いのが脳挫傷やくも膜下出血などです。

頭の打ちどころが悪く、出血した場所が悪ければこのように命に関わってきます。

 

このような症状はありませんか?

・頭痛がどんどんひどくなる

・吐き気や嘔吐がある

・意識がもうろうとする

・物が見えにくい(焦点が合わない)

・手足の動きがおかしい(ろれつが回らずしゃべれない)

・痙攣を起こしている

・傷からの出血が激しい

 

軽い頭部外傷の場合、冷やすことで症状を落ち着かせます。しかし上記のような症状があれば、一刻も早く病院を受診する必要があります。

脳で出血が激しい場合、神経を圧迫したり傷つくことで麻痺が現れます。一刻も早く出血(血液の塊)を除去し、生命の危機から脱することが重要です。

少しでもおかしいなと感じたら、病院を受診しましょう。

 

たんこぶの種類と原因… できる場所で名称が違う!

頭をぶつけるとできるたんこぶ・・・。この「たんこぶ」と呼ばれる状態は内出血をした際、行き場のなくなった血液が皮下に溜まり盛り上がったものです。

 たんこぶはできる場所によって名称が違います。

 

たんこぶの状態と種類

皮下血腫

一番なじみのあるたんこぶがこの皮下血腫です。さわると固く、移動性はありません。ほとんどの皮下血腫は1~2週間で自然に吸収されます。

 

腱膜下血腫

腱膜と骨膜の間にたまります。皮下血腫に比べ広い範囲が膨れます。何日か経過すると、溶けた血がぷよぷよやわらかく感じます。

 

骨膜下血腫

骨膜と頭蓋骨の間にたまります。

 

どの血腫も、血液の塊ができる場所が良くない場所であれば、注意が必要です。自然に吸収されるほどのたんこぶであれば、そのまま経過観察を行います。

 

しかし、塊が大きい・血腫の場所が悪い場合は手術によって取り除きます。脳の血腫は、大事な神経を圧迫したりすることで麻痺を起こしたり、生命にも大きく関わりがあります。

 

頭を打った後の体の異常が脳のダメージへのサインになることもあります。頭を打ったら体に異常がないかを確認し、少しでも異変が見られたら病院を受診しましょう。

 

たんこぶだから大丈夫は嘘!?たんこぶの状態と中身を解明!

頭をぶつけると『たんこぶ』ができます。たんこぶだったら大丈夫と言う人もいます。

 

ではたんこぶとは一体なんなのでしょうか?そしてたんこぶは大丈夫という言葉は本当に正しいのでしょうか?

 

たんこぶの中身は?

たんこぶの正体は血液やリンパ液です。頭をぶつけた際に皮膚が切れてしまえば、血液やリンパ液が外へ流れ出るためたんこぶはできません。

 

なぜ頭にしかたんこぶはできないの?

たんこぶは頭やおでこなどにしかできません。その理由は骨にあります。体のどこかをぶつけた際、まずはじめに皮膚の中に傷ができます。そしてその傷から内出血をします。

 

内出血をした場所に骨などの硬い組織があり、血液やリンパ液を吸収する場所がなければたんこぶとなります。しかし、硬い組織に覆われていない場所であれば、皮下出血となり、青あざの状態になります。

 

頭には、脳を守るため大きく硬い骨で覆われていますので、血液の逃げ場がなくなり、たんこぶとなるのです。

 

たんこぶができれば大丈夫は間違った認識!!

頭をぶつけると、たんこぶができているか確かめる人がいます。それは、たんこぶができれば大丈夫という間違った認識からでしょう。

 

しかし、脳の損傷とたんこぶは無関係です。大きなたんこぶができ、脳にダメージを受け手術となるケースもあるからです。まずは間違った認識を捨てましょう。

 

頭を打ったら、以下のことを確認しましょう。

 

●意識、吐き気、頭痛などの様子をみる

●激しく頭を打った場合や様子がおかしいときは救急車を呼ぶ

●傷や出血がないかを確認する

●少しでも意識を失ったら即病院を受診する

●高齢者や子供で大した怪我でなくとも、病院を受診する

 

高齢者は1~2ヶ月くらい経って症状が出ることもあります。まずは頭を打ったら、脳に損傷を受けていないか?が重要です。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2012/04/28-361320.php

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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