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外傷性脳損傷の後遺症!遂行機能障害のリハビリテーション

机上

外傷性脳損傷による後遺症で起こりやすい症状の一つに、遂行機能障害があります。遂行機能障害とは、理論的に考え、計画し、問題を解決し、推察し、行動することができない、またそれを評価・分析できない状態の事を指します。人が社会生活を営む上で、効率よく行動できるのはこの遂行機能のお陰です。この遂行機能障害に対するリハビリテーションの一例をまとめます。

 

直接訓練

机上の課題が多く用いられます。

・計画課題:スケジュールや献立などの計画を立てます

・問題解決課題:文章を読んで、問題をときます。

・数独などの数字パズル

・新聞、電話帳、地図、時刻表などを使って、目的のものを調べる課題

・人生ゲームやRPGなどのゲーム など

 

課題に特異的な手段の練習

例:食事の準備をする

・棚の引き出しを開ける

・引き出しから箸を二膳取り出して、引き出しを締める

・棚の扉を開ける

・棚の中から茶碗を2つ取り出して、扉をしめる

・箸と茶碗をテーブルに並べる

などのように、1つの行動を細分化して単純な作業になるように分解します。自分自身で行動を細分化して、チェックリストをつくるなどして行動化できるように練習します。

 

言語で行動を調整する

遂行機能障害の人はしばしば、自分では行動できないけれど、人からヒントを貰えば行動が出来る人がいます。しかし、自立を目指すためには人にいつもヒントを貰っているわけには行きません。そこで自分で自分に指示出しができるように練習します

・それぞれの動きについて述べ、その意味をはっきり声に出していう。

・声に出してできるようになったら、徐々に声の大きさを小さくして、小声でささやきながら同じ作業をしてみます

・小声でもできるようになったら、心のなかで言いながら作業をしてみます

 

問題解決の練習

・目的を達成するために、どんな方法があるか、なるべくたくさん案を出してもらいます。出してもらった案を行うためにどんな方法があるか、更に細かく案を出してもらいます。最も対処しやすい方法を見つけて実行し、その後振り返って評価します。

・短い文章の中から適切な情報だけを抜き出す

・複数の情報を一度に処理する

・日課表やスケジュール表をつくる

・4人での家族旅行をいくつかのパンフレットから検討する など

 

実際の生活に近い形のリハビリが求められます。また、家庭内での役割、仕事の方法について具体的な方法を検討し、練習する場合もあります。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/07/12-380135.php ) 

著者: amママさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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